ここ何年か世界各国で「スシブーム」ですが、実は外国人の間でお寿司にまつわる誤解はまだまだ多いんです。今回は、「スシ」にまつわる誤解をご紹介します。
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■お寿司の勘違いその1 「スシを食べると痩せる!」
ヨーロッパでは何年か前からスシブームが起きています。筆者の出身地であるドイツでも回転寿司をよく見かけますし、スーパーや地下街など至る所で「スシ」を見かけるようになりました。しかし、その宣伝文句を見ていると気になることが......。そこには「スシはヘルシー」「スシを食べると、エネルギーが出る!」「スシはカロリーが低い!」などと書かれています。ドイツの雑誌にも「スシであなたも痩せられる!」なんて特集があったりします。そう、ドイツを含むヨーロッパでの「スシ」のイメージは限りなく「ヘルシー」なのです。そのため「スシを食べると痩せる!」と思っているドイツ人は多いです。
確かにお寿司には油が使われていないので、ヨーロッパでよく食べられている豚肉やフライドポテト等と比べるとスシの方がヘルシーかもしれません。でも、「スシを食べると痩せる!!」というのは違う気がします。実際筆者はお寿司を食べても全然痩せませんでした。炭水化物ですし、当たり前ですね。
そうは言っても欧州人にとっての「スシ」は限りなくヘルシーでエキゾチックなものなのです。もしかすると、ドイツ人にとっての「スシ」は日本人にとっての「ヨガ」のようなものかもしれません。
■お寿司の勘違いその2 「高級な寿司イコール回転寿司!?」
お寿司にまつわる勘違いといえば、もう一つあります。
日本在住で日独ハーフである筆者は、日本に遊びに来るヨーロッパの人達とご飯を食べる機会がよくあります。その中で気付いたこと。それは、多くの欧米人が「寿司イコール回転寿司」だと思っていることです。回転寿司がいわゆるファーストフードであるという感覚はそこにはなく、回転寿司が高級な寿司だと信じてやまない人が結構います。
もちろん高級寿司と回転寿司の違いを知っているグルメな外国人もいます。でも、もしあなたが欧米人に「寿司を食べに行こう」と誘われたら、それは回転寿司である可能性が限りなく高いでしょう。
お寿司に限らず、日独ハーフの私には「もっと日本文化を分かってもらいたい!」という気持ち強いのですが、外国から観光客がいっぱい来る2020年は良いチャンスかもしれません。今から楽しみです。
みなさんも「日本のココをもっと外国人に理解してほしい!」と感じたことはありますか?
文●サンドラ・ヘフェリン
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