みなさんは、テンションが上がっているときと、そうでないとき、どちらが実力を発揮できますか? 答えは簡単ですよね。部活でも、恋愛でも「おらぁぁぁ!」などと声が出てしまうほど、テンション高く情熱的にやっているほうがいい結果が出るに決まっています。
人間とは面白いもので、1円にもならない文化祭や部活には必死で取り組み、お金になるはずのアルバイトは嫌々やっていたりします。しかもやっぱり、テンションが上がっているときのほうが、湯水のようにアイデアが湧いてくる。自分自身が成果を追い求めているから、1日24時間のうちなるべく多くをそれに使いたいと願う。一方、テンションが上がらないことなどは早く終えたくて仕方がない。みなさんにとって就活はどちらですか?
ここでデータを見てみましょう。2015年卒の学生に就活を開始した理由を聞くと、就職活動を開始した理由は「就職活動に対する不安を少しでも減らすため」がダントツの39.2%。「早く就職活動を始めなければという焦りがあった」が2番目の21.7%。合わせると6割を超えるのです。それ以降は「自分がどんな業種に魅力を感じるのか早く知りたかった」10.4%、「自分が魅力を感じる企業を早く見つけたかった」9.5%と続きます。6割以上が「やるぞー!」というポジティブな動機でなく「やばいなぁ」というネガティブな動機で就活を始めたのかな、ともとれるデータです。
ここで、「やばいなぁ」という気持ちに突き動かされ、本当は逃げたいと思いながら就活をしているという人に提案があります。
勝ち抜くためにも、テンションを上げてみませんか?
サッカー日本代表の長谷部誠選手が『心を整える』という書籍を書き、ベストセラーになっています。この本が言い表すとおり、いきなり試合に入るのでなく、試合に入るためにはまずメンタルを整える必要があります。そして、結果はメンタルに大きく依存してきます。
では、みなさんはどんなときにテンションが上がるのでしょうか。仮にですが、「苦楽を共にできる仲間がいる」「わかりやすく、惹かれる目標がある」時などはテンションが上がりませんか? であれば、仲間をつくって、成功を分かち合ってください。目標を決め「俺は○○商事に入って彼女を驚かせる!」などと毎晩、成功イメージを想像してから寝てください。自分がどんなときに動きたくなるのかを知っておくことは、今後も成長を続けるために重要なことです。
それでもテンションが上がらなければ、みなさん、怒ってみませんか? そして「生き抜く!」と腹をくくってみませんか?
どんなドラマやマンガが流行るかは、その時代の影響を強く受けます。そして、昨年流行した『半沢直樹』や『進撃の巨人』に共通していることは、社会に対する苛立ちや反骨精神を表現していること。
年金では損をさせられるかもしれない。少子高齢化だ、経済の縮小均衡だ、そんな世の中に生まれたにも関わらず、「情熱的な人材がほしい」などと言われ、ともすれば「ゆとり」などと言われる。この理不尽、腹が立ちませんか?
怒りは、ときに激しいテンションUPをもたらします。怒りをパワーに変えることで、少々の挫折でも前向きに乗り切ることができるのです。そして、企業の人たちの考えを理解し、自分が得意とするところを見つけ、それを上手くアピールしてやりませんか? 少々古いのですが就活の「倍返し」してやりましょうよ。実力を身につければ、フリーエージェント状態ですよ。転職市場が整備されている限り、給与は、人材の実力に比例します。そして、『進撃の巨人』の若者たちのように「死んでたまるか」とあがいてみるのはどうでしょうか。
ちょっと熱くなりすぎてしまいましたが、それくらいのマインドで就活に臨めば怖いものはないはずです。
文●夏目幸明
【調査名】2015年卒マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査
【調査方法】2013年11月14日時点のマイナビ2015全会員にハイブリッドDM(WEB DM)で配信。その後、定期的に新規登録会員にハイブリッドDM(WEB DM)を配信。
【調査期間】2013年11月14日〜11月27日
【有効回答数】6,303件
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