授業、サークル、バイトなど、学生生活を振り返ってみると思い出が尽きません。でも、「あの大学に入っていたら今頃どうなってたんだろう......」なんて考えてしまうことありませんか? まさに来年の春、学生生活を終えようとしている内定学生481人に「大学受験をやり直せるとしても、今通っている大学に入りたいですか?」と聞いたところ、33.5%が「別の大学に入りたい」と回答。入り直したい大学として人気トップだった4大学をその理由と共にご紹介します。
■トップを極めたい願望が満たされる「東京大学」
・No.1になりたい(男性/慶應義塾大学)
・今より上を目指したいから(女性/慶應義塾大学)
・どうせなら、日本の最高学府に行きたい(女性/神戸大学)
・研究費がたくさんあり、実費が少なくなるため(男性/筑波大学)
・ブランド力がNo.1だから(男性/中央大学)
・受験生の時に目指していたから(女性/慶應義塾大学)
言わずと知れた日本トップ大学。どうせなら頂点を目指したいという志の高い意見が多かったです。現状でも十分満足できそうな高学歴の方々ばかりでしたが、一番じゃなきゃダメなんですね。
■いろいろな人がいて楽しそう「早稲田大学」
・さまざまな世界が開けていて、いろんな人から刺激を受けられるから。環境が整っているから(女性/学習院女子大学)
・東京に行きたい(女性/岐阜大学)
・憧れがある。今の大学よりイメージが良い(女性/法政大学)
・第一志望だったから(男性/青山学院大学)
・早稲田コンプレックス。明治も楽しかったけどやはり行ってみたい(女性/明治大学)
・落ちたから(男性/明治大学)
バンカラで自由な校風の下、個性豊かな人が集まるイメージがあるようです。スポーツやサークルも盛んで「楽しい学生生活が送れそう」という意見が多数でした。
■鉄壁のブランド力「慶應義塾大学」
・有名大学に入って友達を作りたいから(男性/湘南工科大学)
・規模の大きい共学の総合大学に入って、多くの人と知り合いたい(女性/お茶の水女子大学)
・共学で頭のいい大学の方がより楽しかったかもしれないと思うから(女性/日本女子大学)
・ネームバリュー(女性/立命館大学)
・圧倒的なブランド力、派手さ(男性/上智大学)
・かっこいいから(女性/明治大学)
知名度や難易度を含めた抜群のブランド力が、多くの人からの支持を集めました。「人脈が広がりそう」、「なんとなくかっこいい」といったイメージが定着しています。
■自由な校風が魅力「京都大学」
・よりレベルの高い大学に入りたいから(女性/大阪大学)
・自由でエネルギッシュなイメージだから(女性/駒澤大学)
・校風に対してすごく憧れがあるから(女性/関西大学)
・第一志望だったし、そこを卒業した同級生たちがとても幸せそうに見えたから(女性/岡山大学大学院)
・早稲田は変わっている人が多いと思ったが、入ってみるとそうでもなかった。京都大学は本物がいると感じるため、そのような環境で学んでみたい(男性/早稲田大学)
・有名大学だし、歴史があるから(男性/立命館大学)
偏差値の高さはさることながら、自由で快活なイメージがある京都大学。その校風や雰囲気に対する強い憧れを持つようです。立地も含めた学習環境も魅力ですね。
上記以外の大学を選んだ人たちの意見もご紹介します。
・お茶の水女子大学。女子としての進路選択の幅が広がると思うから(女性/東京大学)
・関西学院大学。今の大学より家に近いから(女性/武庫川女子大学)
・関西大学。偏差値はさほど変わらないのに、世間のランクとして明らかな線引きがある(女性/近畿大学)
・慶應、早稲田、ICU。就活で、関関同立組の中途半端な実力を悔しく感じた。関東の大学に通って、関東で就活したかった(女性/立命館大学)
・都会の大学。田舎で暮らすことで生活の不便さをより実感したから(女性/島根大学)
・MARCH以上。いいところに就職できそう(男性/東海大学)
・海外の大学。でもお金がないので、早稲田で満足している(女性/早稲田大学)
・青山学院大学。箱根駅伝強そう(女性/鶴見大学)
全体的に多かったのが「もっと楽しい生活ができそう」「ブランド力があるので就活に有利」「よりいい環境で勉強したかった」という意見。高校生の頃、単純なイメージや友達の影響などで進学先を選んでしまったなんていう人も、実際の学生生活や就活を経て、より現実的な部分に目が向くようです。また、「第一志望だったけど落ちてしまったから」というコンプレックス系の理由もたくさん見られました。今の生活や環境に不満がある人ほど、別の大学に行って人生を変えたかったと思う傾向にあるようです。
文●うすこ
調査期間:2013年11月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:19〜29歳までの内定学生481人(インターネットログイン式アンケート)
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