面接官が食いつく!? 「趣味・特技」欄、みんな何て書いてる?

更新:2016/01/28

内定・内定辞退

面接官が食いつく!? 「趣味・特技」欄、みんな何て書いてる?

履歴書やエントリーシート(ES)に必ずある「趣味・特技」の欄は、「当たり障りなく書けばOK」と軽く考えている就活生も多いはず。でも実は、面接官の興味を引くことができれば、会話が弾むきっかけになってくれる、侮れない項目なのです。では、内定した学生たちはどんなことを書いていたのでしょうか。



●コメントを加えて具体的にする

・趣味/写真撮影。日常の風景をいかにきれいに切り取るかが面白い。特技/スキー。部活動の冬合宿でコーチをした際に役立った。(女性/21歳/建設・土木内定)

・趣味/建築物を見る。色々な建築物を見ながら歩いています。特技/手先が器用なこと。2cm角の紙で立体的なバラが折れます。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)

・高校の部活動から本格的に始めたサッカー。現在は中学生から社会人までがプレーするクラブチームに所属。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)

・ランニング。週に一度、5〜10キロを時には1人で走り、時には友人と会話をしながらジョギング。大学卒業までにハーフマラソンに挑戦し、将来はフルマラソンを完走したい。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)



熱中していることがあるなら、「写真」「サッカー」などと一言で済ませてしまうのはモッタイナイ! 自分がどんな風に楽しみ、そこでどんな経験をしてきたか、これからの目標などをできるだけ具体的に書くと、読み手に与える印象も強くなります。



●アルバイトで培った経験も特技になる

・お好み焼きを作ること。お好み焼き屋でバイトしていたので。(女性/24歳/医薬品・化粧品内定)

・特技/早起き。早朝5時起きの書店アルバイトで身に付けた。(女性/22歳/マスコミ・広告内定)

・洗濯機の据え付け。大学生協でそのアルバイトをしていたため、工具の使用やアパートの設備に詳しくなった。(女性/22歳/マスコミ・広告内定)



アルバイトでがんばった経験や技術も、人にはないものなら立派な特技。志望する業種や職種に関係なく思えても、会社に貢献できる意外なスキルが見出されるかも。



●「ん?」と思うようなことでも堂々とアピール

・特技は、どこまでも歩けること。具体例を示し、文系女子に欠けがちな行動力や体力があるとアピール。(女性/22歳/通信内定)

・Yシャツのアイロンがけ。(女性/22歳/生保・損保内定)

・人に物事を教えること。(男性/23歳/金融・証券内定)

・タイの首都の正式名を言うことができる。(女性/22歳/運輸・倉庫内定)

・特技は人混みを早く抜けること。(女性/23歳/不動産内定)

・利き牛乳。(男性/22歳 /印刷・紙パルプ内定)

・趣味/動物番組の観賞。(女性/21歳/小売店内定)

・献血。(男性/25歳/食品・飲料内定)



極端なおふざけはNGですが、人生の楽しみ方や打ち込む対象は人それぞれ。「これはどういうこと?」と面接官に説明を求められたら、チャンスです!



履歴書やESの「趣味・特技」欄は、「自分の好きな事」を自由にアピールできるところ。自分がどんな人物なのかを知ってもらい、面接官との円滑なコミュニケーションのきっかけを作ることもできます。自分が愛してやまないことがあれば、堂々と、率直に書いてみてはいかがでしょうか?



文●鈴木恵美子



調査期間:2013年11月

アンケート:フレッシャーズ調べ

集計対象件数:学生362件(インターネットログイン式アンケート)

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