残りものが激ウマ!? 地元民に人気のマイナーおやつ「ぼったら(埼玉県)」「あんびん(山梨県)」

更新:2016/07/21

社会人ライフ

おばちゃんが作ってくれる懐かしい味のオヤツは、どこでも食べられるわけではありません。家にある残りものを揚げただけで激ウマ! なんてお菓子もあるそうですが、みなさんの地元には人気のオヤツがありますか? 社会人のみなさんに聞いてみました。

■お餅のいろんな楽しみ方

・京都府「あぶり餅。向かい合って2軒の店があり、いつも張り合っている」(女性/25歳/医薬品・化粧品)
・奈良県「焼いた餅をお湯(正月なら雑煮の汁)に浸し、そこに砂糖タップリで黄粉を付けて食べるというもの。大人になるに従ってまったりした甘さを敬遠するようになったので今は食べないが、亡くなった祖母が好きでよく食べさせて貰った思い出の味」(男性/35歳/金属・鉄鋼・化学)
・岐阜県「ぼたもち。農業祭では大人気で30分しないうちに売り切れる」(男性/47歳/電力・ガス・石油)

材料を工夫すれば、さまざまな味が楽しめそうですね。

■せんべいといえば?

・長野県「ニラせんべい。ばあちゃんがよく作ってくれました」(男性/48歳/電機)
・大阪府「たこせん。近所のたこやき屋さんが、たこ焼き2個をえびせんで挟んだものを100円で売っていた。いつも小学生で賑わっていた」(女性/33歳/小売店)

シンプルだからこそ、素材の味を楽しめます。昔の人は、こういうお菓子を手作りしていました。

■懐かしいお団子

・福岡県「かけたざらめが溶けた熱々のおだんご。毎年お盆のときにおばあちゃんと一緒に作った。大好物でたくさん作っていた」(女性/33歳/運輸・倉庫)
・大阪府「豆腐だんご。簡単で大量に出来るので、小さいときに作りまくって近所に配った」(女性/24歳/食品・飲料)
・熊本県「いきなり団子。誰に食べさせてもうまいとうなる一品として有名」(男性/46歳/その他/クリエイティブ職)

「いきなり団子」には、サツマイモと小豆餡が入っています。お土産としても人気です。

■まんじゅうはおばあちゃんの味

・山梨県「あんびん(中の餡がさつまいもやカボチャなどのおまんじゅう)。お祖母さんが作ってくれた」(女性/33歳/学校・教育関連)
・愛知県「さつまいもと小麦粉の生地を蒸した、鬼まんじゅう。祖母に会うと時々くれるので、懐かしい味となっている」(男性/22歳/自動車関連)
・埼玉県「焼きまんじゅう。大阪出身の友人に食べさせたら、こんなにおいしいものがあるのかと驚いていた」(男性/30歳/電機)

手作りまんじゅうの味は格別。そんなオヤツを作ってもらえるとは羨ましい限りです。

■お湯で練る、揚げる

・広島県「はったい粉に砂糖を入れて、お湯で練って食べるおやつ。祖母と母が小さい頃に食べていて、寒い季節に食べると体が温まる」(女性/32歳/ソフトウェア)
・山梨県「小麦粉を水で溶いただけのものを薄く焼いて、醤油で食べる薄焼き。小腹が空いたとき、よく自分で作って食べていた」(男性/50歳/建設・土木)
・埼玉県「小麦粉を水で溶かして、ソースを入れて焼く、ぼったら。今でもたまに食べたくなる」(男性/39歳/情報・IT)

小麦粉や砂糖など、どの家庭にもあるような素材を使ったオヤツはすぐに作れそうですね。

■めずらしいお菓子も

・静岡県「いもけんぴ。だんだんしっとりするがその頃もおいしい」(女性/32歳/食品・飲料)
・京都府「地元のと言うより祖母の味だが、冷やししるこや冷やし甘酒はよく作ってもらった。他府県出身の友人が遊びに来たとき、冷たいのは初めて食べた(飲んだ)と言われて驚いた」(女性/26歳/団体・公益法人・官公庁)
・三重県「忍者のかた焼き。かた焼きを食べるのに苦労した」(男性/30歳/運輸・倉庫)

「忍者のかた焼き」とは、日本一かたいといわれているのだとか。叩き割るための木槌がついてくることも。

どれもこれもおいしそうで、全部食べてみたくなりました。地元のお菓子の話は、初対面の人とも盛り上がれそう。職場でのコミュニケーションにいかがですか?

文・OFFICE-SANGA 渡邉久美子

調査時期:2015年5月
アンケート:フレッシャーズ調べ
計対象数:社会人368人(インターネットログイン式アンケート)

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