毎年繰り広げられるバレンタイン商戦。昨今では、1粒300円以上するような高級チョコレートが人気筋だそうだ。女性が意中の男性に告白するためのイベントだったはずが、義理チョコ、友チョコ、果てはオネエチョコまで、なんだか様子が変わってきてしまった。もちろん職場においてもバレンタインはイベントだ。しかし! 20代の社会人584人にアンケートをとったところ、驚くべきホンネが見えてきてしまった。
■イベント化する職場。でも、もらう男性はやっぱりうれしい
女性に聞きます。職場で義理チョコをあげたことはありますか?
はい 43.3%
いいえ 56.7%
男性に聞きます。職場で義理チョコをもらうとうれしいですか?
はい 58.3%
いいえ 41.7%
職場での義理チョコについて聞いてみたところ、女性は4割程度が渡したことがあると回答。6割弱の女性が職場でチョコを配った経験がないというのは意外な結果である。
「あげたい人たちがあげている。(26歳/学校・教育関連)」や「抜け駆け禁止なので渡せない。(27歳/運輸・倉庫)」といった意見、なかには、「女性が私一人なので、いかに安くたくさんチョコを詰められるかを毎回考えて、いろいろなお店でたくさんチョコを買います(25歳/運輸・倉庫)」といったツワモノも!
そんな女性陣に対し、もらった男性はたとえ義理であってもやっぱりうれしいというのが過半数。そこは、甘い物が苦手であっても関係ないらしい。
■本当はイヤイヤの職場バレンタイン。礼儀として禁止の会社も
職場でのバレンタインをイベントとして楽しめていますか?
女性
はい 17.5%
いいえ 82.5%
男性
はい 20.8%
いいえ 79.2%
しかし、バレンタインイベントを楽しんでいるかどうかを聞いたところ、双方ともに8割が楽しめていないとの回答がきた。これでは、渡すほうももらうほうも意味がないのでは? そのあたりのホンネを女性たちに聞いてみた。
「勘違いされると困る人には渡さない。(24歳/電機)」
「直属の上司や同期など、普段から交流のある人に渡す。相手が気を使わないですむように人を選ぶ。(24歳/生保・損保)」
なかには、「お金がもったいない。その日は会社を休む。(25歳/学校・教育関連)」といった女性もいた。なにもそんなことに有休を使わなくても......。
ちなみに、女性に男性からのお返しに期待しているかと聞いたところ、期待していないと答えた人が63.5%。そのうち、まったく期待していないと言い切った人は16.7%。なんだか寂しいハナシである。しかしながら、「お世話になっている人へのお礼として渡す。(28歳/団体・公益法人・官公庁)」といった女性もいた。
「バレンタインというイベント自体が禁止。(26歳/通信)」という会社もあるようだが、慣例で渡している職場もまだまだある様子。すでに「告白」「恋愛」という枠をはずれて、お中元、お歳暮状態の職場バレンタイン。せめて楽しみになるといいのだが、お金がかかってくるため、それもなかなか難しいのが現状のようだ。
調査期間:2013/02/04〜2013/02/07
アンケート対象:マイナビニュース会員、マイナビウーマン会員
集計対象件数:マイナビニュース会員293人、マイナビウーマン会員291人(ウェブログイン式)
文●エフスタイル
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