★古谷さんからのアドバイス
あなたの入社する会社では新入社員研修として登山を実施するようですが、身体を使った研修はここ最近増えているようです。中には、無人島でサバイバル体験を実施している企業もあるようです。
これには、いわゆる"ゆとり世代"と呼ばれる新入社員に対し、今後仕事をしていく上でぜひ身につけてほしい課題を、頭で学習するだけでなく、身体を使って体得してほしいという意図があります。たとえば、山登りを通じて精神的にも肉体的にも苦しい体験をし、目標に向かって進んでいくことの大切さや、苦しい状況になってもあきらめない強い精神力を学び、頂上に到達したときの達成感を実感してほしい。さらには一緒に頑張った同期生と共に、今後は仕事上での悩みや苦労を乗り越えていってほしい。そんな企業側の願いがあるのではないでしょうか。
もし、あなたが体力に自信がないのであれば歩くことを強化するなどして、目の前の課題に最大限の力で挑んで結果を出せるよう頑張ってみるのもいいのではないでしょうか。
■回答:古谷治子さん
(株)マネジメントサポート 代表取締役社長。著書は「クレーム電話(かんき出版)」、「速習クレーム対応(日本実業出版社)」など25冊以上