社会人になると気になるのが、「実際、みんなどのくらい残業しているの?」ということ。就職活動では勤務時間や休日を確認していても、入社してみなければ実際の働き方がわからないこともあります。
マイナビが全国の20~50代の正社員20,766人などを対象に実施した「残業に関する意識調査2026」では、正社員の約8割に残業があり、現在の残業時間と「理想」とする時間には月平均で約10時間のギャップがあることがわかりました。調査は2026年10月1日~5日にインターネットで実施。正社員20,766人、企業側840人から有効回答を得ています。
現在の職場で残業があるか尋ねたところ、78.1%が「残業がある」と回答しました。
残業がある人の1カ月当たりの残業時間では、「1~5時間」が26.2%で最多。一方、「31時間以上」という人も19.4%にのぼっています。
実際の残業時間は月平均23.8時間。それに対して理想の残業時間は月平均14.1時間となり、9.7時間の開きがありました。
年代別の実際の残業時間を見ると、50代が24.3時間と最も長く、40代が24.2時間、30代が21.3時間と続きます。20代は17.9時間で、4年代のなかでは最も短い結果でした。
また、1カ月の平均勤務日数20.3日に対して、残業日数は月平均12.0日。残業がある人では、2日に1日以上は残業している実態がうかがえます。
一方、現在の残業時間について「満足している」と答えた人は48.3%でした。
残業時間別では、「残業なし(0時間)」の場合は68.5%、「1~5時間」では56.2%が満足しており、残業時間が短い層ほど満足している割合が高い傾向が見られました。
ただし、「31時間以上」残業している人でも25.9%が「満足している」と回答しています。
残業に対する考え方では、「業務が残っていても残業はしたくない」が52.0%、「業務のために残業はすべき」が48.0%と、ほぼ二分する結果となりました。
さらに、残業時間と転職意欲の関係については、54.0%が「残業時間は転職意欲と関係ない」と回答しています。
では、なぜ残業が発生しているのでしょうか。
残業がある人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「突然発生した残業」で41.0%。次いで「人手不足による残業」が39.0%、「繁忙期などの事前に想定できていた残業」が37.2%となりました。
ストレスを感じる残業についても、「突然発生した残業」が61.3%でトップに。続いて「上司・同僚など会社都合による残業」が56.0%、「人手不足による残業」が55.7%となっています。
単純な残業時間の長さだけでなく、「予定外に発生する」「自分ではコントロールしづらい」といった背景も、残業の負担感を考えるポイントになりそうです。
企業側も残業削減を進めています。
企業の中途採用担当者に尋ねたところ、79.9%が残業時間削減に向けた取り組みを「実施している」と回答しました。
具体的な取り組みでは、「業務の見直し・効率化」が56.3%で最も多く、「勤怠管理の強化」が44.9%、「人員増員・採用強化」が43.8%と続いています。
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