社会人のみなさんのお悩みを解決していく連載 #フレッシャーズサバイバル。
今回は、「上司とうまくいかなくてつらい……」というご相談です。
すみません、いきなり身も蓋もないことをいいます。上司とどういう関係になるかって、ぶっちゃけかなり相手次第なんですよ。
部下と親密な関係を築きたいと思っている上司は、接しやすい態度を取ってくれます。部下との関係にあまり関心がない上司は、そっけない態度になりがちです。
つまり潮音さんの上司って……部下との親密度にあまり関心がない人だと思うんです。事務的でかまわないと考えるタイプなんじゃないかな。
でもそれって、別にダメなことじゃないですよ。会社なんだから、接し方が親密でも事務的でも、仕事に支障がなければそれでいいんです。
ただ、現実には潮音さんは上司との関係を気にしすぎて、仕事に支障がでてしまっている状態のようですね。なので、まずは「上司といい人間関係を築かなければ」って思うことをやめませんか?
もっと具体的に言うと、
・上司に好かれたいと思うこと
・上司の顔色をうかがうこと
・言葉の細かいニュアンスを気にすること
・上司の反応を気にすること
これ全部、やめる。
……と言ってもがんばってやめるのはちょっとむずかしいと思うので、設定を変えてみましょう。上司のことを「いい関係を築くべき相手」ではなく、「レストランの店員さん」だと思ってください。イメージとしては、ホテルに入っているようなちょっとハイクラスなレストランかな。
店員さんには失礼のないように接するべきではあるけれど、仲良くなる必要はないですよね?「店員さん、機嫌悪くないかな?」「私のことどう思っているかな?」って気にする必要もないですよね?
もし無愛想な店員さんなら「ああ、そういうタイプの接客をする人なんだな」と思えばいい。注文する時は内容が伝わればいいし、声をかける時は忙しそうじゃないタイミングを狙えばいい。なにか困ったことがある時は、遠慮せずに相談すればいい。
そうやって、あえて「いい関係を築こう」としない接し方だって仕事はできます。むしろ、お互いがお互いのコンディションを過度に気にしないことが前提の関係性は気楽です。
そして、そういった関係性であっても長く付き合っていれば、多かれ少なかれ親近感や信頼は自然と芽生えます。
「いい関係」っていうのは結果的についてくる、おまけみたいなもの。
あれこれと気にして疲弊しないように、「客と店員さん」の設定を活用してちょうどいい心の距離感を保ってみてくださいね。応援しています!
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