「ご愁傷様」の意味と正しい使い方とは? 例文と一緒に覚えよう

2021/10/20

対人マナー


葬儀で「この度はご愁傷様でございました」と使われるよりも「それはご愁傷様。大変だったねー」のように日常で使われることが増えてきた「ご愁傷様」。

本来の意味通りに使えば、改まったシーンでの使用は何の差し支えもないのですが、日常での使われ方を考え「使っていいのか、悪いのか」と悩む人も多いようです。

今回は、ご愁傷様の本来の意味と使い方、言い換え表現について例文付きで紹介します。

ご愁傷様の意味とは

「ご愁傷様」とは、相手の傷づいた気持ちを愁(うれ)うということから「あなたの悲しい気持ちがよくわかります。とても気の毒なことです。」などの相手を気の毒に思う様の意味です。お悔やみの言葉の意味も含まれています。

社会人の一般的なマナーとして「ご愁傷様」は、身内が亡くなられた方の身を案じて使う言葉として用いられています。

ご愁傷様はメールや文書でも使える

ご愁傷様は、口頭以外にもメールや文書でも使える表現です。

  • ・この度はご愁傷様でございました
  • ・ご愁傷様でございます

のように使うので、文書でもメールでも使えることを覚えておくといいでしょう。

「ご愁傷様です」を使う場合のポイント

「ご愁傷様です」を使う場合に忘れてはならないポイントがあります。これらのポイントを忘れて使ってしまうと、失礼にあたるので注意しましょう。

  • ・遺族を労る一言を忘れない
  • ・死因は聞かない
  • ・葬儀でのNG言葉(忌み言葉)を使わない

忌み言葉とは

忌み言葉とは冠婚葬祭で使ってはいけないとされている言葉のことです。

葬儀の場合の忌み言葉には

  • ・死を連想させるもの
  • ・連続性を感じさせるもの
  • ・死因を尋ねること
  • ・遺族の心理的負担を上げるもの
    ※頑張る・元気を出す・あのときこうしていれば…など

などがあります。

死を連想させるものや連続性を感じさせることについては、大丈夫だと思いますが、「元気を出して」「頑張って」といった遺族の心理的負担を上げる言葉にも注意するようにしましょう。

遺族同士(身内)では「ご愁傷様」のみ使う場合が多い

「ご愁傷様」は口頭で伝える場合に使うことが多く、遺族同士は「ご愁傷様」のみを使うのが通常です。

ご愁傷様は葬儀以外でも使える!

最近は、「ご愁傷様」を不運な状況の相手に使うことが多く、なかなか本来の意味を正しく使う機会がないのも事実です。

本来の意味で使うよりも不運や困難な状態に陥った相手にそれらを軽く皮肉る、もしくはからかう意味で「ご愁傷様です」と使用するのです。

ご愁傷様は嫌味に聞こえるし失礼と感じる人も

そういった状況から、本来の意味として使われている「ご愁傷様」を「嫌味だ」「失礼だ」と感じる人も少なくありません。

このような印象を与えるのを避けるために、「ご愁傷様」の言い換え表現もマスターしておきましょう。

ご愁傷様の言い換え表現

ご愁傷様の一般的な言い換え表現には

  • ・お気の毒様
  • ・お悔やみ申し上げます
  • ・追悼の意を表します(文書・メールのみで使用可能)

があります。

ただし、「追悼の意を表します」は文章で伝えるときのもので、相手へ口頭で伝える言葉ではありません。少々よそよそしくも感じるため、会社対会社の弔辞ならまだしも、個人的付き合いのあった方へのお悔やみは「お悔やみ申し上げます」の方が無難です。

メールや手紙など文章で伝える場合は「お悔やみ申し上げます」の方がベターです。

友達の身内が亡くなったなど「ご愁傷様」が他人行儀に感じる場合

友達の身内が亡くなったなど「ご愁傷様」が他人行儀に感じる場合は、

  • ・○○様(親族の方)もお大事になさってください
  • ・大変でしたね、お悔やみ申し上げます
  • ・大変でしたね、あまり気落ちなされませんよう…

なども言い換え表現として使えます。

身内が亡くなった人へのメール文で使えるご愁傷様の言い換え表現

身内が亡くなった人へのメール文で使えるご愁傷様の言い換え表現には、先ほど紹介した「追悼の意を表します」以外にも

  • ・突然の出来事に言葉が見つかりません
  • ・ご冥福をお祈りします:主にメールや文章で
  • ・追悼の意を表します:主にメールや文章で

などがあります。ケースバイケースで使い分けてみてください。

「ご愁傷様です」といわれた後の返事は?

もし自分が遺族側になった場合は、以下のようにシンプルに返答するといいでしょう。

  • ・恐れ入ります
  • ・お心遣いありがとうございます
  • ・生前はお世話になりました
  • ・〜〜様のお気持ち、痛み入ります
  • ・ご丁寧にありがとうございます

ご愁傷様を使ったやりとりを例文で紹介

ご愁傷様を使ったやりとりを例文で紹介します。

葬儀のシーンでのご愁傷様のやりとりと例文

葬儀の場面では、感情に押されて言葉数が少なくなることが多く、挨拶も簡単に終わります。

  • 「この度はご愁傷様でございます」
  • 「恐れ入ります」 

遺族は葬儀までの段階で疲れ切っているケースが多く、さっと挨拶を済ませた方がいいケースが大半です。

  • 「この度はご愁傷様でございます」
  • 「お心遣いありがとうございます」

からかいや軽い冗談で使われる御愁傷様のやりとりと例文

からかいや軽い冗談で使われるご愁傷様の例文について紹介します。

からかい半分で使われる例はこのような形になります。

  • 「部長と一緒に出張だって。参ったなぁ」
  • 「それはご愁傷様。部長は厳しいからな頑張ってこいよ」

こちらの例文は「大変だったね」といった労いの意味が含まれています。

  • 「夕べは残業で終電逃してタクシーだよ。高くついた」
  • 「それはご愁傷様。給料日前なのに大変だったな」

これらは大変な状況に対して同情を表す、ややカジュアルな表現です。自分と同等、もしくは自分より目下の相手へ向けて使うものなので、上司や目上の方へ使ってはいけません。

上司に使う場合の言い換えとしては、「それは大変でしたね」「ご難儀ですね」などがいいでしょう。

「ご愁傷様です」はケースバイケースで言い換えて

ご愁傷様ですは、口頭・文書・メールでも使える思いやりの言葉です。目上の人に使っても大丈夫です。

しかし、近年はご愁傷様ですを「からかい」「嫌味」「冗談半分」の含みを持たせて日常会話で使用するシーンも多く、「できれば使いたくない」「使って欲しくない」という人が増えている実情があります。

言い換え表現を把握しておき、ケースバイケースで言い換え表現を使うようにしましょう。

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