タスクとは一般のビジネスシーンでは「課せられた仕事」という意味。「やるべき仕事」と言い換えることもでき、仕事を細分化して「小さな単位」で表すことが多いのが特徴です。
タスクはビジネスシーンではよく使われますが、上司に「ちゃんとタスク管理できてる?」なんて言われるとドキッとしてしまうかもしれません。そこで今回は、ビジネス用語としての「タスク」の意味や使い方について例文つきで解説。あわせてタスク管理の重要性や、今どきのタスク管理術についてもご紹介していきます。
▼こちらもチェック!
仕事とプライベート両立できる?「ワーク・ライフ・バランス度」診断
3つ目の「コンピュータで実行される処理」はIT用語としての意味で、一般のビジネスシーンでは「課せられた仕事」「果たすべき作業」といった意味で用いられます。つまり、タスクとは自分が行うべき仕事や作業のことをいい、「タスク管理」とはその仕事の管理のことを指しているのです。
ビジネスシーンにおける「仕事」には、実はさまざまなタイプがあります。例えば自発的にチャレンジしたい企画のようなものもあれば、チームメンバーのサポートなども仕事のうちでしょう。また「〇〇までにやらなければならない」と決まっている仕事もありますし、特に期限のない庶務的な仕事もあります。
このうち、タスクとは「〇〇までにやらなければならない」仕事を指すことが多いです。その人に課せられた“must”な仕事ということになります。仕事を細分化して「小さな単位」で表すことが多いのもタスクの特徴の1つです。
タスクとは英語の“task”からきているカタカナ言葉です。英語の“task”の意味は「仕事」「(課された)務め」。カタカナ言葉のタスクとほぼ同じニュアンスと考えて良さそうです。
このように使われています。
タスクは主に「やるべき仕事」という意味合いで用いられます。
それから、タスクの代表的な使い方に「タスク管理」があります。タスク管理とはつまり「やるべき仕事の管理・見える化」のこと。タスク管理ができる便利なデジタルツールやアプリもさまざま登場しています。
そのほか、ビジネスシーンでよく聞くタスクの使い方を例文とともにご紹介します。
マルチタスクとは、いくつもの作業を同時進行している状態を指します。反対に、1つのことに集中して取り組むことをシングルタスクともいいます。
タスク処理とは、課せられた仕事を処理する・遂行するといった意味です。
「タスクをこなす」も、先の「タスク処理」とほぼ同じと考えてOKです。
タスクは個人だけでなく組織に対して使うこともあります。例えば「タスクフォース」は、特定の仕事に取り組むために短期的に編成された専門部隊のこと。もとは軍事用語の「機動部隊」からきている言葉です。同じような意味で「タスクチーム」と表現することもあります。
タスクの言い換え表現としては、次のようなものが挙げられます。
タスクに似た言葉にTo Do(トゥードゥー)というものがあります。こちらも「やるべきこと」なので、かなりタスクと似た意味を持つ言葉です。To Doとタスクをあえて使い分けるならば、タスクの方が期限付きで目の前に立ちはだかる仕事、といったイメージ。つまり“must”なニュアンスが高めなのがタスクです。
タスクという言葉が使われるシーンでは、プロジェクトという言葉もよく耳にするかもしれません。タスクとプロジェクトは、似て非なる言葉。プロジェクトはタスクよりも大がかりな内容で、一般的には複数の人員が関わるような業務計画を指します。プロジェクトを進行させるためには、多くのタスクをこなす必要がある、そんなイメージで覚えていきましょう。
実際のタスクは上記よりもさらに細分化され、「具体的に何をすべきか」まで分かるようになっているのが特徴です。
「タスク管理ってなんか面倒そう…」
こんな風に思われるかもしれませんが、実はビジネスにおいてタスク管理はとても大切。ビジネスパーソンに必須のスキルと言っても過言ではありません。
タスク管理は、仕事を円滑に進める上で欠かせないものです。なぜなら取り組むべき仕事はいつも1つとは限らず、あちこちから押し寄せてくるものだからです。もしもタスク管理ができていないと、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と手一杯になって、頭が真っ白になってしまうかもしれません。
タスク管理を行うことによって、
といったメリットを享受することができます。頭の整理がつきやすくなり、パニックにならずに順序立てて仕事をこなすことができるようになるでしょう。
「タスク管理って具体的にどうしたらいいの?」
タスク管理といっても最初はあまり難しく考える必要はありません。簡単に言ってしまえば「今日やらなければいけないこと」を書き出して、それにもとづき仕事に取り組むことがタスク管理のスタートです。
昔ながらのタスク管理術といえば、やはり手帳・スケジュール帳や「付箋(ふせん)」を用いたアナログ手法が知られています。では今どきのタスク管理はどうなのか、ネットからいくつかピックアップしてみました。
*みんなのタスク管理術*
●私はExcel派!
⇒表やリストにしてまとめやすい。
●Googleスプレッドシート
⇒オンラインでメンバー同士が共有し、進み具合を確認できる。
●大きめの付せんに手書き
⇒デジタルツールは起動が面倒。手書きが一番という意見も。
●iPad+「GoodNotes5」アプリ
⇒入力はキーボードではなくApple Pencilで手書きできる。
●タスク管理ツールの代表格「Jooto」
⇒組織としてのタスク管理が秀逸。無料プランも。
タスク管理の醍醐味は、「タスク完了」まで可視化できること。終わったタスクにチェックをつけたり、横線で消したり、はたまた「済み」にしたり。タスクを鮮やかにさばいていくことができれば、大きな充実感につながること間違いなしです。
今回は「タスク」の意味や使い方、そして言い換え表現、ビジネスでのタスク管理の重要性について解説しました。最近ではリモートワークの普及も手伝って、オンラインでチーム共有できるタスク管理ツールが重宝されているようです。
職場で上司や先輩から「タスクは〜」と言われたら、あなたに課される仕事のことを話している可能性が高くなります。気を引き締めて対応するようにしましょう。自分に合ったタスク管理ツールも上手に使って、デキるビジネスパーソンを目指しましょう!
▼よく使われるビジネス用語の意味をチェック!
○「フィードバック」
○「リマインド」
○「イノベーション」
○「デフォルト」
○「バッファ」
文・マイナビ学生の窓口編集部
関連キーワード:
2023/05/09
2023/04/26
【企業での社会人経験を経てお笑いの世界へ】親しみやすい経歴を持つお笑い芸人・コットンのお二人が、新社会人のみなさんに伝えたい事とは?
2023/04/26
海に浮かぶ水上レストランや泥温泉も!世界一幸せな国フィジーで週末コスパ&タイパ旅しない?
[PR]2023/04/17
2023/03/15