ステークホルダーって何? 正しい意味と使い方を例文つきで理解しよう

2022/05/26

ビジネス用語



ビジネスの現場で使われる表現の中には、しっかり意味を理解していないと使用に適さないシーンで使ってしまい恥をかく言葉が多くあります。

「ステークホルダー」もその1つです。

利害関係者という意味なのですが、ポジティブな文脈で使われることよりもネガティブな文脈で具体的な例をぼかしたいときに使われることが多く、しっかり意味を理解していないと勘違いを生じることがあります。

ここでは「ステークホルダー」の意味や使い方について紹介します。

▼こちらもチェック!
仕事とプライベート両立できる?「ワーク・ライフ・バランス度」診断

「ステークホルダー」の意味とは?簡単にいうと

「ステークホルダー」の意味は、企業経営における利害関係者です。

株主・経営者・従業員・顧客・取引先はもちろん、金融機関や競合企業、地域社会や行政機関等も含まれます。

利害関係者という言葉通り、複数のステークホルダーの間の利害は、一致するとは限りません。株主は高い配当や株の値上がりを期待しますし、従業員は給与が上がることや恵まれた待遇を期待します。

また、顧客はできるだけ安価でしかも品質のよい商品やサービスを期待します。金融機関は、企業に貸したお金の返済や利息の支払いを期待し、行政機関は企業の法律順守や適正な納税を期待します。

ただの関係者ではなく、利害関係者であるのが、ステークホルダーです。

「ステークホルダー」語源|「ステーク」の意味とは

「ステークホルダー」の語源は、英語の

  • ・stake(掛け金・賞金)
  • ・holder(保有する人)

です。

ステーク(stake)は、「賭け事の賭け金」や「賞金」という意味があり、競馬の「〜〜ステークス」の「ステークス」もこのステークから派生しています。

ストックホルダーはステークホルダーの一部

似たような言葉に、「ストックホルダー」がありますが、ストックホルダーは、ステークホルダーの中の株主だけを指します。

「ステークホルダー」の言い換え表現

「ステークホルダー」の言い換え表現は、日本語の「利害関係者」です。

ただし、時と場合によって他の言い換えが可能になる場合があります。例えば、

  • ・「ステークホルダー」が一部の株主→一部の株主が
  • ・「ステークホルダー」が一部の役員→一部の役員が
  • ・「ステークホルダー」が重役の親族→ある重役の親族が

のような表現です。

とはいえ、「ステークホルダー」について確実な言及を避けたい場合は「利害関係者」を使った方が無難でしょう。

「ステークホルダー」を企業が使う場合の事例

大手企業は、社会への影響力が強いため、ホームページ等でステークホルダーに向けた取り組みを掲げる企業も少なくありません。最近ではSDGsの運動に関連してホームページ上に記載する企業も増えてきています。

企業概要の中の、企業方針や企業理念といったページに、ステークホルダーについて記載されていることが多いです。

ただし、それぞれの企業が掲げるステークホルダーの対象範囲は、その企業独自の考え方により金融機関や取引先が含まれなかったりする場合もあります。

ステークホルダーといえば利害関係者全般と決めつけず、文脈を読みとって、どのような対象範囲を指して使われているかを把握しましょう。

「ステークホルダー」を使った例文

ステークホルダーの例文を、2つ見てみましょう。

例文1

「株主総会で報告するための書類なので、ステークホルダーの理解を得られるような表現にしよう」

この場合は、ステークホルダーは株主を指します。株主だけを指すのでしたら、ストックホルダーという言葉を使用するのが適切ですが、実際にはステークホルダーのほうが使用される場合もあります。

例文2

「ステークホルダーを重視した企業経営をしていく」

例えば、経営者と従業員という企業内の会議などで使われるステークホルダーは、顧客を指すことが多いでしょう。

会議の内容によっては、金融機関や行政機関を指すこともあるかもしれません。どういう条件下で使われるかによって、その都度ステークホルダーの対象範囲を考える必要があります。

「ステークホルダー」は場面によって言い換え表現を駆使して

ビジネス用語は、なんとなくわかった感じで終わらせるのではなく、正しい意味や使い方を、しっかりと理解することが大切です。

ビジネス用語の中でも「ステークホルダー」は特に、それぞれの企業や使用される状況によって意味が違ってきますので、注意しましょう。

文・マイナビ学生の窓口編集部

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ[PR]

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ [PR]