ビジネスシーンでのフィードバック(FB)とは、主に業務内での行動などについて評価した結果を、行動した人や対して伝え返す場合によく使われます。元々の意味とは少し違いますが、今回はそのフィードバックの意味から使い方や例文までをご説明していきます。
フィードバックとは、業務内での行動や成果物に対する評価を、行動した人や会社に対して伝え返すことを言います。
フィードとは英語で「Feed」です。Feedの意味は食べ物を与える、つまり栄養を与えることを意味します。
「Back」は「返す」ですね。フィードバックする内容は、どんなものであっても返される側にとって活かせるもの、糧になるべきものという意識が大切です。フィードバックは評価する側が、評価される側のモチベーションを上げ、能力を向上させるために行われるものなのです。
フィードバックは、もともとはITや工学の世界で何らかの出力されたものを修正、調整などの改善を目的に、入力した側に返すこととして使われていました。
今では上記の使い方が一般的なビジネスシーンでも活用されるようになっています。
例えば上司が部下の評価をし、それが昇給や昇進に反映されるだけでなく、具体的な称賛や指摘、改善点を与えることにも用いられます。
消費者が商品やサービス、応対の感想をメーカーや企業側に伝えたり、メディア上で公表したりするのもフィードバックです。
指摘や改善点などを活かし、より良い方向に改善、向上していくことを目的とします。
フィードバックが実際のビジネスシーンではどのように使われるか、例文を上げてみます。メールや文字として書くときはカタカナでフィードバックとする以外に、省略してFBと書かれる場合もあるため、覚えておきましょう。
例文
・お客様からのフィードバックを新製品の開発に活かす。
・〇〇さんのFBをいただけますと幸いです。
・部長のあのときのフィードバックのおかげで改善することができました。
自分の仕事での行動を振り返り、自分で評価していくことも、一つのフィードバックです。ここで実例を紹介しましょう。
実例
1.取引先のお客様に誤送信をしてしまった(事実)
2.なぜミスが起きたのか原因を分析、同じ過ちを繰り返さないための具体案を考案する(フィードバック)
3.具体案を実行する(改善)
うれしいフィードバックを受けるとき、厳しいフィードバックを受けるとき、さまざまです。ビジネスで受けるフィードバックは、どちらであっても有り難いものであることを知っていると、受け止め方も変わってきますね。
フィードバックを正しく受け取ることで、改善点を明確にし、次回以降の行動に活かすことができます。一方で、フィードバックを送る方は受け手の改善になるよう、一方的でないか、一貫性はあるか、理論的であるかといった点に注意を向ける必要があります。
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文・学生の窓口編集部
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