「BtoB」とは? 意味や使い方、「BtoC」「CtoC」との違いを解説【例文つき】

更新:2023/10/13

ビジネス用語

BtoBの意味と使い方

ビジネスでよく使われるBtoBの意味をみなさんはご存じでしょうか。BtoBのほかに、BtoCやCtoCなどもあり、まだ意味を整理できていないという方もいるかもしれませんね。

ビジネスシーンでは打ち合わせなどで使われる言葉なので、正しい意味と使い方を理解して、いざという時に恥をかかないようにしましょう。

一度意味を把握したら、積極的に使ってみると覚えるのが早いかもしれません。ぜひ例文を参考にビジネスシーンで活用してみてくださいね。

「BtoB」の意味と読み方

ビジネス用語であるBtoBは、企業間取引という意味です。読み方は「ビートゥービー」と読みます。

BtoBの「B」は「Business」を表しており、「Business to Business」つまり「対法人相手の取引」のことを指しています。一般の消費者を相手とした取引ではないということですね。

具体的には「法人を対象としたシステム開発」だったり、「メーカーと商社との取引」「卸問屋と小売店の取引」などがBtoBにあたります。

「BtoB」のビジネスでの使い方

BtoBは「法人対法人のビジネス」という意味合いで幅広く使われます。シンプルな形としては「A社の事業形態はBtoBだ」といった使い方です。

ほかにも使い方はさまざま。たとえば法人向けシステムを作る際に「BtoB向けに提供しよう」と表現したり、法人向けビジネスを展開している企業を「BtoB企業」と言ったりします。「BtoB企業をターゲットに説明会を開催しよう」といった具合に使われます。

また「BtoBマーケティング」という表現も多くみられます。これは「法人向けビジネスの販売戦略」といった意味になります。

「BtoC」「CtoC」との違いは?

「BtoBよりもBtoCの方が〜」のように、何かと比較されやすいBtoBとBtoC。さらにCtoCという言葉もあります。紛らわしいですが、それぞれの違いについて見てみましょう。

BtoBとBtoCの違い

BtoCの「C」は「Consumer」を表しており、一般消費者向けの取引やサービスのことを指します。
※「Consumer」のほか「Customer」とする説もあります。

先ほどまでのBtoBは「企業間取引」でしたが、BtoCの方は「企業と消費者との取引」なので、「楽天」「amazon」といったECサイトが該当します。もちろんスーパーやコンビニといった店舗もBtoCです。

BtoCは普段私たちが利用するお店やサービスそのものなので、身近なところにあって分かりやすいかもしれませんね。

BtoBとCtoCの違い

そうなると、CtoCは「Consumer to Consumer」ということになり、消費者同士の取引を意味します。BtoBが「企業間取引」だったのに対して、CtoCは「個人間取引」ということになります。

CtoCの代表的な例が、フリマアプリのメルカリ。「フリマ=フリーマーケット」として、個人が自由に自分の持ち物を出品でき、それを気に入った個人が直接購入できるしくみです。

フリマアプリではネット上に出品できるため、瞬時に情報が広がりやすいのが強み。従来の広場で展示をするようなフリーマーケットとは段違いのビジネスチャンスを生み出すサービスとして注目されています。

そのほか、ヤフオクのようなネットオークションや、ネット上で仕事の受発注ができるクラウドソーシングサービスもCtoCに含まれます。

「BtoB」の使い方・例文

BtoBの使い方例文

ではBtoBに戻って、ビジネスシーンで使う場合の例文をご紹介します。

例文1
「BtoB向けの販売サイトを構築しよう」


一般消費者向けではなく、企業が利用するような商品を取り扱う販売サイトを構築しようという意味の例文です。

場合によっては企業と一対一の専用線を利用して、接続することもあります。不特定多数のユーザーが利用するサイトとはまた違った構築方法となってくるでしょう。

例文2
「BtoB企業を集めて製品説明会を開催する」


法人相手のビジネスを展開している企業に集まってもらい、説明会で自社の製品を提案していこうという意味の例文です。例えば、企業向けのハイスペックなコンピューターを開発・販売するケースなどが考えられるでしょう。

例文3
「BtoBではBtoCとはまた違ったプロモーションが必要だ」


法人相手のビジネスは、一般の消費者を相手とするビジネスとはまた違った広告宣伝が必要となる、という意味です。

まとめ

BtoBの意味や使い方を解説してきました。BtoBはさまざまなシーンで使用されるビジネス用語ですので、しっかりとその意味を理解しておきたいですね。

また、BtoBの事業とBtoCの事業では営業の方法やマーケティングの手法が違う点にも注目です。まずは言葉の意味を覚えて、ビジネスシーンで上手に使いこなしていきましょう。

(学生の窓口編集部)

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