飲み会での乾杯の音頭でもっとも失敗してしまいやすいことの1つが、張り切りすぎて長くなってしまうパターン。基本的に宴会をはじめるためのスタートの合図ですから、間延びしないように簡素にまとめるのがポイントです。ある程度のパターンがあるので、スマートにまとめるためにも例文を参考にしてみてはいかがでしょうか。
宴会や飲み会の席などでは、上司が必然的に乾杯の音頭をとることが多いですが、歓迎会や職場のしきたりがある場合など、新入社員でも指名される場合があります。人前で話すのが苦手な人にとっては特に、あまりうれしいことではないかもしれません。
でもよく考えてみてください。数多くいる社員のなかで飲み会の乾杯の音頭を任されることは、まわりから信頼されているということです。乾杯の音頭をとる係に指名されたら「名誉」と受け止め、あまり気構えせずにスマートに乾杯の音頭をこなしましょう。
「元気を出して今年1年よろしくお願いします、では乾杯!」
「昨年の経験を生かし今年は飛躍の年にしましょう、乾杯! 」
「1年間お疲れさまでした。みなさんの労をねぎらって、乾杯!」
「私たちの職場がますます発展し業績があげられますよう、みなさまご唱和ください。乾杯! 」
「◯◯様のご健勝とますますのご活躍をお祈りし、それではみなさま乾杯! 」
飲み会も盛り上がり、いよいよ解散……となったら大事なのが「締めの挨拶」。終わりよければすべてよしというように、終わりの挨拶は肝心です。
締めの挨拶は、通常飲み会の参加者で2番目にえらい人がすることが多く、送別会の場合は、一番親しい直属の上司や部下が締めの挨拶をすることが多いでしょう。
締めの挨拶をお願いする場合は
「宴もたけなわではございますが、そろそろお時間です。締めの挨拶を〇〇さんにお願いしたいと思います。〇〇さん、お願いします。」
とお願いしましょう。
締めの挨拶では、簡単な挨拶の後に、「一本締め」「三三七拍子」などを手拍子で行うことも多いです。「みなさん、お手を拝借」と声掛けして、「よ~お」と大きな声で言いましょう。
宴会や飲み会の席などで行う乾杯の挨拶の例文や音頭をとるコツ、ポイントをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。一番大切な乾杯の音頭のコツは、はじまりの合図ということをおさえてスマートにまとめること。あとは長くなりすぎないように注意し、基本的な例文などを元に自分なりの言葉を加えるとよいでしょう。宴会や飲み会の趣旨を理解し、適切な挨拶をおこなえば社内での信頼度もアップするはず。TPOによってまじめなスピーチ、そしてときには笑いのあるスピーチをチョイスできるように臨機応変な対応を心がけましょうね。
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文・学生の窓口編集部
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