珍しい柔軟剤特集！どんな柔軟剤があるの？

まるで高級なヘアケア製品のような柔軟剤のボトルがずらりと並ぶショッピングセンターの棚。柔軟剤の種類は数え切れないほど増えて、好みの香りや仕上がりの柔らかさで選べるようになりましたね。中にはこんな特殊なものも！？ちょっと珍しい柔軟剤をご紹介しましょう。

■花粉症対策ができる柔軟剤がある？！

柔軟剤といえば一番求められている効果は「香り」。次に「柔らかさ」でしょうか。でも、そんな当たり前の役割を飛び越えて、花粉症の対策ができるものがあります。

花粉が服にくっつくと、家の中まで入り込んでいつまでも花粉症のつらい症状に悩まされることになります。花粉が服につく原因は、静電気。春は空気が乾燥しているために、肌との摩擦、服同士の擦れで静電気が起きやすく、花粉が吸い寄せられてしまいます。これを防ぐために、柔軟剤で静電気の発生を抑えるのです。

柔軟剤にはもともと、静電気を抑える効果があります。柔軟剤に含まれる成分が繊維の表面を覆って滑りを良くし、摩擦を防いで静電気の発生を軽減してくれるのです。これが、花粉対策にピッタリ！花粉の時期に店頭に並ぶ柔軟剤の中には、よく見ると説明書きに「花粉症対策」と明記してあるものがあり、服にまとわりつく花粉を落ちやすくする効果を高めています。

花粉は鼻水や目のかゆみなどの症状だけでなく、時として肌荒れやアトピーの悪化を招くこともありますから、家に持ち込むのは極力避けたいところですよね。

■乾燥機で使う柔軟剤が便利！

日本で柔軟剤といえば、液体タイプが主流です。香りが薄まる気がするからか、容量より多めに入れる人も少なくないようです。

柔軟剤は定められた量より多く使うと、匂いが強く残りすぎて「香り」というよりは「臭さ」になってしまうデメリットがありますが、それを防げるのが「乾燥機で使う柔軟剤」です。

乾燥機用の柔軟剤はシートタイプ。成分をしっかり含ませてありますが、乾いているのでパッケージから取り出すのも簡単。これを洗濯物の量に応じて1〜2枚、乾燥機で回す時に入れるだけです。液体と違って容量を量る手間もいりませんし、ボトルを倒してこぼす心配もありません。

液体タイプの柔軟剤の香りは熱に弱いため、日光に当てて長時間干したり、乾燥機にかけたりすると香りがほとんど飛んでしまいますが、これなら大丈夫。最後の仕上げに香りづけをしてくれるので、良い匂いがしっかり残って、洗い上がりの心地良さをいつでも楽しめます。

シートタイプであっても、その効果は液体タイプと変わりません。香りをつけるだけでなく、静電気を抑える効果をプラスしているものや、肌に優しい植物性の原料で作られているものなどが揃っていて種類も豊富です。

■自宅で作れる！持ち歩ける柔軟剤スプレーが便利

店頭で販売している商品ではありませんが、柔軟剤のちょっと珍しい使い方をご紹介しましょう。外出時、レストランで食事をしたら服に油っぽい匂いがつき、残念な気持ちになってしまうことありますよね。ランチでカレーを食べると、その後何時間もカレーの匂いがつきまとったり。せっかくオシャレをして履いてきたスカートの裏地が静電気で足に張り付いて、歩きにくくなる経験も、女性なら一度はあるのではないでしょうか。

こんなお困り状態を簡単に解決してくるスグレモノ。それが「柔軟剤スプレー」です。柔軟剤スプレーとは、その名の通り柔軟剤をスプレーボトルに詰めたもの。基本の作り方は、水の量に対して柔軟剤が5%。例えば200mlの水で作るなら、柔軟剤は10ml。これを混ぜて小さなボトルで持ち歩くだけ。匂いが気になった時にいつでもケアができ、静電気も一瞬で解消できるなんて、とっても便利ではないですか？

また、柔軟剤は良い香りのものが多いので、香水代わりに使うこともできます。匂いが強すぎる香水はマナー違反になりますが、ふわりと立ち上がる柔軟剤の優しい香りなら、適度な芳香で好ましい印象が残ります。暖かみのある柔らかな香りからは、包容力や女性らしさが感じられますから、デートの時にもおすすめです。"いつもの柔軟剤では物足りなく感じ始めたら、ぜひ試してみていただきたい珍しい柔軟剤、いかがでしたでしょうか？

花粉や梅雨の雨、夏の汗や匂いなど、嫌な衣服のトラブルを防いで改善してくれる柔軟剤ですが、まだまだ、底知れぬ力を秘めているようです。用途に応じたピッタリのものを見つけて、ぜひ楽しく使ってみてくださいね。