子どものころはわからないことをすぐ大人に聞いて解決できますが、大人になるとなかなかそうもいきませんよね。ずっと「これが正しい」と思い込んでやってきたルールが間違っていて、いざという場面で赤っ恥をかくはめになることも。今回は大学生のみなさんに「大人になって恥をかいた経験」について聞いてみました。
■知らなきゃ赤っ恥!? 冠婚葬祭に関するルール
・お焼香の際に、燃えているほうに指を入れた(25歳/大学院生/男性)
お葬式や結婚式などの冠婚葬祭の場では守るべきルールや慣習が多くあります。見よう見まねでやり過ごそうとすると失敗してしまうことも。恥をかく前にマナーブックを読んで対策を!
・結婚式に黒いネクタイをしていった(20歳/専門学校生/男性)
「黒」は弔事を想起させる縁起のよくない色とされているため、お祝いの場では好ましくありません。TPOをわきまえた服装ができることも、立派な大人への第一歩と言えるでしょう。
■お酒の席でのルール
・乾杯の際に、先輩より低い位置にグラスをもっていくことを知らなかった(22歳/大学3年生/男性)
目上の相手との酒席では「乾杯のグラスは相手をよりも低く」といった慣例的があります。なかにはすごく気にする人もいるので、社会人になる前にわかって良かったかもしれません。
・お通しというものを知らずに、タダでもらえると思って喜んでしまった(22歳/大学4年生/女性)
多くの居酒屋では「お通し」という小皿料理が出されます。注文しなくても出てくるのでサービスと勘違いしてしまう人も多いのかも。
■地方出身者ならでは? 土地勘がなくて失敗
・千駄ヶ谷を「ちだがや」だと思っていた(22歳/大学4年生/女性)
地元から離れた大学に通う人ほど多い失敗ではないでしょうか。知ったかぶりをせず、正直に人に聞いたほうが良いでしょう。
・富士山は富山県にあると思っていた(22歳/大学4年生/男性)
当然のことのように知られている知識や情報ほど意外にも見落としがちです。日本を代表する山である富士山の場所がわからないと知られたら、かなり恥ずかしいかも。
■言葉に関する勘違い
・方言を標準語だと思って使っていた(22歳/大学4年生/男性)
こちらも地方出身者に多い失敗です。特に、入学して間もない大学1年生のころは友だちに「その言葉、どういう意味?」と聞かれて初めて気づくことも。
・「御社」と「貴社」の使い分けができてなかった(23歳/大学4年生/男性)
就職活動中は、企業に書類や手紙を送ることもあります。大事な場面で恥をかかないよう、基本的な言葉遣いやマナーを身に付けたいところ。
■そのほか
・タバコのフィルターのほうに火をつけてしまった(21歳/短大2年生/男性)
日本での喫煙年齢は20歳から。大学在学中に吸い始める人もいるでしょうが、周りに喫煙者がいなければ火をつける場所もわからないかもしれませんね。
年齢的には20歳を超えると大人と見なされることの多い日本。しかし一般常識やマナーが身についていなければ、「立派な大人」とは言い難いのではないでしょうか。恥をかいてでも学生のうちに常識を学んで、社会人になってから同じ失敗を繰り返さないよう注意しましょう。
(紐野義貴+プレスラボ)
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2015年1月19日〜2016年2月1日
調査人数:大学生男女401人(男性200人、女性201人)
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