「PER」「EBITDA倍率」株式投資で必須! 企業の評価額がわかる4つの指標とは

更新:2015/09/16

■4つの指標のメリット・デメリット
それぞれの分析方法のメリット・デメリットを挙げてみましょう。

●PER
メリット:計算が単純。マーケットの動きを反映した判断材料になる
デメリット:あくまでも目安の判断材料

●PBR
メリット:株価の下値を判断するための良い指標である
デメリット:企業の資本施策によってはこの指標の信頼性が揺らぐ

●EBITDA倍率(EV/EBITDA)

メリット:マーケットの動きを反映した判断材料になる
デメリット:計算が複雑

●DCF(ディスカウントキャッシュフロー)法
メリット:株価の理論値が求められる
デメリット:計算が複雑。財務諸表の分析力が必須

これらの分析方法はあくまでも指標であって、株価がマーケットで適正な価格であるかどうかは多角的に捉えなければなりません。また「DCF(ディスカウントキャッシュフロー)法」などは非常に精緻に数字が出ますが、これを計算するためには、企業の財務諸表を読み、分析する力が必要です。

そのためには基礎知識として貸借対照表の見方などは必須です。詳細を知るにはより深い勉強が必要ですが、まず大づかみでもいいので、株価の見方には上記のような方法があること、その数字をどう見ればいいのかを覚えることから始めてみてはどうでしょうか。

文●高橋モータース@dcp

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