絶対に負けられない戦いが、会社にもある！ あなたの仕事のライバルは誰？

みなさんは、仕事上のライバルはいますか？ 互いに切磋琢磨して出世を争う......なんてドラマやマンガではありそうなシチュエーションですが、実際のところはどうなんでしょうか。今回は、「職場のライバル」について、男女300人にアンケートを行いました。みなさんはどんな人を意識しながら仕事をしているんでしょうか！？

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■仕事上のライバルはいますか？

いる......56人（18．6％）

意外なことに、ライバルがいると答えた方は、全体の18．6％に留まりました。回答の内訳を見ていきましょう。

■絶対に負けられない同期がいる！

・どんな仕事を任されているか、仕事のことをどの程度理解しているか気になる（女性／26歳／団体・公益法人・官公庁）
・どっちが先に出世するか（女性／26歳／医薬品・化粧品）
・後輩への接し方など教育面が気になる（女性／34歳／医療・福祉）
・とても仕事ができるので、見本にしつつ情報交換したりしている。お互いに刺激し合っているいい関係（女性／33歳／団体・公益法人・官公庁）
・評価されている同期がいると負けたくないと思う（女性／32歳／アパレル・繊維）

もっとも多かった回答が「同期」。横並びでスタートした以上は、負けたくない。そんな気持ちから、つい動向を気にしてしまうという人も。やはり、同期の桜という言葉もあるように、特別な存在なんですね。

■どうにか勝ってやりたい先輩がいる！

・ああはなりたくないという気持ちとあれは超えてやるという目標の気持ちがある（女性／28歳／自動車関連）
・仕事が早い。負けたくない（女性／29歳／医療・福祉）
・目標としてちょうどいい（女性／29歳／情報・IT）
・どちらがお客様の心をどちらがつかんでいるか否か気になる（女性／30歳／医薬品・化粧品）
・同じ課の上司。今後教わっていかなければならないが、人として尊敬できるところがないので（女性／30歳／その他）

続いて多かったのは、「先輩・上司」という回答。これは両極端にわかれ、尊敬しているので早く背中に追いつきたい派と、まったく尊敬できないので早く抜き去りたい派でまっぷたつ。後輩や部下がいる人は、前ばかりでなく背中も気をつけてくださいね。

■後輩にだけは負けたくない！

・後輩に負けると肩身が狭い（男性／34歳／自動車関連）
・英語の部分でまけたくない（女性／28歳／情報・IT）
・自分の後任になることが多いので、「あのとき自分は彼女ほど上手にできなかった」と、後輩の進歩を見て焦ってしまう（女性／32歳／団体・公益法人・官公庁）
・受け取った仕事をどちらが先に仕上げるかで競い合った（男性／50歳以上／団体・公益法人・官公庁）
・どれだけ仕事を求められているかや給料や職位などを比べてしまう（男性／46歳／医療・福祉）

ラストは、「後輩」。年齢やキャリアが下の人に負けるのは屈辱的ですよね。負けると職場でのポジションも危うくなったり、自信を失ってしまいそう。単純に比較できることばかりではないので、気負いすぎにも注意です。

■ライバル不在の職場からはこんな声が

・ライバルではなく仲間として見ているため （男性／23歳／ソフトウェア）
・上司同士はライバルでお互いに陰で批判し合っている（男性／27歳／警備・メンテナンス）
・協力しないとやっていけないところなので、そういうことはない（女性／31歳／医療・福祉）
・同期同士の後輩が何においてもピリピリしている（女性／26歳／情報・IT）
・いろいろ面倒だから感情は無にする（女性／28歳／金融・証券）

「ライバル不在」と回答した方は、上司が激しく争っているのでそれに圧倒されてしまっていたり、少人数で分担しながらやっている職場なので雰囲気を大切にしていたりと、周りの環境によって変わるようでした。また、個人主義なので他人のことは気にしないという人も多数。そういった人は周りではなく、自分をライバルに見立てて励んでいるのかもしれませんね。

いかがでしたか？ 仕事上のライバルはあまりいないという結果になりましたが、刺激を受ける存在は、ライバル以外にもたくさんいます。尊敬できる先輩や信頼している同期など、会社の仲間に恵まれた環境で仕事をすると、自分の力が発揮できそうですね。皆さんは、仕事で誰に刺激を受けていますか？

（文・高尾龍一）

調査期間：2014／12（フレッシャーズ調べ）
調査対象：社会人男女
有効回答件数：300件