大学生に聞いた、憧れの「年収1000万円」ってどんなもの? 「牛丼屋には行かない」から「高級車を何台も所有」まで

更新:2018/05/09

お金の知識

大学生に聞いた、憧れの「年収1000万円」ってどんなもの? 「牛丼屋には行かない」から「高級車を何台も所有」まで

みなさんは、「お金持ち」と聞くと、年収いくらぐらいの人を想像しますか? 転職サイトや週刊誌で、「年収1000万円求人」や「年収400万円と1000万円はココが違う」のような見出しを見かけるように、「年収1000万円」が高給取りの目安になっていますよね。ちなみに、日本人の平均給与は、「413万6000円(※国税庁「2013年度版 民間給与実態統計」)」ですから、その2、3倍にあたる「年収1000万円」は、いかに高所得かがわかりますね。

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今回は、そんな「年収1000万円」について、これから社会に出る大学生300人にアンケートを行いました。学生のみなさんは、どんなイメージをいだいているのでしょうか!?

■年収1000万円の人ってどんな人?

・大金持ちの社長(女性/22歳/情報・IT業界内定)
・医者や弁護士などいい職についている(女性/21歳/医療・福祉業界内定)
・大学の教授(女性/23歳/印刷・紙パルプ業界内定)
・外資系(女性/22歳/商社・卸業界内定)
・一部上場企業など、大手企業に勤めている(女性/24歳/機械・精密機器業界内定)

職業のイメージとしては、会社経営者、特定分野の知識を有する専門職、外資系企業、一部上場企業に勤める人といった印象が強いようです。実際、経営者や特別な人でなくても、一流企業のサラリーマンならいずれ年収1000万円は超えたりしますよね。では、そんな彼らの生活はどんなイメージなんでしょうか?

■年収1000万円の生活ってどんなイメージ?

・高級車を何台も持っている(女性/22歳/建設・土木業界内定)
・高級な店の常連(女性/22歳/情報・IT業界内定)
・毎年1回は海外旅行に行く程度の贅沢ができる(女性/23歳/印刷・紙パルプ業界内定)
・株や資産運用で稼ぎ、肉体労働とはかけ離れた生活(女性/24歳/医療・福祉業界内定)
・牛丼屋に行かない(女性/22歳/ホテル・旅行・アミューズメント業界内定)

身の回りは、高級なもので固められてそう、という印象の方が多かったようです。しかし、実際のところ、年収1000万円だと、手取りは700万円ぐらいになることが多く、そんなに豪遊できるほどは残らないようです。

では、みなさんの思い描く、「お金持ち」のボーダーラインはいったいいくらなんでしょうか? 「本当にお金持ちだと思う年収」を聞いてみました。

■本当に「お金持ち」だと思う年収は?

・500万円。生きてくうえで十分すぎる(女性/22歳/金属・鉄鋼・化学業界内定)
・700万円。平均的な初任給の倍以上になっているから(女性/22歳/医療・福祉業界内定)
・1000万円。3桁は想像できるけど、4桁は想像がつかないから(女性/19歳/学校・教育関連業界内定)
・2000万円。テレビで紹介されるお金持ちがだいたいそれくらいだから(女性/24歳/医薬品・化粧品業界内定)
・1億円(女性/20歳/ホテル・旅行・アミューズメント業界内定)

最低額は、500万円。最高額は、1億円という結果になりました。ちなみに、みなさんの回答を平均して導きだした、「お金持ちのライン」は......

1220万円

という結果になりました。やはり、1000万円はひとつのボーダーラインなのかもしれません。

いかがでしたでしょうか? 目指してみると遠くて、なってみるとそれほどでもない、蜃気楼のような「年収1000万円」。皆さんはどんなイメージを抱いていますか?

(文・高尾龍一)

調査期間:2014/10(フレッシャーズ調べ)
調査対象:大学生男女
有効回答件数:300件

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