バスケ漫画の金字塔「スラダン」。みんなが選んだベストゲームは......。

最近では「黒子のバスケ」が、女子のファンも取り込みながら新しいバスケ漫画像を作っていますが、やっぱり忘れられないのが「スラムダンク」。筆者感ではこの漫画史にさんぜんと輝く金字塔を超えるバスケ漫画は出てきていません。でも、最近の若い人たちにとっては過去の漫画？ ということで、平均年齢23.1歳、今年社会人デビューする予定の学生に「スラムダンク」について聞いてみました。



Q.「スラムダンク」を読んだことがありますか？

はい......51.4％

いいえ......48.4％



もうすぐ連載を終了した1996年から18年もたとうというのに、なんと半分以上の人が読んでいます。この数字から、バスケットマン以外にも読まれるバスケ漫画として、世代を超えて愛されているのが読み取れます。



次にこちらの質問

Q.ベストゲームを選んでください。（2つまで回答）

1位　湘北VS山王（IH2回戦）79：78で湘北の勝利......43.8%

2位　湘北VS陵南（練習試合）86：87で陵南の勝利......39.7%

3位　湘北VS海南大付属（IH予選決勝リーグ）88：90で海南大付属の勝利......23.3%

4位　湘北VS陵南（IH予選決勝リーグ）70：60で湘北の勝利......21.2%

5位　陵南VS海南大付属（IH予選）83：89で海南大付属高校の勝利......15.1%

5位　湘北VS翔陽（IH予選）62：60で湘北の勝利......15.1%

7位　湘北VS豊玉（IH1回戦）91：87で湘北の勝利......8.2%



物語のクライマックス、「山王戦」がベストゲームという結果に。

・山王戦は最後の試合だし、無言のシーンに息をのむ。合宿中に安西先生の言った通りのシーンで流川からのパスを受け決勝点。涙もの（男性／24歳）

・桜木の怪我してもプレーを続ける姿が感動的（女性／24歳）

まさにクライマックスの盛り上がりで、もろもろの伏線を回収しないままの連載終了もやむなし、という内容でした。

ついで人気があったのが、湘北の負け試合。仙道、魚住率いる陵南に健闘むなしく敗れますが、ここから桜木花道と湘北高校バスケ部の快進撃が始まります。そして3位も海南大付属と牧の前に涙を飲む試合がランクイン。ラストの桜木のパスミスが印象的です。



筆者（30歳）の世代にはスラムダンク効果で小学校のバスケットボールクラブが急拡大するなど子ども世界に多大な影響を及ぼしましたが、スラムダンクと同じ「週刊少年ジャンプ」で現在連載中の黒子のバスケは偉大な歴史を超えられるでしょうか。新旧バスケ漫画、2作品を読み比べてみてもおもしろいかもしれませんね。



文・オリスリス

アンケート：マイナビスチューデント調べ（スラムダンクを読んだことがある学生146名）

調査期間：2014年1月