限られた期間の中で、自分にぴったりの働き場所を探し求める就活。最初から志望業界を絞るのか、あるいは幅広く考えて活動していくのかは、非常に重要なポイントになります。就活を経験した先輩たちは、どちらの方法が良かったと考えているのでしょうか。内定した学生に聞いてみました。
Q.志望業界は絞った方がいいと思いますか? 幅広く見た方がいいと思いますか?
絞った方がいい 32.0%
幅広く見た方がいい 68.0%
Q.その理由を教えて下さい。
【絞った方がいい理由】
・業界を絞らないとエントリーシートの内容も薄くなり、面接への対策時間も短くなる。(男性/22歳/食品・飲料内定)
・専門が薬学なので絞るしかなかった。(女性/23歳/医薬品・化粧品内定)
・業界の特徴が見えやすいから。(男性/24歳/電機内定)
・心からの志望動機なんて、そういくつも書けない。本当にこの業界に行きたいかどうかはすぐ人事に見透かされる。(女性/22歳/情報・IT内定)
・自分の本当にやりたいことがわからなくなるので、説明会は出来るだけ行って、やりたいことを見つけたら業界を絞るのが良いと思った。(女性/21歳/小売店内定)
・好きなことを仕事にした方がいいから。(男性/23歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)
【幅広く見た方がいい理由】
・幅広く見た方が新たな発見があり視野が広がる。チャンスが多い方が内定をもらう可能性も高い。(女性/22歳 /金属・鉄鋼・化学内定)
・もともと学生の視野は狭い。さらに視野を狭める必要はない。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)
・働いてしまえばどこでも一緒。(女性/27歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)
・たとえば、子どもと関わりたいのなら、学習塾、医療現場、マスコミの教育担当、机や遊具づくりなどさまざまな仕事でアプローチできる。業界を限定すると可能性を狭めてしまう。(女性/22歳/マスコミ・広告内定)
・他業界を見たからこそ、自分に一番フィットするものがわかる。(女性/22歳/マスコミ・広告内定)
・業界より職種や雇用形態で絞った。働いた経験がないのに業界で絞っても意味がないと思う。(女性/22歳/小売店内定)
・自己分析に自信があるなら絞ってもいいが、私の場合は選考を受けて話を聞くうちに志望業界が変わっていった。(女性/24歳/医薬品・化粧品内定)
・業界で絞ってしまうと採用活動時期がどこも同じなのでスケジュールを立てるのが大変。(男性/22歳/不動産内定)
・幅広く会社を選択できる最初で最後のチャンスだから。(男性/25歳/建設・土木内定)
・自分が行きたい業界と自分に合っている業界が同じとは限らない。(女性/23歳/機械・精密機器内定)
・たとえば出版業界やテレビ業界などは絞ってしまうと倍率が高いので厳しい。すべて落ちたら困る。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)
「業界は幅広く見た方がいい」人が全体の7割近くと多数派でしたが、理由についてはそれぞれ一理ありますね。希望する職種や叶えたい夢、学業の専門性などで、就活の進め方は変わってくるもの。先輩の意見を参考に、まずは自分の就活へのスタンスを、じっくり考えてみるといいかもしれません。
文●鈴木恵美子
調査期間:2013年12月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:内定者男女278件(インターネットログイン式アンケート)
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