アメリカでは「私はUFOにさらわれた!」と思い出す人が非常に多いとか。「思い出す」というのは、精神科医にかかって催眠状態になると思い出してしまう......ということなのです。しかも、なぜかこの思い出す人はアメリカ人に多いのです。
■いくら何でも「さらわれ過ぎ」じゃね!?
「UFOにさらわれる」「宇宙人にさらわれる」ことを「UFO アブダクション」、さらわれた人は「アブダクティー」といいます。このアブダクティーが全米にどのくらいいるかを試算してみた人がいます。
テンプル大学の助教授らが、6,000人のアメリカ人に聞き取り調査を行い、その1%がアブダクティーであることがわかったというのです。「ということは......」と彼らは推論を進めます。
「全米で370万人がUFOにさらわれたことがある!」
と。いくら何でもさらわれ過ぎではないでしょうか。
■それはUFO関係なくね!?
この調査は『Unusual Personal Experiences』(1992年)という本にまとまっていますが、かなり無理をした調査であることが分かります。インタビューの質問項目は下のようなもので、このうち幾つかに当てはまると「うん。アブダクティーだ」と認定しているのです。
●Seen a ghost?
(幽霊を見たことはありますか?)
● Felt as if you left your body?
(自分の体から遊離したように感じましたか?)
●Seen a UFO?
(UFOを見たことはありますか?)
●Had vivid dreams about UFOs?
(UFOについて鮮明な夢を見たことはありますか?)
●Awakened paralyzed with a sense of a strange person or presence or something else in the room?
(体がまひして、誰か、何かが部屋の中に存在すると感じましたか?)
●Had a feeling of actually flying through the air not knowing why or how?
(なぜ、どうやってかわからないが、空中を浮遊しているような感じがしたことはありますか?)
●Experienced a period of time of an hour or more, apparently lost, not remembering why or where you had been?
(1時間、あるいはもっとの間、どこで何をしていたのかわからないという経験はありますか?)
●Seen unusual and unexplained lights or balls of light in a room?
(通常ではない、説明のつかない光や光の玉を部屋の中で見たことはありますか?)
●Found puzzling scars on your body with no knowledge of how/where you received them?
(どのようにしてついたか、どこでついたか、自分でも説明できない傷があるのを見つけたことはありますか?)
●Seen, either as a child or adult, a terrifying figure——which might have been a monster, a witch, a devil, or some other evil figure——in your bedroom or closet or somewhere else?
(子どものころ、大人のころは問いません。あなたの寝室、クロゼット、あるいは他の場所で恐ろしいもの——例えば、モンスター、魔女、悪魔、何か邪悪なものなど——を見たことはありますか?)
質問事項を並べてみますと「それは金縛りのときに見る夢なんじゃないの?」と思ってしまいませんか?
実際、この調査にはあちこちから批判が起こりました。しかし、催眠状態で「UFOにさらわれた経験を思い出す人」は後を絶たないのだそうです。と学会の運営委員にして日本最強のデバンカー・皆神龍太郎先生は「アブダクティーがひたすら増え続けているのは米国ぐらいで、これは米国に特異な『病理』といえる」(『トンデモ超常現象99の真相』P.62より引用)と指摘しています。
アメリカ人はUFOにさらわれるのが好きなのかもしれませんね。
詳細を知りたい人は以下の『トンデモ超常現象99の真相』の「宇宙人はアメリカ人を三七〇万人も誘拐していた!?」をお読みください。
⇒『トンデモ超常現象99の真相』
http://urx3.nu/jgHx
(高橋モータース@dcp)
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