先の見えない時代、20代社会人が将来に抱く不安とは?

更新:2016/01/28

社会人ライフ

先の見えない時代、20代社会人が将来に抱く不安とは?

なかなか回復しない景気や年金問題、リストラの嵐など、老いも若きも将来に不安を抱いている人は多いはず。若手社会人は将来のどんなことに対して、不安を感じているのでしょうか。そこで、今回は、20代の社会人400人に、「将来の不安」について聞いてみました。



【仕事、結婚、子供、両親、老後......不安は山積み!?】

アンケートの結果、実に74.2%もの人が将来に不安を抱えているとのこと! その理由を聞いてみると。



・「長く続く不況の中、うちの会社が生き残っていけるのか、またその中で自分自身が生き残っていけるのか、正直いってまったく自信がない」(24歳/男性/通信)

・「両親が要介護状態になったときに出せるお金がない」(25歳/女性/金融・証券)

・「急に病気になったらどうしよう、結婚できるのかなと、常に不安に思っている」(23歳/女性/アパレル・繊維)

・「非正規雇用なので、いつ職を失うか分からない」(26歳/女性/学校・教育関連)

・「少子高齢化で、将来、老人だらけの世の中になるんじゃないだろうか......。年金制度もいつ崩れるか分からないし、払い続けるのはバカらしい気がする」(25歳/女性/その他)

・「早いうちに奨学金を返したいのだが、いまのお給料を考えると長引きそう」(22歳/女性/団体・公益法人・官公庁)

・「あまり結婚したいと思わないけど、独身でいるのはまずいかな、とも思う」(25歳/女性/団体印刷・紙パルプ )

・「お金は貯めているが今後どれだけお金が必要になるのか分からない。いくらあっても足りないのではないかと思うし、親や兄弟にお金を貸してと言われそうで不安。結婚したあと、配偶者や自分の子供を幸せにできるかどうかも不安に感じる」(26歳/女性/ 商社・卸 )



次々と出てくる具体的な不安に、読みながらうなずいている人もいるのでは? 



【「今考えても仕方ない」「なんとかなる!」と楽観的な声も】

特に不安を抱いていないという人は25.8%。約4人に1人は、将来を楽観視しているようですが、その理由は?



・「不安に思うほど、真剣に将来のことを考えたことがない」(27歳/男性/運輸・倉庫)

・「結婚しなければ定年まで働いて、友達と海外旅行などを楽しんだりして自由に暮らす。結婚したら、専業主婦としてだんなの収入で普通に暮らせばいい」(28歳/女性/金融・証券)

・「大変なこともあるけど明るくて楽しいイメージ」(27歳/女性/情報・IT)



楽観派の意見には、「今考えても仕方ない」「どうにかなるはず」といったものが多数。みなさん、本当に大丈夫?



・「有望な研究者になり、将来はノーベル賞とはいかなくても常識をガラリと変える発明をする予定」(25歳/男性/運輸・倉庫)



と、将来の成功を信じて疑わない人もいれば、少数派ながら、将来をしっかり見据え、今から「お金を貯めておく」「保険に入っておく」といった準備をしている人も。



・「着実に貯金を増やして、マイホームは分相応のものを購入するつもり」(26歳/女性/情報・IT)

・「マスコミは不安をあおるが、いまはさまざまな働き方があるんだし、その都度の稼ぎでなんとかなるはず。贅沢をするタイプではないので、職にあぶれても生活保護の範囲内でも生きていける自信もある」(28歳/女性/団体・公益法人・官公庁)

・「将来への不安を軽減するために、毎月一定額を貯金している。在職中に、退職後に存分に人生を楽しむだけの蓄えを確保しておくつもり」(29歳/男性/情報・IT)



備えあれば憂いなし。堅実派のみなさんは心配いりませんね。とはいえ、未来のことは誰にも分からないのは事実。人間万事塞翁が馬ということもあります。だったら、先のことで悩むよりも、明るく生きていくほうが幸せなのかもしれませんね。 文●ジーソン(エフスタイル)







調査期間:2012/10/26〜2012/10/28/アンケート対象:マイナビニュース会員/有効回答数:400人(ウェブログイン式)

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