日本国内でも英語を公用化する企業が出てきて、話題になっています。「社会人になる前に、英語力をつけておかなくては」と考える学生のみなさんも多いのではないでしょうか。英語力を計る目安として人気なのが、TOEIC試験。実際には、どのぐらいの学生がこの試験を受験し、どのぐらいの点数を取っているのでしょうか? 就活生のTOEIC受験事情を調べてみました。
【TOEICを受けようと思ったきっかけは?】
・「ネットで情報を集めていたら、就職活動ではTOEICを受験しているのが当然という雰囲気を感じた」(女性/機械・精密機器業界内定/4年制大学)
・「得意科目が英語で、自分の長所だと思ったので、それを証明したかった」(女性/コンサルティング業界内定/4年制大学)
TOEICを受験したことのある学生は、全体の55%。受けようと思ったきっかけは、「大学などで必須だった」「就活のため」「自分のレベルが知りたかった」と答えた人が多数。就活の準備として、英語力をつけなければと考えている学生は多いようです。
【あなたが在学中に受けたTOEICの点数は?】
・〜220点未満...... 0.6%
・220〜470点未満......21.8%
・470〜730点未満......55.8%
・730〜860点未満......13.3%
・860点以上......8.5%
TOEICの公式サイトが発表しているデータによると、2010年の新入社員の平均スコアは485点。今回のアンケートでも、そのゾーンに属する人が半数以上という結果でした。また、同サイトにある、財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が発表している資料によると、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」とされるのが、470点以上。社会に出て英語で仕事をするには、とりあえずはこのぐらいの点数は目指したいところですね。
【2回以上受験して、最低点から最高点まで、どれだけ点数が上がりましたか?】
・1〜50点......10.3%
・50点〜100点......15.2%
・100点〜200点 ......25.4%
・200点〜400点 ......9.7%
・400点以上......2.4%
・同点または下がった......7.3%
・1回しか受けたことがない......29.7%
ほとんどの人が複数回受験することで、点数を上げているようです。中には400点以上も上がったという人も! TOEICの結果は、合格・不合格ではなく点数で発表されるので、成果が見えやすく勉強を続けるためのモチベーションアップにもつながりそうです。
TOEICは世間の認知度や注目度の高い試験だけあって、対策を考慮した教材や書籍も多数市販されています。自分に合った勉強法を見つけて、少しでもレベルアップできるといいですね。
[文●永井祐子(エフスタイル)]
調査期間:2011/09/09〜2011/09/29
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