いろいろな体験に出会う就活。面接では、聞かれるであろう質問を想定し臨んでいると思いますが、中には「こんなことを聞かれるの?」と驚くような質問もあったと内定をもらった学生からの報告が。今回は編集部によせられた体験談の中から、就活で聞かれたちょっとドッキリする意外な質問をご紹介します。
【おでんの具に例えると?】
「グループ面接で聞かれた質問が『あなたをおでんの具に例えると何ですか?』というもの。思いついた大根やこんにゃくなどは、他の人に言われてしまった。結局、無理やり卵に例えて回答した。苦しかった」(男性/4年制大学/警備・メンテナンス業界内定)
自己PRで自分を何かに例えるというケースはよくありますが、おでんの具に例えるのは、さすがに想定外だったかも。それにしても、グループ面接のときに、せっかく思いついたネタを先に言われてしまうのは本当に焦ります。なかなか代わりの答えが思い浮かばなかったりしますが、こういうときこそアドリブ力が試されているのかもしれません。
【悪事の告白!?】
「『最近、あなたのした悪いことは何ですか?』という質問がありました。それに対しては『大学の飲み会では教授がいつも私の隣に座ろうとするので、先日の飲み会では、あらかじめ教授の席を遠くへセッティングしてしまった』と回答。この答えで社長の笑いを誘い、次の採用ステップへ上がることができました」(女性/4年制大学/ホテル・旅行・アミューズメント業界内定)
一瞬ひるんでしまう質問ですが、社長のつぼにはまった茶目っ気ある回答ができました。もし会社で困ったことが起きても、その機転があればきっと切り抜けられると思われたでしょう。彼女の賢いしたたかさが面接官に伝わったようです。
【監督について語ってください】
「履歴書の趣味の項目に『スポーツ観戦(○○チームのファン)』と書いていたら、面接官に『○○の監督についてどう思いますか』と聞かれた。好きな選手などを聞かれたことはあったが、監督について聞かれるとは思いもしなかった。本当にファンだったのでなんとか切り返すことができたが、履歴書は趣味欄でも中途半端なことは書けないものだなと感じた」(女性/4年制大学/ホテル・旅行・アミューズメント業界内定)
志望動機に比べると、趣味の欄まではなかなか気が回らないものですが、面接官には見られているようです。しっかり考えて書かないと、突っ込まれたときに困りますね。ほかにも、「読書」と書いてマイナーな作家のファンであることを話したところ、面接官がたまたま同じ作家のファンで、話が盛り上がって内定につながったという事例もあるそう。他の項目で差がつかないときには、趣味欄が決定ポイントになることもあるかも。
どんなに面接対策をしても、本番では思い通りにいかないことがほとんどです。ピンチの場面を切り抜けてきた経験は、きっと自信につながり、その後の糧になりそうですね。
文●船橋ともみ(エフスタイル)
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