初めての引っ越しでも安心? プロに聞いた、引っ越し時間を一気に短縮するコツ5選

更新:2015/08/04

入社準備

初めての引っ越しでも安心? プロに聞いた、引っ越し時間を一気に短縮するコツ5選

新大学生や新社会人になるに当たって、新しく一人暮らしを始めるという人の中には、「引っ越しするのが初めて」という人もいると思います。引っ越しの経験がないと、何をどうすればいいのか分からないもの。そこで今回は、引っ越しのプロに「引っ越しのコツ」を聞いてみました。





■基本を守れば引っ越しも楽ちん?





今回、お話を伺ったのは、「日通」の愛称でおなじみの日本通運株式会社さんです。





——引っ越しの際、まずは荷物をまとめないといけませんが、どこから手を付けると効率がいいのでしょうか?





荷造りをする前にできれば「要るもの」と「要らないもの」を仕分けし、要らないものは事前に処分してしまいましょう。その上で普段使わないもの(趣味のものや書籍、シーズンオフの衣類、食器など)からまとめていくと効率的です。





——その時々に要る、要らないを決めるよりも最初にまとめてやった方がいいのですね! 必要なものを仕分けしたら今度もは荷造りですが、よくある「段ボール何個分」といった基準はどのように考えるといいでしょうか?





例えば90センチ幅程度の本棚や食器棚だとすれば、置いてある量にもよりますが、棚1段で小さい段ボール2個程度くらいです。収納棚などでもだいたい1段で、中くらいの段ボールが1〜2個程度になります。収納されていないものも段ボールに入れる必要があるので、忘れずにカウントしましょう。





——棚1段で2個も使うとなると、想定よりも多めの段ボールをお願いするといいかもしれませんね。こうした荷物を段ボールに詰める際、効率的な方法やアドバイスはありますか?





比較的大きなものからまとめ、大きな荷物の隙間を小さいもので埋める要領でまとめてみましょう。ただし、ぎゅうぎゅうに詰めてしまうと荷物が破損するおそれがありますので余裕を持って詰め、隙間があきすぎるようでしたら緩衝材(新聞紙など)を利用して中の荷物が動かないようにするといいですね。また、基本的なことですが、引っ越し先で同じ場所に収納するものは、なるべく同じ段ボールに入れるといいでしょう。





——荷造りの際、こういうことをしておくと後々助かるというアドバイスはありますか?





引っ越し先での荷物整理のことを考え、「梱包(こんぽう)した段ボールに何が入っているか」「中の荷物をどこに置くか」を段ボールの側面に書いておくといいですね。また、引っ越し先ですぐに使うものは、赤字などで「すぐに使うもの」などの記載をしておくと助かると思います。





——内容物を書く人は多いですが、確かに「どこに置いておくか」も書いておくと便利ですね。引っ越しを何度も経験している人も参考になります。





他には、パソコン内の電子ファイルはバックアップしておきましょう。また、電子ファイルに個人情報が保管されている場合は、電子ファイルの「暗号化」「パスワード設定」をしておくと万が一のときに助かります。これはわれわれ引っ越し業者も助かることですね。





——他にそういった「業者が助かる」ということはありますか?





やはり引っ越し当日までには必ず荷造りを済ませていただくことですね。電化製品についても、冷蔵庫は引っ越し前日までに中を空にし、コンセントを抜く、洗濯機は引っ越し前日までに水抜きをしておくなどしておいてもらえるとうれしいです。テレビなど、映像・オーディオ機器も外したコードやリモコンをまとめておくといいです。





——電化製品の引っ越し準備は、何度も引っ越しを経験した人なら準備しておくことですが、初めての場合や慣れないうちは忘れたりしますし、しっかりと覚えておきたいですね。





あとは、貴重品(現金、キャッシュカード、印鑑、貴金属など)は他の荷物と一緒にしないで、お客さまご自身で携行していただくようにお願いします。





というわけで、引っ越しのプロに聞いてみたところ、





・荷造りの前に必要なものと不要なものを仕分けする

・普段使わないものからまとめる

・段ボールにどれくらい入るか把握する

・大きいものから詰める

・段ボールに目印を書く





といったことがコツのようです。もちろん、引っ越し業者さんが運びやすいようにすることも忘れないようにしないといけません。ぜひ引っ越しの際には参考にしてください!





日本通運「引越しは日通」のページ

http://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/





(中田ボンベ@dcp)

関連キーワード:

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ