【社会人になる前に知っておきたいお金の話】第7回:社会人のお金の使い方をチェックしてみよう

2012/01/13

貯金・節約

第7回:社会人のお金の使い方をチェックしてみよう


■消費に「優先順位」をつけよう!

限られた給料を最大限に活用し、賢い買い物をするためには、消費に優先順位をつけることが大切です。 第2回でもお伝えしたように、大卒初任給の手取り給与の平均は17万円程度。ここから毎月4万円(約25%)を貯金するとなると、1カ月に使えるお金は13万円となります。
消費の優先順位1位は、まず 「生活必需品」です。一人暮らしをすると、次のような支出が毎月発生します。

●毎月の生活にかかる支出例●
住居費⇒ 5万6000円(手取り給与の1/3までに抑える。社宅やシェアルームも節約効果大)
光熱水道費⇒ 7000円(電気3000円・水道1500円・ガス2500円程度)
食費⇒ 2万5000円(手取り給与の1/6程度。自炊費・ランチなど外食も含む)
生活用品⇒ 2000円(シャンプー、せっけん、トイレットペーパーなど)
通信費⇒ 7000円(携帯電話・プロバイダ料金など)
交通費⇒ 4000円(休日の交通費など)
保険料⇒ 1000円(医療保険)
合計⇒ 10万2000円(手取り給与の60%程度)

注意したいのは、住居費や保険料など毎月金額が一定の 固定費です。いったん契約すると変更に手間暇もかかるため、最初から過大な出費にならないよう注意しましょう。
また、実家暮らしの場合は親の負担もお忘れなく。 実家に入れる金額は、3万円~5万円程度の人が多いようです。

次に、消費の優先順位2位として 「貯金」、「人とのつながりにかけるお金」、「能力向上のためのお金」の3つを考えましょう。ただし、貯金などは生活必需品を除いた後に考えるとなかなか計画的に貯めにくいので、あらかじめ給与から天引きする仕組みを作るのがコツです。
すると、最も優先順位が低い3位が 「自分が欲しい物」。ちょっと厳しいようですが、この優先順位をしっかりと守ることで"買い物上手"への道が開かれます。

■欲しい物は「厳選」する!

手取り給与から生活にかかるお金10万2000円と貯金4万円を引くと、残りは2万8000円です。この限られたお金で、 交際費(飲み会、デート、パーティー)、教養・娯楽費(図書費、旅行、習い事)、被服・美容費(洋服代、化粧品代)なども満たす必要があります。

そこで大切になるのは、欲しい物を「厳選する」こと。買う物を減らせば、一つひとつの支出を贅沢に予算配分することができるからです。例えば5000円の洋服を2枚買いたい場合も、1枚に絞れば浮いた5000円を交際費など他の支出にまわすことができます。もう少し高い洋服を買うこともできますね。

■欲しい物をおトクに買う3つの方法

欲しい物を厳選した後は、せっかくならおトクに買える3つの工夫をしてみましょう。

1. 価格を比較する
家電製品から保険料まで、さまざまな商品を価格比較サイトで調べることができます。円高を生かし、並行輸入品をネットで安価に購入することも可能です。

2. クーポンを活用する
クーポンも上手に利用すればメリットが大きいです。事前にお金を支払うタイプのクーポンは、期限内にサービスを利用するかをよく考えてから購入するようにしましょう。

3. ポイントを利用する
ポイントカードやクレジットカードで、ポイントを集める方法もあります。還元率は一般的に1%前後ですが、利用額により還元率がよくなるため、できるだけ1枚のカードにポイントを集約することがコツです。ポイントカードを作るかどうかの判断は、その店で10万円程度の買い物をするかを目安にするとよいでしょう。 クレジットカードも、メインとサブの2枚までに絞るのがおすすめです。旅行が多いならマイルが貯まるカード、買い物好きならショッピング系など、自分がよく利用するサービスから作ればいいですよ。

クーポンを利用したり、ポイントを集める際に注意したいのは 「買い過ぎない」こと。自分が欲しい物を厳選するのが、"買い物上手"の王道です。あくまで必要な物を購入する際に、おトクに入手する手段として活用しましょう。

(2012.01.13)

■ ファイナンシャル・プランナー 花輪陽子(はなわ ようこ)
CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」2011年度相談員。元外資系の投資銀行勤務。現在は雑誌・新聞・テレビ・ラジオ出演や全国講演などを精力的に行っている。『貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)、『夫婦で年収600万円をめざす!二人で時代を生き抜くお金管理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。日経マネー、日経ウーマンオンライン、CREA webなどで連載。
■Twitter:@yokohanawa ■公式サイト:http://yokohanawa.com/


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