溜まった疲れを癒すには? アロマテラピーインストラクターに聞く、簡単なアロマの始め方

更新:2017/06/09

社会人ライフ

不安に押しつぶされそうになる就活・転職の面接や、慌ただしい新社会人生活では、いかにしてリラックスして疲れを癒す時間をつくるかが重要になってきます。ただアレコレ道具をそろえたり、手間のかかるリラックス法はなかなか手が出せません。そんなときにおすすめなのが、香りを用いてリラックスする方法、いわゆる「アロマテラピー」です。今回は、初心者でもアロマテラピーを楽しみ、疲れを癒す方法をご紹介します。

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■初心者はまずはベーシックな香りからチョイス

今回お話を伺ったのは、『公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)』の青江智子さんと山岡睦さんです。日本アロマ環境協会は、アロマテラピーの普及・調査・研究などの活動を行っているアロマテラピー関連で唯一の公益法人。青江さんはAEAJ認定アロマテラピーインストラクターの、そして山岡さんはAEAJ認定アロマテラピーアドバイザーの資格を持っていらっしゃいます。

――そもそもアロマテラピーはどういったものなのですか?

青江さん アロマテラピーは、植物から抽出した精油を使って、心身のトラブルを穏やかに回復させたり、健康の維持や美容といったことにも役立てていこうという自然療法です。植物が持っている香りの力を取り入れる自然療法なので、100%天然素材の精油を使うことが前提となっています。

――アロマテラピーはどうしてもハードルが高いイメージがあるのですが、何も知らない初心者でも、気軽に楽しめるものなのでしょうか?

山岡さん もちろんです。よく「アロマディフューザーがいるのでは?」という人もいますが、精油さえあれば、手軽に日常に取り入れることができますよ。

――その「精油選び」ですが、初心者は何をチョイスすればいいですか?

青江さん 大事なのは「好きな香り」の精油を選ぶことです。香りによってさまざまな効果がありますが、まずは効果よりも好きな香りを楽しんでリラックスすることが一番ですね。

山岡さん お店に行って数多くある中からお気に入りの香りの精油を見つけるのも楽しいですよ。

――確かに効果だけを考えて好みでない香りを用いるよりも、好きな香りを楽しむ方がいいですね。

青江さん もし「選べない!」という場合は、

●ラベンダー
鎮静作用があり、緊張した心と体をリラックスさせます

●ペパーミント
優れたリフレッシュ効果を持ち、鼻や喉の調子を整える作用もあります

●オレンジ・スイート
ストレスからくるイライラや、神経の緊張を緩める効果があります

この3種類の中から選ぶといいでしょう。

山岡さん これらは代表的な精油で、値段も手ごろなのでおすすめです。入門用としてちょうどいい3mlの小さな瓶でも売られています。

次のページ疲れを癒すにはまずはこんな方法を試してみよう!

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