近年、ビジネスシーンでカタカナ語をよく耳にします。
その中の1つにインバウンドという言葉があります。
「インバウンドってよく耳にするけど、どういう意味なの?」
「インバウンドの正しい使い方は?」
と疑問に思う方も多いでしょう。
そこで今回はインバウンドの意味と使い方について、例文を交えて紹介します。
インバウンドは英語のinboundから来ています。
インバウンドの本来の意味は内向きに入ってくる、帰航のという意味。
日本では主に外国人が日本へ観光に来ることの意味として使われることが多いです。
対義語として自分の国から外国へ旅行するというときに、アウトバウンドが使われます。
主に旅行関連で使われることの多かった言葉ですが、最近ではビジネスシーンでも使用されることが増加。
ここからはビジネスシーンでも活用できるよう、インバウンドの使い方を紹介します。
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先にも紹介した通り、インバウンドという言葉は旅行関連で使われることが多いです。
近年ではインバウンドという言葉は、他のビジネスシーンでも使用されるようになり意味が多様化しています。
各業界で使用されるインバウンドの意味を紹介します。
観光業界でのインバウンドは、主に外国から日本を訪れる観光客のことを指します。
インバウンドを使用した言葉には、「インバウンド消費」や「インバウンド需要」などもあります。
インバウンド消費は、外国人観光客から見込める日本国内の消費量のこと。
インバウンド需要は、外国人観光客からの訪日旅行需要のことです。
近年では、2020年東京オリンピックの際によく使用されていました。
IT業界でのインバウンドは、システムが外部からデータを受信することを指します。
IT業界では、「インバウンド通信」などと使用します。
メールの受信や、サイトへの問い合わせなどもIT業界におけるインバウンドの1つ。
反対に外部へのデータ送信のことをアウトバウンドと言います。
マーケティング業界でのインバウンドは、ブログや動画などをWeb上に公開し、消費者に興味を持ってもらい購入を促すことを指します。
ブログや動画などをWeb上に公開し、消費者に商品に興味を持ってもらい購入を促す方法を「インバウンドマーケティング」と言います。
従来のマーケティングは企業側が積極的にテレマーケティングやダイレクトメッセージなどを使用したアウトバウンドマーケティングでした。
しかし時代の変化に伴い、消費者側からアクセスしてもらうインバウンドマーケティングへと移行しつつあります。
コールセンターでのインバウンドは顧客よりかかってくる電話のことを指します。
顧客からかかってくる電話のことを「インバウンドコール」と呼び、電話を受ける業務のことを全体的に「インバウンド業務」と言います。
反対に企業から電話をかけることを「アウトバウンドコール」と呼び、営業的な戦略の一つ。
他にも一般的なビジネスシーンでも顧客の来訪や電話対応をインバウンドと指すこともあります。
インバウンド事業とは、外国から日本を訪れる方向けの事業のことを幅広く言います。
主なインバウンド事業はホテル、百貨店、小売業界、家電など。
観光関連だけの事業でなく、訪日外国人によって生まれるサービスや事業も含まれます。
中国からの旅行者が増えた時期には、それまでインバウンド事業を行っていなかった企業までもがインバウンド事業に乗り出しました。
新型コロナウイルスの影響で訪日外国人は減少してしまいました。
しかし、日本はコロナが終息したら旅行したい国で1位に選ばれており、インバウンド事業は今後さらに重要となってくるでしょう。
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