「3割増しで喜びを表現」「家族を褒める」実際に使っている上司のご機嫌取りテクニック

仕事をするときは上司の機嫌が気になるもの。とくに気分屋上司の場合は、機嫌が悪いと指示が変わってしまうこともあるほどです。上司のご機嫌取りにはどんなことが効果的でしょうか？ 社会人にテクニックを教えてもらいました。

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■上司についていく

・ランチに誘ってプライベートの話をして、頼っているふりをする。上司の調子が良さそうな時に話を持ちかける（女性／28歳／医薬品・化粧品）
・何かしてもらったときは3割増しで喜びを表現する。ちょっと手伝ってくれたりしたことを大げさに褒めると、ご機嫌になって他のことも手伝ってくれる（女性／25歳／学校・教育関連）
・とにかく上司の言うことに否定せずイエスマン。常日頃から、肯定的な態度でのみ接する。怒られたときも、「まぁこいつなら仕方ないか」と思わせる（男性／35歳／機械・精密機器）

部下から信頼されている、好かれていると感じると、上司は機嫌が良いと思います。ただ、あまりにもヨイショをしすぎてしまうと「何か裏がある」と誤解されるかもしれないので気をつけましょう。

■話をよく聞く

・必ず話を聞いてあげる。家族を褒めると嬉しそうなので（女性／31歳／アパレル・繊維）
・上司が早く出勤するので、自分もなるべく早く出勤する。雑談などができる間柄になる（男性／32歳／専門職）
・話を上司にも振る。上司が会話に参加できず一人で寂しそうにしているタイミングで（女性／41歳／マスコミ・広告）

コミュニケーションは大事なこと。雑談の中から仕事のヒントが見つかることもあります。

■細やかな気配り

・その年代の歌を歌う。「よく聴いていた」と言う（女性／42歳／学校・教育関連）
・栄養ドリンクを差し入れする。コンビニに行ったついでに買って、「最近お疲れ気味そうなので」と気遣いを見せる（女性／30歳／ホテル・旅行・アミューズメント）
・酒を注ぐ。飲み過ぎず常に周りに注意を払う（男性／31歳／商社・卸）

カラオケでの気配りや差し入れなど、「さり気なく」行うのがポイントです。やりすぎると上司に「悪いなぁ」と思わせてしまうかも。

■言葉のやりとりで

・「さすが」と褒める。見落としがちのことを言われたとき、「さすが」と言う（女性／32歳／アパレル・繊維）
・帰る前に「何かお手伝いありますか？」と聞く（男性／30歳／運輸・倉庫）
・嫌なことでも笑顔で対応すること。したくない残業を頼まれたときでも笑顔で対応すると機嫌がいい（女性／23歳／ソフトウェア）

さり気なく褒めたり、仕事を手伝ったり。こういう「言葉のやりとり」は、上司にとっても嬉しいものではないでしょうか。

■お土産やお歳暮を贈る

・休暇を取って旅行をしたら、上司好みのお土産を買う。上司の好きなお菓子などをリサーチしておくこと（女性／36歳／商社・卸）
・お歳暮を贈る。ビール系が好きだからビールのお歳暮を贈る（男性／28歳／建設・土木）
・お菓子を買ったときは必ず「1ついかがですか」と上司にも勧める。上司が疲れだしたと感じたときにチョコを差し出すとよい（男性／32歳／機械・精密機器）

お土産やお歳暮などをあげるというのは、ストレートなご機嫌の取り方す。何かしてあげたいという気持ちは上司にも伝わりそうですね。

■とことん付き合う

・上司の好きな野球チームが勝った次の日に話を持ち出すようにしている。上司と一緒にいて会話のネタがないときに効果的（男性／32歳／機械・精密機器）
・話しは聞き役に回る。リアクションを大きめにして間を挟まず気持ちのいいように話させると気持ちいいようです（女性／26歳／小売店）
・お酒に酔って絡まれても一生懸命話を聞く。ひたすら我慢（女性／26歳／団体・公益法人・官公庁）

ここまでしてくれたら、上司もかわいがってくれることでしょう。

親以上に年の離れた上司と接することは難しいと思うかもしれませんが、上司も同様に考えているかもしれませんね。若い部下がこんなに気遣っていることを知ったら、上司も嬉しいでしょう。コミュニケーションが円滑になれば、仕事もうまく進められます。「上司のご機嫌取り」も社会人には必要なスキルなのかもしれません。

文・OFFICE-SANGA 渡邉久美子

調査時期：2015年1月
アンケート：フレッシャーズ調べ
集計対象数：社会人500人（インターネットログイン式アンケート）