「カーボン」とは“炭素”のことで、地球温暖化の原因とされる、温室効果ガスの一種であるCO2などに含まれている。様々な努力でCO2を減らす努力をしても、CO2排出量をゼロにすることは難しい。そこで、減らす努力に加えて、CO2を回収し地中に貯留したりリサイクルすることや、植物を増やして吸収させるなどして「CO2を実質ゼロにする」ことをカーボンニュートラルという。
エネルギー消費量の約6割は ”熱”需要が占めている。
そのため、CO2を減らすには、
この熱需要への取り組みが 欠かせません。
民生・産業部門のエネルギー消費量
約9,700PJ/年
未来の都市ガス「e-メタン」(合成メタン)をつくる技術をメタネーションという。「e-メタン」(合成メタン)を燃やすとCO2が出るが、つくるときに私たちの暮らしの中から排出されるCO2を“リサイクル”しているので、全体としてCO2は増えない。そのためこれまで通り、都市ガスを使ってもCO2は増えず、カーボンニュートラルとなる。
大阪ガスは2025年大阪・関西万博にて、会場内の生ゴミなどから発生するバイオガスに含まれるCO2と再エネ由来の水素からe-メタン(合成メタン)を生成するメタネーション実証を実施予定。日本ガス協会では、2030年にガスのカーボンニュートラル化率5%以上の実現を目指しており、2050年にガスのカーボンニュートラル化の達成を目指している。