高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。そんなはじめの一歩を、今回は映画『見える子ちゃん』に出演した原菜乃華さんとなえなのさんにお聞きしました。
憧れの人の“はじめの一歩”を知ることで、今の自分にできる「はじめの一歩」を見つけてみませんか?
原菜乃華、なえなののはじめの一歩

私は上京したときです。もともと静岡に住んでいて、アパレル店員をしていたのですが、YouTuberになりたいと本気で思って、東京に出てきたことが今に繋がっているなと思います。あのとき、東京に来ていなかったらここにはいないと思うので、大きなはじめの一歩でした。
なえなのさん
何歳のときに…?
原さん
18歳!
なえなのさん
かっこいい!
原さん
かっこいいでしょ(笑)。
なえなのさん
私は、『すずめの戸締まり』という作品で初めて声のお仕事をさせていただいたのですが、それまで自分の声が苦手と言いますか、コンプレックスに感じていて。その作品でいろいろな方に褒めていただいて、お仕事の幅も広がったので、コンプレックスが1つ消えた大きな一歩だったなと思います。
原さん
これからはじめの一歩を踏み出そうとしている読者にエールをお願いします。
じゅりさん
好きなことは貫いた方がいいと思います。私自身、友達を作ることがあまり得意ではないのですが、好きなものを大声で「好き」と言っていると同じものが好きだと言う人たちが周りに集まってくれる気がしていて。それだけでなく、好きなものを話しているときは素でいられるので、そういった姿をいいなと思って、「友達になりたい」と言ってくれる人とはずっと仲良くしていける気がします。自然と合う人は集まってきますし、自分の中で波長が合わないなと思う人とは縁が薄くなっていくと思うので、とにかく自分の好きなことを貫き通して、自分にとって心地いい環境を作ること。無理せず、偽らず、そのままで楽しんでもらえたらいいなと思います。
原さん
私は何もしないことが一番ダメだと思っているタイプなので、何か夢がある子はとりあえず行動してほしいなと思います。その一歩が小さくても、大きくても、絶対に後から自分のためになると思いますし、“やらない”と選択することもやっているうちに入ると思います。何も選択しないことが一番ダメなので、やらないならやらないでもいいですし、やると決めたらやってみて頑張ってほしいです。自分で意思を固めて行動をとる、ということが大きな一歩になると思うので、応援しております。
なえなのさん
原作ファンの方も喜んでもらえるような作品
本作の出演が決まった際の心境を教えてください。
じゅりさん
私は原作を拝見していたので、「実写化するんだ!」という驚きが最初はありました。オーディションのお話をいただいて、やりたいと思いオーディションを受けました。
原さん
私もオーディションだったのですが、演技ではなくて、怪談話をするという変わったオーディションで。自分の中では手応えを感じていなくて。うまくできたのか分からないまま待っていたら「合格したよ」とお聞きして、安心しつつ、「自分でいいのかな」という不安と緊張がありました。
なえなのさん
完成した作品をご覧になってみて、いかがでしたか?
ななさん
新しい作品だと思いました。私が原作を見たときに感じたホラーとコメディの両立、ふたつの独特なテンポ感がそのまま映像にもちゃんと表現されていて。これは原作ファンの方も喜んでもらえるような作品になっているのではないかなと思います。
原さん
初めての映画で、ドラマと比べて映画の現場は大変だと思っていたので、自分が参加した作品がこうやって形になったのを観て、すごく嬉しかったです。原作の良いところも含まれながら、映画オリジナルの面白さだったり、感動するシーンだったり、楽しさもあり、懐かさもあるという最高の映画だ!と思いました。
なえなのさん
原さんの演じられた四谷みこの第一印象や魅力を教えてください。
じゅりさん
あまり自分の気持ちと感情は表に出さないのですが、内側では思っていることがしっかりあって、自分のためというより、人のために何かをする印象が強い女の子です。友達や家族のため、周りの人のためを常に考えているような愛の深い子だなと思いました。
原さん
なえなのさんが演じられた二暮堂ユリアの第一印象や魅力を教えてください。
ななさん
原作を読んだとき、最初は変った子だなと思いました。作品の中でも、「あの子、霊が見えると言っている」と変わった子に見られがちですが、中身を知ると、優しくて、不器用なだけでみんなと仲良くしたいと思っていて。霊と対峙すると、おかしな感じになっちゃうところも可愛いなと思います。
なえなのさん
それぞれの役と似ているなと思った部分や、また違うなと思った部分はありますか?
じゅりさん
どちらかというと聞き役でいることが多いので、そこはみこに似ているかもしれないです。喋ることがあまり得意ではないこともあって、人の話を聞くほうが好きで、表に出て目立つよりかは、一歩下がっているほうが多いので、似ているかもしれないです。
原さん
似ているなと思うところは、頑固なところです。自分もかなり頑固で、人に指摘されても「いや、私はこう思っているから」というような、折れられないタイプなので。ユリアちゃんも自分の信じているものや興味があることには、とてもまっすぐで自信があるので、そこは似ているかなと思いました。あまりにも霊を怖がらなさすぎるところは似ていないなと思います。そこまで怖がりではないですが、ここまで怖がらない子はなかなかいないだろうなと思いました。
なえなのさん
おふたりの演じられた役はどちらも霊が見えますが、もし実際におふたりも突然見えるようになったら、みこのように周りには隠し通しますか?
じゅりさん
言っちゃう…。
なえなのさん
言っちゃう!?怖がらせてしまうかな…と。見えない人に「あそこにいるよ」と言っても「無理無理!」となりそうで、騒がれても困るなと思っちゃいます。
原さん
確かに。
なえなのさん
家族や親しい友人くらいには言うかもしれないです。
原さん
私は?
なえなのさん
言っても怖がらなさそう。「あ、そうなんだ」くらいになりそう(笑)。でも、「そうなんだね」と受け止めてくれそうだから言っちゃうかも。
原さん
嬉しい!
なえなのさん
「危ないからそこ少し避けたほうがいい、若干いる」くらいは言えるかも(笑)。
原さん
言われたい!
なえなのさん
言われたい(笑)。「その人、首から上ないよ」なんて言われたら怖くない…?
原さん
え、やばい!
なえなのさん
みたいな反応してくれそうだから言います(笑)。
原さん
特徴的なキャラクターがたくさん登場しますが、おふたりの推しキャラクターはいますか?理由も一緒に教えてください。
ななさん
ユリアちゃんです。
原さん
嬉しい!
なえなのさん
原作を見ていて、ユリアちゃんが好きだなと思いました。不器用で可愛くないですか?自分の芯をちゃんと持っていて、曲げられないから周りとギクシャクしてしまうのですが…。生きるのは下手だけど、幸せになってほしいなと思うようなキャラクターで好きです。
原さん
私は、みこを追いかけているツトムくんが好きです。小学生の霊で、顔はもやっとしていて見えないのですが、可愛くない…?
なえなのさん
可愛い(笑)。オフのときたくさん喋ってくれて、休憩中に恐竜の本を持って膝の上で見ていたのですが、そういうところも可愛かったです。
原さん
その可愛さがにじみ出ていました。おばけですが(笑)。
なえなのさん
もちろん怖いところはありますが、追いかけまわされるシーンの撮影で、「追いかけっこね!僕早いから!」と言われました(笑)。
原さん
可愛かったです。
なえなのさん

はらなのか 原菜乃華
2003年8月26日生まれ。東京都出身。
子役として芸能活動をスタート。22年公開のアニメーション映画『すずめの戸締まり』にて主人公役の声優に抜てきされた。近年の主な出演作に、連続テレビ小説『あんぱん』(25)、映画『恋わずらいのエリー』(24)『【推しの子】-The Final Act-』(24)などがある。7月公開の『ババンババンバンバンパイア』にも出演している。

なえなの
2001年1月14日生まれ。静岡県出身。Z世代を中心に高い支持を集め、SNS総フォロワー数は700万人を超える。その後モデルやタレント、女優など多岐にわたって活躍。近年の主な出演作に、配信ドラマ『【推しの子】』(24)、ドラマ『東京タワー』(24)などがある。
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原菜乃華、なえなの「一歩が小さくても、大きくても、絶対に自分のためになる」 #はじめの一歩
映画『#見える子ちゃん 』に出演したおふたりにお聞きしました@eigamierukochan @naenano78
▼記事はこちらhttps://t.co/wRqrOlZqVe
— マイナビティーンズ (@mynavi_teens) June 5, 2025
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映画『見える子ちゃん』
ある日突然、霊が"見える"ようになった女子高生・みこ。
ヤバすぎる霊たちに囲まれたみこが選んだ生き残り術は、まさかの「見えていないフリ」。
親友のハナに霊が憑いても、同級生のユリアに見えることがバレそうになっても、ただひたすらに全力スルー。
しかし、産休に入る担任の代理として遠野先生が赴任してくる。
何やら異様な霊が憑いている遠野の影響か、ハナの様子に異変が生じついには倒れてしまう。
ハナを助けるため、みこはユリアや昭生と共に遠野の謎を追ううちに、驚くべき事実を知ることに。
果たして、親友を救い、文化祭を無事に迎えることはできるのか──。
"見えていないフリ"を貫いてきたみこが、ついに「無視できない」恐怖に立ち向かう!
取材・文/なな、じゅり(ガクラボメンバー)
編集/マイナビティーンズ編集部
撮影/三橋優美子
これまでを振り返って今の自分につながるはじめの一歩だったなと思う出来事やきっかけはありますか?
ななさん