「東大毎日塾」代表
内田悠斗(うっちー)先生
学生時代は、塾に通わずに東京大学 理科一類に現役合格をした実績を持つ。東大生から毎日指導が受け放題というスタイルが注目されている。1,000人以上の指導経験に裏打ちされた勉強法を発信したブログも人気。
▼ブログ
https://www.toudain.com/
▼インスタ
https://www.instagram.com/toud...
▼X
https://x.com/toudai_mainichi
5教科別! 点数アップにつながるおすすめ勉強法

まずは、主要5教科それぞれの効果的な勉強法を見ていきましょう。「この教科、苦手なんだよな…」という人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
数学:基礎固めと反復練習がカギ!「わかったつもり」をなくそう
数学は、積み重ねが大切な教科。どこかでつまずくと、その先の問題が解けなくなってしまうことも多いですよね。だからこそ、「基礎固め」と「反復練習」が何よりも重要になります。
POINT 1:教科書の例題を「自分の力で解けるまで」繰り返す
「解答を見てわかった」と「自力で解ける」は全く違います。まずは教科書の例題や章末問題など、基本的な問題を何も見ずにスラスラ解けるようになるまで、繰り返し練習しましょう。「この問題、前も間違えたな」という箇所は、あなたの伸びしろポイント! 印をつけて重点的に復習すると効果的です。私が担当した生徒さんで、応用問題ばかり解きたがる子がいたのですが、基本問題を徹底的に反復したら、応用問題も自然と解けるようになり、点数がぐんと伸びたケースがありました。
POINT 2:解法パターンを理解し、体に叩き込む
数学の問題には、ある程度の「型」があります。基本的な問題の解き方を理解したら、次はそれを「覚える」段階です。九九を覚えるように、基本的な解法パターンがスッと出てくるまで練習しましょう。そうすることで、少しひねった問題にも対応できるようになります。「この問題、あのパターンが使えるかも?」と気づけるようになるのが目標です。
POINT 3:間違いノートで「苦手」を「得意」に!
間違えた問題は、最高の教材です。なぜ間違えたのか(計算ミス? 公式の覚え間違い? 考え方が違った?)を分析し、正しい解き方をノートにまとめましょう。テスト前にそのノートを見返すだけで、効率的に弱点を克服できます。面倒に感じるかもしれませんが、これをやるかやらないかで、本当に差がつくんですよ。
英語(外国語):音読と文法理解で「使える英語」を目指す
英語は、単語や文法といった知識だけでなく、実際に「読む」「聞く」「書く」といった運用能力も求められます。バランスよく学習を進めることが大切です。
POINT 1:単語・熟語は「音」と「使い方」をセットで覚える
単語帳を眺めるだけでは、なかなか記憶に定着しません。おすすめは「音読」。正しい発音を意識しながら声に出して読むことで、耳からも記憶できます。さらに、例文ごと覚えてしまうと、実際の文の中でどう使われるのかが分かり、長文読解や英作文にも活きてきます。「この単語、あの例文で出てきたな」と思い出せるようになると強いですよ! 最近は音声付きの単語帳アプリもたくさんあるので、通学時間などを活用するのも良いですね。
POINT 2:文法は「ルールの理解」と「例文暗記」で土台を作る
なぜこの語順になるのか、なぜこの形になるのか、といった「理屈」を理解することが大切です。参考書の解説をじっくり読んだり、先生に質問したりして、まずはルールを納得いくまで理解しましょう。その上で、基本的な例文をいくつか丸ごと暗記してしまうと、文法のルールが感覚的に身についてきます。暗記した例文の単語を入れ替えて、自分で英文を作ってみる練習も効果的です。
POINT 3:長文読解は「音読」で速読力と読解力をアップ!
長文読解が苦手な生徒さんに共通しているのは、読むスピードが遅いことと、返り読みをしてしまうこと。これを克服するのに効果的なのが「音読」です。最初はゆっくりでもいいので、意味の区切りを意識しながら、スムーズに読めるようになるまで繰り返しましょう。慣れてきたら、時間を計って読む練習も取り入れると、テスト本番の時間配分にも役立ちます。
文法はなんとなく覚えてたけど、ちゃんと理由を理解するのって大事なんですね。例文も一緒に覚えてみます!
女子高校生
国語:読解力と記述力は「意識して読む・書く」ことで伸びる
国語は、すべての教科の基礎となる読解力や、自分の考えを表現する記述力が問われます。感覚的に解くのではなく、論理的に文章を読み解く練習をしましょう。
POINT 1:文章の「つながり」と「展開」を意識して読む
文章を読むときは、「しかし」「だから」「つまり」といった接続詞や、「これ」「それ」といった指示語に注目しましょう。これらは、文章の流れや筆者の主張を理解する上で重要なヒントになります。段落が変わるごとに「ここでは何が書かれているか」を意識したり、登場人物の心情の変化や場面の移り変わりを捉えたりしながら読む練習をすると、内容の理解度が格段に深まります。
POINT 2:設問の「意図」を正確に読み取る練習をする
テストで点を取るためには、問題作成者が「何を」「どのように」答えてほしいのかを正確に把握することが重要です。「〜とはどういうことですか」「〜の理由は何ですか」といった問いに対して、本文中のどの部分を根拠に、どういう言葉で答えるべきか、解答の骨子を考えてから書き出す練習をしましょう。「なんとなく」で答えるのではなく、「本文のここにこう書いてあるから、こう答える」という意識を持つことが大切です。
POINT 3:古文・漢文は「音読」と「基本ルール」の反復が命!
古文や漢文は、現代語とは違うルールで書かれています。まずは、声に出して読むことに慣れましょう。音読することで、独特のリズムや文の構造が掴みやすくなります。そして、重要な単語や文法(助動詞、句法など)は、繰り返し問題を解く中で覚えていくのが効果的です。毎日少しずつでも触れる時間を作ることで、知識が定着しやすくなります。歴史的背景を知っておくと、内容の理解が深まることも多いですよ。
古文は苦手だったけど、音読してリズムに慣れるっていうのは新しい発見でした。毎日少しずつ頑張ってみます。
女子高校生
理科:理解+暗記の“ハイブリッド勉強”で本質をつかむ
理科は、現象の仕組みを「理解」することと、用語や公式を「暗記」することの両方が必要です。バラバラに覚えるのではなく、関連付けながら学習を進めましょう。
POINT 1:「なぜそうなる?」と常に考えるクセをつける
用語や公式をただ丸暗記するだけでは、応用問題に対応できません。「この現象は、どういう仕組みで起こるんだろう?」「この公式は何を表しているんだろう?」と、常に「なぜ?」を考えることが重要です。教科書の図や資料、実験の映像などを活用して、視覚的にイメージを掴むのも効果的です。自分の言葉で現象を説明できるようになれば、理解が深まった証拠です。
POINT 2:分野ごとに「最適な勉強法」を使い分ける
理科の中でも、分野によって効果的な勉強法は異なります。例えば、生物は図や写真とセットで用語を覚える、化学は計算練習と物質の性質の暗記、物理は公式の意味を理解した上で問題演習、地学は図やグラフの読み取り練習、といった感じです。それぞれの分野の特性に合わせて、勉強法を工夫してみましょう。
POINT 3:実験・観察問題は「目的」と「手順」を意識する
実験・観察問題では、「この実験は何を調べるためのものか」「どのような手順で行われているか」「結果から何が言えるか」を読み取ることが求められます。問題集や過去問を解く際には、単に答えを出すだけでなく、実験の目的や操作の意味、グラフが何を示しているのかをじっくり考えるようにしましょう。出題パターンに慣れておくことも大切です。
実験の問題は、流れをちゃんと理解して解くようにしたら、ちょっとずつ意味がわかってきそうです!
男子高校生
社会:知識を「つなげて」「多角的に」理解する
社会は、暗記する内容が多いと感じるかもしれませんが、単に用語を覚えるだけでなく、出来事の背景や関連性を理解することが重要です。
POINT 1:地理は「地図」と「データ」を相棒にする
地名は、必ず地図帳で場所を確認しながら覚えましょう。その土地の地形や気候と、産業や文化を結びつけて理解すると、記憶に残りやすくなります。統計資料やグラフも、ただ数値を覚えるのではなく、「なぜこの地域でこの生産物が多いのか」「なぜこのグラフはこのような形になっているのか」と理由を考えることが大切です。白地図に自分で情報を書き込んでいくのもおすすめです。
POINT 2:歴史は「流れ」と「因果関係」でストーリーとして捉える
年号や人名、出来事をバラバラに覚えるのは大変です。歴史は一つの大きな物語。出来事の「なぜ(原因)」と「その結果どうなったか(影響)」を意識し、時代の流れとして捉えるようにしましょう。教科書を読むだけでなく、歴史漫画や関連書籍、NHKの教育番組などを活用すると、人物像や時代の雰囲気が掴みやすくなり、楽しく学習できます。「あの事件がきっかけで、次の時代はこうなったんだな」と、ストーリーで覚えると忘れにくいですよ。
POINT 3:公民は「身近なニュース」と結びつけて理解を深める
政治や経済の仕組み、憲法の内容などは、少し難しく感じるかもしれません。そんな時は、普段見ているニュースや新聞記事と関連付けて考えてみましょう。「選挙のニュースで言っていたのは、この制度のことか」「この経済指標は、こういう意味だったんだな」と、具体例と結びつけることで、ぐっと理解が深まります。用語の意味だけでなく、「なぜそのような仕組みになっているのか」「私たちの生活にどう関係しているのか」を考えることが大切です。
POINT 4:「説明できる?」を意識して記述力も鍛える
一問一答で用語を覚えるだけでなく、「〜とは何ですか?」「〜が起こった理由を説明しなさい」といった記述問題に対応できる力も必要です。重要な出来事や制度について、自分の言葉で説明する練習をしておきましょう。キーワードをいくつか盛り込みながら、簡潔にまとめる練習が効果的です。
歴史をストーリーとして見るって発想、すごくわかりやすかったです。因果関係を意識して覚えてみます!
女子高校生
暗記モノ、どう覚える? ~脳に定着させるテクニック~

テスト勉強に暗記はつきもの。「覚えてもすぐ忘れちゃう…」という悩み、よく聞きます。でも、ちょっとしたコツで、記憶の定着率は大きく変わるんです!
五感をフル活用!「体で覚える」
目で見るだけでなく、声に出して読む(聴覚)、書いて覚える(触覚)、歩きながらブツブツ唱える(運動感覚)など、色々な感覚を使うと記憶に残りやすくなります。単語を覚えるとき、ただ眺めるだけでなく、発音しながら何度も書いてみる生徒さんは、やはり定着が早いですね。自分に合った方法を見つけてみてください。
「自分の言葉」に言い換えてみる
教科書や参考書の難しい説明を、そのまま覚えようとしてもなかなか頭に入りませんよね。そんな時は、一度自分なりに「つまりこういうことだな」と簡単な言葉で言い換えてみましょう。この「言い換える」作業が、理解を深め、記憶のフックを作るのに役立ちます。
最強の記憶術!?「人に教える」つもりで勉強する
覚えた内容を、友達や家族に説明してみましょう。「人に教える」ためには、自分が内容をしっかり理解していないといけません。説明しているうちに、あやふやな部分や理解が足りない部分が明確になり、記憶がより強固になります。これは本当に効果的なので、ぜひ試してみてください!
「いつ」繰り返すかが重要!忘れる前に復習する
一度覚えたことも、時間が経つと忘れてしまいます。大切なのは、「忘れかけるタイミング」で復習すること。例えば、寝る前に覚えたことを翌朝もう一度確認する、1日後、3日後、1週間後…と、少しずつ間隔を空けながら反復すると、長期的な記憶として定着しやすくなります。(エビングハウスの忘却曲線、という考え方もありますね!)
*「せっかく覚えたのに、すぐ忘れちゃう…」実はこれ、脳のしくみとしてごく自然なこと。ドイツの心理学者エビングハウスが行った実験によると、人は何も復習しなければ、覚えたことの半分以上を1日以内に忘れてしまうそう。そのため、適切なタイミングで復習すれば、忘れるスピードをグッと遅くすることができる。
覚えたあとは、タイミングを考えて復習するのが大事なんですね。次は忘れる前に見返してみます!
女子高校生
集中力を高める小ワザ集 ~「ゾーン」に入るためのヒント~

「よし、勉強するぞ!」と思っても、なかなか集中力が続かない…そんな経験はありませんか?集中力をコントロールする、ちょっとしたコツをご紹介します。
時間管理の達人になろう!「ポモドーロ・テクニック」
「25分集中して勉強したら、5分休憩する」というサイクルを繰り返す方法です。短い時間なら集中しやすいですし、こまめな休憩が集中力の持続につながります。タイマーを使って時間を区切ると、「あと〇分頑張ろう!」という気持ちにもなりやすいですよ。ダラダラ長時間やるよりも、メリハリをつけた方が効率的です。
*ポモドーロテクニックとは、25分間の集中作業と5分間の休憩を繰り返すことで、集中力を維持し、生産性を向上させる時間管理法。イタリアの起業家・作家であるフランチェスコ・シリロ氏がトマト型のキッチンタイマーを使い考案したことから、「ポモドーロ(トマト)」という名前がつけられた。
「勉強モード」に入るための環境づくり
勉強する場所を決めて、そこは勉強以外のことはしないようにすると、「この場所に来たら勉強する」というスイッチが入りやすくなります。机の上は整理整頓し、スマホや漫画など、集中を妨げるものは視界に入らない場所に置きましょう。「スマホをつい触っちゃう…」という生徒さんは、勉強中は親に預かってもらったり、別の部屋に置いたりする工夫をしていましたよ。
脳をリフレッシュ! 軽い運動やストレッチをする
長時間同じ姿勢で勉強していると、血行が悪くなり、集中力も低下しがちです。休憩時間には、軽いストレッチをしたり、少し歩き回ったりして、体を動かしましょう。血流が良くなると脳も活性化し、気分転換にもなります。勉強前に軽く散歩するのもおすすめです。
小さな「できた!」でやる気をチャージ
なかなか勉強を始める気になれない時は、まず簡単な問題や好きな教科から手をつけてみましょう。小さな「できた!」という成功体験が、やる気のエンジンをかけてくれます。「今日はこのページまで終わらせる」「この問題を解けるようにする」など、具体的な小さな目標を立てるのも効果的です。
勉強する場所を決めるだけで、気持ちの切り替えができるっていいですね。まずは机の上を片づけようかな。
男子高校生
いかがでしたか? テスト勉強は、ただ時間をかければ良いというものではありません。自分に合った正しいやり方を見つけて、効率的に進めることが大切です。
今回紹介した方法が、皆さんのテスト勉強のヒントになれば嬉しいです。焦らず、諦めず、一つひとつ着実に積み重ねていけば、必ず力はつきます。皆さんの健闘を心から応援しています! 頑張ってくださいね!
間違いノートって大事なんですね。苦手なところをまとめて、次は自信持って解けるようにしたいです!
男子高校生