
「東大毎日塾」代表
うっちー 先生
東大生から毎日指導が受け放題というスタイルが注目されている。1000人以上の指導経験に裏打ちされた勉強法を発信したブログも人気。
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夏休みに勉強計画をたてることが重要なワケ
夏休みは期間が長く、計画をきちんと立てておかないと、行き当たりばったりの勉強になります。終わり頃になってから、「せっかくの夏休みを無駄にしてしまった」と後悔することにならないようにしっかりと自分なりの勉強計画を立てていきましょう!
大学受験を計画しているなら、高1から目標を立てよう
将来大学進学を目指すならなおのこと! 合格を勝ち取るために早めの目標設定が大切です。
高校1年生 夏休みの勉強目標 「苦手を潰す」
高校生活が始まって、中学生の時と違い科目も増え、授業進度も早く、人によっては夏休みの時期には苦手科目ができてしまう頃です。夏休みは苦手意識ができた科目をしっかりと復習できるチャンスの時期です。「苦手を潰す」いい機会だと目標を決め、計画をしっかりと立てていきましょう。
高校2年生 夏休みの勉強目標 「逆算した計画を」
できれば高校1年生から意識するのが理想ですが、2年生、3年生は特に受験を見据えた目標設定をしていくことが大切です。ポイントは「逆算」した計画を作ること。具体的な志望校を決め、もし決め切れないなら私立文系、理系など大まかでもいいので、その合格基準に届くために「自分に何が足りていないのか?」をしっかりと熟考した上で、夏休みを含め、全体像の時間枠で考えを立てていきましょう。
高校3年生 夏休みの勉強目標 「実力の把握を」
高校2年生と同様に、夏休みを含めた受験までの目標設定をしていく必要があります。2年生の時より具体的な志望校も決まる頃なので、まずは志望校の配点や、科目ごとの割合、共通テストと2時試験の点数配分など、細かな数字をできるだけ詳細に調べてみましょう。その上で、自分の現時点の実力を把握し、科目ごとにどれくらいの比重を置いて夏休みに勉強すれば良いのかを考え書き出し、しっかりと目標を定めていきましょう。

夏休みの勉強計画の立て方
無計画でいると、アっという間に過ぎ去ってしまうのが「夏休み」。有意義な期間にしたいのであれば事前の計画が必須です!
step1.目標を立てる
まずは志望校合格を見据えた目標設定が大切。今の自分の実力との差を把握した上で、「必要な勉強は何か?」逆算をして取り組みましょう。
step2.志望校の分析をする
目標を定めたら、できる限り徹底して志望校の情報収集をしていきましょう。出題傾向、各科目の配点や配分、各年度の入試データ、国公立なら共通テストの足切り点数等、調べるツールはたくさんあります。合格するために必要な平均点や最低点を調べてみましょう。
step3.自分の現在地を知る
志望校の情報を集めたら今度は自分の情報を集める気持ちで、合格をゴールとしたら、現在地はどこなのかを各科目ごと、把握していきましょう。例えば「自分の苦手科目は何か?」を考え、もし数学が苦手なら、「どの領域が特に点を取れないのか?」と順を追って細かく、志望校を分析したように、自分自身の苦手や学習状況を分析してみましょう。
step4.大まかな戦略を決める
自分の弱点がわかったら、「足りていない部分を補うためには何が必要か」大まかな戦略を決めていきましょう。例えば国公立大学の志望者がいたとして、「共通テストより2次試験の比重が多い」と分析できたとします。自分の状況を模擬の結果などで分析してみたら、2次試験の合格に届くための、「英語や数学の基礎、積み重ねが足りていない」と気づきます。そうすれば「この2教科を優先して勉強しよう!」という戦略にたどり着けるはずです。
step5.年間計画を立てる
戦略を立てたら、夏休みを含めて入試までの科目ごとの年間計画を書き出しましょう。「この参考書をこの月までに終わらせる」など、できるだけ具体的に書き出していくことが大切です。
step6.月、週、日単位でさらに計画を立てる
さらに細かく月単位、週単位、必要であれば日単位で計画を落とし込んでいきましょう。気をつけたいのは、「今日は何をやろう」と目先だけの計画をたてる人が多いことです。合格までに必要なことは何かをあくまでも逆算的に考え、計画を立てていきましょう。
step7.アドバイスをもらう
ステップを経てせっかく時間をかけて建てた計画でもやはり一人だけではどうしても不完全になりがちです。客観的な視点で見直してもらうために、学校の先生や塾の先生、また志望校の合格者の先輩などにアドバイスをもらいましょう。その際にできるだけ正確な情報を持っているプロを探すことが大切。独りよがりでない完璧な勉強計画を立てられたら、合格へ向けてあとは前進のみです!
苦手科目の克服法
まずは基礎から振り返る! 勉強はインプットした上でのアウトプットが王道です。苦手になってしまった科目はインプットが足りていないからです。教科書を読み込むなどの基礎的な学習のインプットから始めて、試験などでアウトプットできるようになったら、講義形式の参考書、映像などに段階をあげていきましょう。「わからないことを放置せず」に誰かに質問できる環境づくりも大切です。
逆に得意科目を伸ばすには、自分の「今のレベルに合う参考書を見つけること」から始めましょう。良い参考書かどうかの基準は解説がしっかりしているという点です。一つの問題を解いたときに「より多くの学びができるか」を基準にしましょう!
正しい勉強法が身につけば、誰でも必ず成績は伸びます! 伸び悩んでいるという人は、実は単純に勉強量が足りていないことも多いので、まずは「決めたことをやり切る」ことを目標に夏休みを有意義に過ごしましょう!
※東大毎日塾では、勉強法に迷った人は誰でも参加できる無料の相談会も!
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集中力が続かないとき、計画が崩れてしまったとき… 勉強お助けTips
計画は立てることができても、計画どおりに実行するのは大変なパワーが入りますよね。ここではモチベーションをキープするための便利なアイテムを紹介してきます。
隙間時間で進められる勉強効率化アプリを使う
Clearnote(クリアノート)
ノート共有・テスト対策アプリ。個人から学習塾まで、多くの人がノートを公開し、共有しているので、効率の良い学習が可能です。
App Store
Google Play
i-暗記シート~写真で作る問題集~
ノート作りが苦手な人におすすめのアプリ。ノートを写真に撮ると、赤字で書いたところを消してくれ、覚えなくてはいけないところをピンポイントに暗記シートを作成できます!
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聞いているだけオーディオ教材
VOICY(ヴォイシー)
音声でラジオや新聞のニュースを聞くことができ、移動など参考書を開けない時も活用できます。
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TED Talks Daily
著名人による講演会を無料で聞ける「TED」のPodcastバージョン。興味深いテーマで英語の聞き流しができる。大学入試頻出のテーマも多く取り扱い、また知識もつくので面接や小論文対策にも。
Apple Podcasts
Spotify
勉強記録を共有する
Studyplus(スタディプラス)
勉強時間がグラフや表で確認でき、自分がどれだけ勉強をがんばったかが一目でわかります。テスト結果も管理できるので、これからの目標も立てやすい!
App Store
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勉強タイマーZEN
タイマーで勉強時間を自動的に記録できる学習管理アプリ。タイマーをセット、スタートボタンを押すとカウントダウンが始まり、終わるとアラームが鳴るシンプルな仕組みで、集中できる時間の目安なども可視化し管理しましょう!
App Store
勉強アカウントでチームメイキング
スマホをついつい触ってしまい、勉強に支障が出る人も多いですが、有効な活用法で活かしている人も! SNSで 「勉強垢」 を持っている人も多いのでは?
持っていない人は、インスタグラムやXなどのSNSで受験勉強用だけのアカウントを作成し、モチベーション維持するための勉強記録や、勉強法などの情報収集に活用してみるのもいいかも!?
タイムラプス勉強法
こちらもついついスマホを触ってしまう人が、「スマホに強制的に触れない状態」にし、頑張る勉強法です。スマホで勉強している自分を撮影し、他人の視線を想定しながら集中できる仕組みです。iOS端末ならカメラアプリの『タイムラプス』で、Android端末なら『Lapse It・Time Lapse Camera』などのアプリを利用してみましょう。
Study With Me
家ではついつい雑念が入る人に活用して欲しい方法。その名の通り、誰かと一緒に勉強している気分を演出できる勉強法。YouTubeなどの動画配信サイトで「Study With Me」と検索すると、有名人など動画投稿主を発見できるので、その中から一緒に勉強したい人を探してみましょう。どうしても気分が乗らない時など、モチベーション管理に役立ててみましょう!
夏休みは長いようで何も取り組まなければ、実はあっという間! に終わってしまうことも。漠然と過ごして後悔しないように「未来の自分の理想の姿」から逆算して、勉強計画をたて、ステップアップしましょう!