高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。そんなはじめの一歩を、映画『マッチング TRUE LOVE』に出演される豊嶋花さんと倉悠貴さんにお聞きしました。
憧れの人の“はじめの一歩”を知ることで、今の自分にできる「はじめの一歩」を見つけてみませんか?
豊嶋花、倉悠貴のはじめの一歩

私は生まれたときから、この業界に携わらせていただいていますが、(芸能活動は)最初は母がやらせてくれていた習い事という感覚がありました。そこから、“自分でやりたい”という気持ちに変わったタイミングとしては、小学5年生のときに出演したドラマ『トットちゃん!』で黒柳徹子さんの幼少期を演じさせていただいたことだったと思います。オーディションのときに、“この役は絶対にやりたい”と思い、初めて自分で役作りをしっかりして挑んだ作品だったので、そこが私のはじめの一歩だったなと思います。“この仕事をやっていきたい”と思うきっかけになりました。
豊嶋さん
僕は、18歳くらいのときに上京してこの仕事を選んでいるのですが、そこが人生でいちばん大きなはじめの一歩だったと思います。正直、何もなくて、バイトで食いつないでいくしかなく、茹でたパスタだけを食べているときもありました。ガスなども止まっちゃうなんてこともありましたが、あの時の経験は今に活きていると思っていますし、“大変だったときがある”ということはずっと自分の中に置いているといいますか…。当時は辛いことだったのですが、今振り返ると有意義な時間だったなと思います。
倉さん
親から反対されたりしなかったですか?
たいきさん
されました。僕はスカウトの形で「やってみないか」とお話をいただいたのですが、「絶対騙されてる」「あんた浮かれてたらあかんで」みたいなことを言われました(笑)。でも、実際に行って、作品が決まったりすると、とても喜んでくれるのは親なので…。もちろん心配されることもありますけど、時には“自分の人生なので”と振り切って進んでみてもいいのかなと僕は思ったりもします。
倉さん
はじめの一歩を踏み出す上で、大事だなと思うことや心構えなどはありますか?
ゆうなさん
私は、やりたいことをやらせてもらって、それを仕事にできているので、恵まれた環境にいると思っています。その反面、大きくつまずいた経験が少ないからこそ、些細なことで傷ついてしまうようになった気がしていて…。なので、辛い経験をしてきたという人のほうが強いなと心から思いますし、尊敬しているので、今辛いなと思っても、あとから自分を強くした経験になると信じて、今が頑張りどころだと思うようにしています。
豊嶋さん
僕は、失敗できる環境があるのは素晴らしいことだと思っていて、年を取っていけばいくほど、失敗できなくなってくるので大切にしています。成功より失敗のほうが得られるものが大きくて、この仕事をやる上でも、生きていく上でも、“やらない後悔よりやって後悔”とよく言うと思いますが、本当にそうだなと思います。失敗を恐れてしまうし、成功したい、でも一旦やってみることを大切にしています。
倉さん
はじめの一歩を踏み出そうとしている読者にエールをお願いします。
たいきさん
あとから“やらなきゃよかったな”と後悔したとしても、そう思う経験がとても大事といいますか、それが成長につながったり、自分を強くしたりすると思うので、失敗は悪いことではない!と声を大にして伝えたいです。
豊嶋さん
失敗や成功の話をしましたけど、意外と自分のことなんて誰も見ていないので。何かの一歩を踏み出すことは勇気がいることだと思いますが、たくさんの人間がいて、地球というとても大きな惑星があって、その中で考えるとちっぽけなことなんです。あまり深く考えすぎないようにしてもらえたらと思います。
倉さん
本作は、「誰も予想できない展開で、驚きの連続」

本作の出演が決まった際の心境を教えてください。
ゆうなさん
前作が大ヒットしていたので、その続編に出演させていただけるということで、とても光栄でしたし、頑張ろうと思いました。
豊嶋さん
前作が本当に好評だったというのもあって、新キャストはきっとプレッシャーを感じていたと思います。自分の役が謎めいたキャラクターだったので、撮影前から“どういう感じでやろうかな”と楽しみにしていました。
倉さん
愛羅と安蘭はマッチングツアーで出会って、カップルとして成立する立場だと思いますが、最初に脚本を読んだときの2人の関係性をどう解釈されましたか?
ライターAさん
まず理解に苦しみますよね(笑)。でも輪花と吐夢の2人も歪んだ愛といいますか、ここ(愛羅と安蘭)も複雑な愛情が交錯しているのかなとは思います。
豊嶋さん
お互いに求めていたものがたまたまそこにあって、それが運命に感じられた人たちだったというだけで、偽りの愛ではないし、本当に運命を感じていたのかなと解釈しました。
倉さん

今作は日常的では考えられないような展開ばかりでしたが、役作りではどのような点を意識しましたか?
ライターBさん
愛羅は巻き込まれていくような描写が多いといいますか、驚いたり叫んだりするお芝居が多かったので、そこはキャストの中でも、リアクションで自然と引っ張っていけるよう頑張っていました。
豊嶋さん
僕は逆に何事にも動じないといいますか、最後まで謎めいたキャラクターでいることが、役割だと思っていたので、そこは意識していました。あとは、ポケットに手を入れて肩をちょっと上げる感じなど、姿勢も気を付けていました。
倉さん
映像では殺伐とした雰囲気がありましたが、撮影現場での雰囲気はいかがでしたか?印象に残っているエピソードあれば教えていただきたいです。
たいきさん
明るかったですよね。
豊嶋さん
全く殺伐とすることはなかったです。劇中暗そうな人ほど明るくて、和やかな現場でした。僕はクァク・ドンヨンさんと仲良くなって、プライベートでも遊ぶようになって、言語交換みたいなものもしていたのですが、未だに1から10までハングルで言えないです(笑)。
倉さん
私は最年少だったので、みなさんの末っ子としてたくさん可愛がっていただいて、本当に幸せな現場でした。
豊嶋さん

愛羅が安蘭と出会うシーンで、安蘭はとても不気味に描かれていたと思います。これがマッチング成立するんだと、一視聴者としてはどこに惹かれたのだろう…と感じたのですが、演じていていかがでしたか?
ライターAさん
共感はできないです(笑)。ただ、愛羅としては、愛情の向け方や受け取り方がわからなくなってしまったというのはあると思っていて。姉が亡くなってから、人を愛することや愛されることについての考え方がずれてしまっているので、私たちが共感できないのはそこだと思いました。この歪んだ愛情も、“本当の愛なのかも!”と思い込んでしまったのかなと感じました。
豊嶋さん
愛に飢えている人たちの集まりだと思っていて、僕も恋愛リアリティーショーを最近観ていますが、いちばんまともな人が、いちばんモテないということが多くて。そういうものに似た感じがあるのかなと思いました。
倉さん

お2人が演じられたからこそ感じた役の魅力はどんなところですか?演じられた上で、解釈が変わったなどあれば教えてください。
ライターBさん
この作品を通して、愛羅は可哀想な子だなと思ってしまいました。先ほども言った愛情の受け取り方、自分の気持ちをどこに向けたらいいかわからなくなってしまっているので、もし愛羅が実在したら、そういう道しるべになるものがあったらいいのになと思いました。
豊嶋さん
厨二病が肥大化したような人物で、それを盾にして生きているような感じなのだろうというのは演じていてなんとなく分かってきました。どこか浅はかな感じがあるといいますか、(佐久間さん演じる)叶夢とは違って、超えてはいけないボーダーラインがあって、その内側で守られている状態なのかなと思いました。
倉さん
お2人の思う本作の見どころや注目してほしいシーンがあれば教えてください。
ゆうなさん
まずロケーションがとても綺麗でした。みんなで久米島に1週間ほど行って撮影をしていて、はての浜が本当に綺麗でしたし、ホテルも一緒だったので楽しかったです。物語としては、後半は誰も予想できない展開で、驚きの連続になっています。その急展開や意外性を楽しんでいただけたらなと思います。
豊嶋さん
周りで誰も言ってないと思うので言いますが…、かなり笑える映画だと思います。めくるめく展開やアクション、恋愛というビッグコンテンツを含め、今の若い世代に向けた映画になっているのではないかなと思っています。サイコホラーサスペンスミステリーという形で言われていますけど、観やすい映画だなと思いました。
倉さん
展開が早いので考察している暇もないです。
豊嶋さん
そういうところも見どころなのかなと思います。最近切り抜きも多いと思いますが、全部切り抜いてもいいくらい詰まっている映画になっています。
倉さん

とよしまはな 豊嶋花
2007年3月27日生まれ、東京都出身。NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』『あまちゃん』『ごちそうさん』や大河ドラマ『八重の桜』などで主要人物の幼少期を演じ注目を集める。近年の主な出演作にドラマ『どうする家康』、『君が死ぬまであと100日』(23)、『黒崎くんの一途な愛がとまらない』(26)、Netflix映画『新幹線大爆破』(25)、映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』(26)などがある。
くらゆうき 倉悠貴
1999年12月19日生まれ、大阪府出身。2020年公開の映画『夏、至るころ』で映画デビュー作にして初主演を務める。近年の主な出演作にドラマ『犬と屑』(23)、『わたしの一番最悪なともだち』(23)、『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』(25)、大河ドラマ『豊臣兄弟!』(26)、映画『OUT』(23)、『教場 Requiem』(26)、実写映画『ブルーロック』(26)などがある。
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— マイナビティーンズ (@mynavi_teens) September 25, 2026
映画『マッチング TRUE LOVE』は本日9月25日(金)全国公開@movie_matching #映画マッチング @toyoshima_staff
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締め切りは【10月23日(金)23:59】まで
映画『マッチング TRUE LOVE』
マッチングアプリで出会ったカップルが次々と殺された「アプリ婚連続殺人事件」から2年。
事件を乗り越え、交際を始めた唯島輪花(土屋太鳳)と永山吐夢(佐久間大介)だったが、ある日、吐夢は輪花の前から忽然と姿を消す。
時を同じくして、かつての事件を模倣するかのような連続殺人が発生。現場に残された大量の白いバラ、顔に×印が刻まれた遺体─疑惑の目は、失踪した吐夢へと向けられていく。
失踪から2か月後、輪花は南の島のリゾートで開催されるマッチングツアーに、スタッフとして参加することに。しかしそこで待っていたのは、“真実の愛”を証明できなければ殺される、参加者全員を巻き込むデスゲームだった。生配信される残酷な審判。疑心暗鬼に陥るカップルたち。外界から遮断された島。そして、行方不明だった吐夢が、再び輪花の前に姿を現す─。
取材/たいき、ゆうな(ガクラボメンバー)
編集/マイナビティーンズ編集部
撮影/米玉利朋子
これまでを振り返って、今の自分に繋がるはじめの一歩となった出来事やきっかけはありますか?
たいきさん