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【サイン入りチェキプレゼント】桜田ひより、木戸大聖「下がったら上がるだけなので、“絶対に大丈夫!”と自分に言い聞かせて」#はじめの一歩

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CONTENTS

高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。そんなはじめの一歩を、今回は映画『モブ子の恋』に出演された桜田ひよりさん、木戸大聖さんにお聞きしました。

憧れの人の“はじめの一歩”を知ることで、今の自分にできる「はじめの一歩」を見つけてみませんか?

桜田ひより、木戸大聖のはじめの一歩

桜田さんは1年前に、木戸さんは昨年末に今の自分に繋がるはじめの一歩について、取材をさせていただきました。今回は新たに踏み出した大きな一歩やチャレンジしたことがあれば教えてください。

さらさん

去年から一人旅を始めました。撮影が立て続けにあるときは、なかなか行きづらいこともありますが…。写真を撮ることが好きなので、仕事の合間を縫って、1泊2日くらいの一人旅を楽しむようになりました。

桜田さん

チャレンジと言えるかわかりませんが、自分の身体が資本なので人間ドックに行きました(笑)。これまで健康診断などを怠っていて、20代ラストということもあり、体調を崩すことでたくさんの方にご迷惑をかけてしまうような立場にもなっていきていて。より一層、体調には気をつけようと思って行ってきました。

木戸さん

一歩を踏み出すときに大事だったなと思うことや心構えはありますか?

まなさん

一人旅は、思い立った勢いで場所ややりたいことを決めたので、すぐに行動することは大事だなと思いました。気持ちも乗っているときに一歩踏み出すと、ポジティブな状態のまま始められますし、勢いがあるからこそ生まれるものもあると思います。私も最初は抵抗がありましたし、仕事以外ではポンコツな一面も多いので、家族からも心配されて「行かないほうがいいよ」と言われていました(笑)。それを押し切って「行きます!」と決めて行くことができたので、周りの意見ももちろん大事ですが、自分が“行きたい”と思ったときにすぐ行動することもいいことなのかなと思います。

桜田さん

失敗しても、のちに笑い話にできることもあると思っています。でも、それはチャレンジしないと笑い話にもできないことで。ご存じの方もいるかもしれませんが、キングコングの西野さんが近畿大学の卒業スピーチで「未来は今この瞬間に変えることはできないけれど、過去を変えることはできる」とおっしゃっていて。「過去の失敗も、そのときは“なんで失敗しちゃったのだろう”と思うけど、後々笑い話にできるからとにかく挑戦してください」という言葉は、僕もその通りだなと思っています。最後は笑い話にできると信じて、まずは勇気を持って一歩踏み出してみることを大事にしています。

木戸さん

これから一歩を踏み出そうとしている読者にエールをお願いします。

さらさん

10代のときは、周りの目が気になったり、“自分って何だろう”と自問自答したりする時間も多いと思います。親から進路のことなどで心配されることも多いと思いますが、一人の人間として“どういう人生を送っていきたいか”をきちんと考えて、自分を信じて突き進んでほしいです。そうすれば、きっと楽しいことが待っているはずです。もちろん辛いこともあると思いますが、下がったら上がるだけなので、“絶対に大丈夫!”と自分に言い聞かせて、今を全力で楽しんでほしいです。

桜田さん

人生は一度きりです。10代という時間は、20歳になったらもう振り返ることしかできません。戻ることはできないからこそ、10代での失敗を20代になったときに友達と笑って話せるほうが絶対に楽しいと思います。「あのときやらなかったな」ではなく、「あんな失敗したな」と笑いあえるように、10代はとにかくたくさんの失敗をしてもいいのかなと思います。

木戸さん

自己肯定感を持てるきっかけになる作品

それぞれ演じられた役について、どうやって向き合い演じられましたか?

ライターAさん

私の演じる田中信子は、自分のことをモブ(脇役)として、あまり目立たない存在としていて、得意なことよりも苦手に思うことのほうが多いと感じています。ただ、信子自身はネガティブに生きているわけではなく、自分なりの小さな幸せや楽しみを見つけながら、平凡に暮らしている女の子です。

桜田さん

演じる上で大切にした部分などはありますか?

ライターAさん

予告にもあるように、“モブとはなんだろう”という部分から始まっています。みなさんが一般的にイメージするのは、脇役として主人公の隣にいたり、クラスメイトの一員として存在しているような女の子だと思っていて。でも私の中では、そういう立ち位置というよりも、自分の中に眠っている内向的な感情や思考にフォーカスして演じるようにしました。控えめな性格だからというより、信子自身は前向きに生きているナチュラルな女の子なので、脇役やモブというものに重きを置かず、自分の内面と信子の内面をすり合わせて作っていきました。

桜田さん

木戸さんはいかがですか?

ライターAさん

客観的に見ると、自分も入江博基という役とは近い部分があると感じています。それは、さっきひよりちゃんが言っていたように、入江自身も決して卑屈になっているわけではなく、前向きで“これが自分”だと思っているところで。信子が人には見せず一人で頑張っている姿に気づいてあげられる、隣にいて居心地がいいなと思ってもらえるような男性像になっていたらいいなと常に思っていました。

木戸さん

監督から役についてお話しされましたか?

ライターAさん

作品に入る前から、いろいろとお話させていただいていました。原作がとても素晴らしくて、私自身もずっと愛読していたので。原作の信子が持っている雰囲気も大切にしつつ、桜田ひより自身の中にあるものをきちんと反映できるように、一つ一つのシーンを大切に撮っていきたいねとお話ししました。

桜田さん

原作では信子目線と入江目線の両方が描かれていて、入江が信子への想いを(草川拓弥さん演じる)金子くんに話すシーンもあります。映画では、どちらかというと信子目線で進んでいくので、“このとき入江はどう思っていたのか”という部分がポイントになっていて。特に前半は、好きという感情ではなく、“近くにいたいな”、“気持ちをわかってあげたい”と思っている状態なのですが、感情が出すぎてしまうと“このときから入江は信子のことが気になっているんだ”と伝わりすぎてしまうんです。風間監督から「僕がチューニングをするので、絶妙なバランスを一緒に出していきましょう」と言っていただいて。撮影期間中はずっと、僕が感情を出しすぎていたら「そこまでやんなくていいよ」と声をかけてもらう形で、一緒に調整していました。

木戸さん

今回演じてみて、共感できるところなどありましたか?

ライターBさん

全体を通して、信子が考えすぎたときに、自分の理想の姿が映し出されるシーンがいくつかあって。実は私も、想像をしてネガティブな感情になってしまうことがあります。“こうなればいいのに”、“もっとこうしたいな”と思ったり、“こうすればうまくいくのだろうけど、できないな”と悩んだり、そういう部分は似ているなと感じました。

桜田さん

入江くん自身、信子に対してだけではなく、“人を傷つけないように”と相手がどう思うかを考えて言葉を選ぶ人です。だからこそ話す前に独特な間があるので、そこは意識して演じました。自分もそういう節があるなと思っていて、誰かと共感できるようなことはストレートに言えるのですが、相手に「もっとこうしてほしいな」と改善してほしいことはなかなか言えず…。ストレートのほうが伝わりやすいとは思いつつ、傷つけないような言葉をチョイスして、遠回しに言ってしまうところがあります。そういうところは、入江と自分自身が重なるなと思います。

木戸さん

本作の出演が決まった際の心境を教えてください。

まなさん

もともと原作を読んでいたので、自分が信子を演じられるという嬉しさがありましたし、より一層大切に演じていきたいなとも思いました。そして、風間さんという素敵な監督と再びご一緒させていただけるということで、また新たな自分を引き出していただき、しっかり向き合える時間をたくさん作っていきたいと思いました。

桜田さん

僕も原作を読んでいて、入江という役は今まで演じてきた役とは逆なところが多かったなと感じました。そういう意味では、役者としてしっかり挑戦すべき役どころだなと思いました。今までのイメージにない役をオファーしていただけた嬉しさもあったので、すごく前向きに“よし、やるぞ”と意気込んでいました。僕も風間監督と久しぶりにご一緒し、日々のちょっとした瞬間を大事に、繊細に撮ってくださる方なので、ひよりちゃんと一緒に作品を作る中で、一つ一つの時間の流れを大切にしたいなと思いました。風間監督なら大丈夫という安心感がありました。

木戸さん

脚本をご覧になっていかがでしたか?

まなさん

原作が長く続いている作品なので、“映画という枠の中にどう落とし込むのだろう”とずっと考えていました。実際に台本を受け取ってみると、風間監督の視点もしっかり入っていて、恋というものが脚本として落とし込まれていました。一つ一つのシーンは日常的なのですが、信子にとっては特別な瞬間になっていくような、実際のロケ地を思い浮かべながら、“こういう場所でこんなことしたら素敵だろうな”と想像して読むのがとても楽しかったです。

桜田さん

台本を読んだときに、ほかのラブストーリーとは違う、二人の時間がゆっくりと流れていく感じがこの作品ならではの魅力だなと感じました。ただ、時間がゆっくり流れるからこそ、演じる側が一つ一つのシーンを繊細にしないと、物語が流れていくだけで、観ている人たちも「展開が遅いな」と感じてしまう可能性があって。そうなると、この『モブ子の恋』という原作の良さを潰してしまうので、セリフだけではなく、行間や台本のト書きをしっかり読み取って、イメージしないといけないなと思っていました。

木戸さん

今回、お芝居としては初共演だったかと思いますが、いかがでしたか?

ライターAさん

もともと木戸さんの出演作を拝見していたので、入江くん役にぴったりだなと思っていました。私がクランクインしてから2、3日後に木戸さんも入られて、最初の撮影が特報でも使われているカートのシーンだったんです。現場に行くと、木戸さんがカートを押していて、その姿やシロツメクサを避けているところを見て、「入江くんだ」と監督に言ったのを覚えているくらい、本当にイメージ通りでした。その日から“入江くんとの素敵なシーンを撮ることができるのだ”と、ワクワクした気持ちになりました。

桜田さん

印象的だったのが、会議室での顔合わせのときに、自分の中ではお芝居をご一緒するのは初めてだったので、「初めまして」と挨拶をしたら、ひよりちゃんに「以前、会っていますよね…?」と返されてしまって(笑)。隣にいらっしゃったマネージャーさんとの「これは忘れられたね」という楽しそうなやりとりに僕のミスではあったのですが、こういう明るい返しをしてくれるひよりちゃんとなら、二人のシーンが多い中でも楽しくなりそうだなと感じました。いざ撮影が始まると、周りのスタッフさんへの気遣いもすごくて、本当に明るいんです。でも、本番直前になると信子スイッチがブーンと入って。

木戸さん

その擬音は(笑)。

桜田さん

落ち込んでいるみたいになりましたけど(笑)、すぐに信子の状態になっていて、振り幅がすごいなと思いました。現場での立ち振る舞いを見て、信子の視野の広さにもリンクしているのかなと思っていました。

木戸さん

今回の作品の中で、それぞれ印象的な場面もたくさんあるかと思いますが、ご自身の思いがこもったなと感じたシーンなどあれば教えてください。

ライターBさん

選びきれないくらいあるので、媒体ごとに違うことを言ってしまう可能性もありますが…、今パッと浮かんだのは、鯉のぼりのシーンです。あの場所自体の景色も圧巻でしたし、そこを二人だけで歩くことで、日常が特別な空間に変わるような。自分の中でも、あのシーンはより特別といいますか、スーパーで見る入江くんとはまた違った帰り道で、特別な時間が流れていたなと思いました。

桜田さん

それも(撮影が)初日だった気がする。

木戸さん

初日が一番印象に残っているみたいです(笑)。

桜田さん

僕も鯉のぼりは真っ先に浮かびましたし、本当にたくさんありますが…、ファミレスのシーンですかね。映画終盤、2時間ほどゆったりと時間が流れている中で、二人が正直な思いを吐露する場面があって。撮影現場でもお互いに精神をすり減らしながら向き合って、いい疲れを感じるほどで、そこは試写で観たときも、現場を思い出すくらい印象に残っています。

木戸さん

おふたりの思う、本作の見どころやおすすめポイントを教えてください。

さらさん

穏やかな時間が流れる映画になっていますが、劇場という空間で、二人の恋の行く末を見守っていただけたら嬉しいです。信子が抱える悩みの中には、就活のシーンも出てくるので、学生のみなさんにもきっと共感していただける部分があると思います。誰しもが経験したことのあるような、心に刺さるシーンが散りばめられているので、ラブストーリーだけではなく、人としての成長や誰かと関わることで生まれてくるものなど。観てくださる方が、一つでも共感したり、家に帰って自分と向き合う時間を作っていただけたりしたら、意味のある映画になると思います。それぞれの楽しみ方で、ぜひ劇場でご覧ください。

桜田さん

この二人のように、なかなか自分を肯定できなかったり、周りと比較して自分が劣っているように感じてしまったり、現代社会ではそう思う方が多いと思います。僕自身も仕事や普段の生活の中で、そう思わないと言ったら嘘になるくらいなので。でも、この映画で二人を観ていると、“あなたにはあなたの良さあって、それは他の人が持ってないものだ”と伝えてくれるような気がします。自己肯定感を持てるきっかけになる作品だと思うので、今、“どうすればいいのだろう”、“この先どうしたらいいのだろう”と、自分自身のことで悩んでいる人がいたらぜひ観てほしいです。改めて自分の良さや、すでに持っているものに気付かせてくれるはずです。ぜひ、たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。

木戸さん

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