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高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。その一歩が無ければ今の自分は“ここ”にはいないかもしれない。そんなはじめの一歩を、今回はTVアニメ『葬送のフリーレン』第2期にて、フェルンの声を務める市ノ瀬加那さん、シュタルクの声を務める小林千晃さんにお聞きしました。
憧れの人の“はじめの一歩”を知ることで、今の自分にできる「はじめの一歩」を見つけてみませんか?
市ノ瀬加那、小林千晃のはじめの一歩

声優になりたいと思って、養成所に通うお金を貯めるためにバイトを始めたことがはじめの一歩だったなと思います。私は、「声優になりたい」と親に伝えたときに、応援はしてくれましたが、「金銭面では援助はできないけど頑張ってね」というスタイルで。逆にそれが自分には合っていたといいますか、とにかく自分で学費などを貯めて、“絶対に声優になるんだ”という強い気持ちが芽生えました。
市ノ瀬さん
僕は、お芝居というものに触れたのが高校生のときでした。それまで経験がなかったので、当時は漠然と“役者になりたい”と思いながら、そのためにはレッスンに行ったほうがいいのかな、何から学べばいいのかなと、いろいろ考えていて。それこそ、お金もないですし、高校に行きながらだと時間もないので、「もうとりあえず行っちゃおう!」と思って、事務所のレッスンなどに応募して、先のことは考えずにとりあえず行動していました。その結果が今に繋がっているのかなと思います。
小林さん
これからはじめの一歩を踏み出そうとしている読者にエールをおねがいします。
なみさん
アニメが大好きで、声優になりたいと思って、一生懸命バイトを頑張ったり、専門学校に通ったりしている期間は、今思い返しても“あのとき頑張っていたな”、“キラキラ輝いていたな”と感じていて。今なりたいものや、やりたいことがある学生のみなさんは、今の自分の気持ちを大事にしてほしいなと思います。
市ノ瀬さん
自分の中で「ここに行くためには、まずここに行く」と、段階を踏んでいくことも大事だと思いますが、僕自身は行動力が大事だったなと感じていて。まずはじめの一歩を踏み出さないと何も始まらなくて、その一歩が結果的に良かったとしても、良くなかったとしても、結果論でしかないので。とにかく一歩目を踏み出すことを大事にしてもらえたらなと思います。
小林さん
ふたりのもどかしい関係をいつまでも観ていたい

市ノ瀬さんが演じられているフェルン、小林さんが演じられているシュタルクはどのようなキャラクターですか?第一印象や、第1期から第2期と演じられながら感じた魅力など教えてください。
なみさん
フェルンは、第1期の序盤で幼少期からの成長過程が描かれています。親を亡くして戦災孤児となり、そこからハイターに拾ってもらって、1人でも生きていける術を身に着けるために魔法を学んでいて。生きていく上での魔法との向き合い方だったり覚悟があって、あんなに幼いのにいっぱい背負って来たんだなと心がキュッとなりました。フリーレンやシュタルクと出会ってからは、徐々にわがままな部分が出てきたり、不機嫌な面を見せるようになっていたり、等身大の女の子らしい部分が徐々に出てきて、すごく可愛らしいです。第1期ではシュタルクに対して鋭いツッコミをしていたのが、第2期になってからは徐々に関係性が築き上げられていって、フェルン自身、主にシュタルクに対して、やわらかい雰囲気になっていった印象があります。
市ノ瀬さん
シュタルクは、臆病で逃げ腰、これまで自分を必要とされることがなく、そこに対する劣等感というか、コンプレックスがある人物です。ただ、フリーレンやフェルンと旅をしていく中で、仲間として信頼されて、前衛として役割を任されていく。その積み重ねが、臆病ながらに“この人たちのためならば、戦おう”という意志の強さへと繋がっていると思います。ちゃんと必要なところで勇気を出して、彼女たちの前に立って戦ってくれるところは頼もしくて、頼りがいがありますし、かっこいいところもいっぱいありますね。
小林さん

『葬送のフリーレン』の世界の中で、もしもご自身が旅に出るとしたら連れていきたいキャラクターはいますか?
みおんさん
自分が演じているフェルンを連れていきたいです。フェルンは食べることやかわいいものが大好きなので、美味しいお店や遊園地、いろいろなところに連れていってあげたいです(笑)。現代の楽しみをフェルンにも教えてあげて、おそろいのアクセサリーを買ってあげたり、写真を撮ったり、一緒に味わいたいなと思います。
市ノ瀬さん
バランスなどを考えると、シュタルクですかね。僕もお酒を飲むので、ハイターもいいなと思ったのですが、つい飲みすぎちゃう人なので、その面倒を見るのは大変だなと思いました(笑)。フリーレンもフェルンもヒンメルも好きですが、みんな違うところで没頭したり、時間を使ったりするイメージがあるので…。シュタルクとならお互いに行きたいところや食べたいもの、場所などを一緒に考えて行動できそうだなと思いました。
小林さん
最後に、現在放送中の第2期の魅力やおすすめポイントを教えてください。
なみさん
第1期後半の一級魔法使い試験編では、バトルシーンなど躍動感のある描写が多くありましたが、第2期ではゆったりとした時間を楽しむ描写が多いので、フリーレン、フェルン、シュタルクの3人の日常や、やり取りをより深く楽しんでいただけると思います。第1期のときから、私もフェルンとシュタルクのデート回を楽しみにしていたので、ようやく演じることができ、そして映像として観られることが嬉しいです。ふたりのもどかしい関係をいつまでも観ていたいなと思う微笑ましい描写が多いですし、観ているみなさんにも楽しんでいただける第2期だと思います。
市ノ瀬さん
第1期の頃と比べて2人の関係も変化していますが、単純に距離が近くなったから、より仲良くできるかといわれるとそうではなくて。相手のことをよく知っているからこそ、気を遣ってしまったり、もどかしい関係性になっているのかなと思います。今のこのふたりだからこその関係性を見守って、楽しんでもらえたらなと思います。
小林さん

いちのせかな 市ノ瀬加那
12月20日生まれ。北海道出身。2016年にデビューし、2018年にTVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のイチゴ役で初めてメインキャストを務める。主な出演作は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(スレッタ・マーキュリー役)、「Dr.STONE」(小川杠役)、「ハニーレモンソーダ」(石森羽花役)、「アオのハコ」(守屋菖蒲役)などがある。
こばやしちあき 小林千晃
6月4日生まれ。神奈川県出身。2019年に「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」(クガ・ヒロト役)で初主演。主な出演作は「地獄楽」(画眉丸役)、「アオのハコ」(笠原匡役)、「光が死んだ夏」(辻中佳紀役)、「マッシュル -MASHLE-」(マッシュ・バーンデッド役)などがある。
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TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期
勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。
取材/なみ、みおん(ガクラボメンバー)
編集/マイナビティーンズ編集部
撮影/米玉利朋子
これまでを振り返って、はじめの一歩だったなと思う出来事やきっかけはありますか?
みおんさん