高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。そんなはじめの一歩を、今回は映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』に出演された水上恒司さん、木戸大聖さん、綱啓永さん、JUNON(BE:FIRST)さんにお聞きしました。
これまでを振り返って今の自分につながる、はじめの一歩だなって思う出来事や、きっかけはありますか?
水上恒司、木戸大聖、綱啓永、JUNONのはじめの一歩

努力をすることは大事だと思いますが、運も必要になってくると思っていて。結果的に、僕が今までの人生で全て成功してきたかといえばそうでもないですし、運悪く試合に負けたり、何か失敗してしまったり、そういうこともありました。ただ、その失敗がいつどこでつながってくるか分からないなと感じるくらい、自分の中で財産に思える瞬間がたくさんあって、全てが僕の中で大きな一歩でした。周りからすると小さい挑戦や、些細なことであっても、失敗を恐れずに挑戦していくことが大事なのかなと思います。
水上さん
今の事務所に入ってからお仕事をいただけるようになったので、事務所の方との出会いは自分にとって大きなはじめの一歩だったなと思います。
木戸さん
ジュノン・スーパーボーイ・コンテストです。このコンテストを経て、僕は芸能のお仕事をできているので、それがはじめの一歩でした。
綱さん
オーディション番組から誕生したグループに所属しているのですが、そのオーディションを受けるか受けないか、応募要項を見て迷わずに受けたことがはじめの一歩だったかなと思います。
JUNONさん
これからはじめの一歩を踏み出そうとしている読者にエールをおねがいします。
えまさん
学生のうちは失敗をたくさんすることが大事だと思います。大人になって失敗すると、取り返しのつかないことになる可能性もあるので、今のうちに親や先生など、いろんな周りの大人に頼って、いないと思っている人でも、味方になってくれる大人たちはいるはずなので、いろんなことに挑戦して、失敗してみる。失敗を恐れず、いろんなことに興味や関心を持って、世の中と対峙していってほしいなと思います。
水上さん

人生は一度きりなので、極端な話、亡くなる直前に人生を振り返って「こんなことやったな」「あんなことやったな」という出来事がたくさんあるほうが、悔いなく終えられると思っていて。密度の高い人生を送るためには、一歩を踏み出して、成功や失敗を繰り返すことが大事だと思います。人生は一度きりだと思って、失敗してもいいから一歩踏み出す勇気を持って頑張ってほしいです!
木戸さん

後悔のないように、勇気を持って踏み出してほしいです。その勇気を持てるまで、自分にできることは何かを探すべきだと思います。勉強なら毎日5分でも、英語であれば単語3個でも、毎日の積み重ねをすることで自分の力になってくれると思うので、頑張ってください!
綱さん

やった後悔よりもやらない後悔のほうが、あとで絶対に苦しくなると思っていて。失敗したとしても、その経験が成功に繋がるということは、20数年生きてきて身に染みて感じているので、今は大人が何を言おうと響かないかもしれないですけど、“ちょっと試してみようかな”くらいの気持ちになってもらえたら嬉しいです。なにも気負わず、はじめの一歩を踏み出してみてください。
JUNONさん

「これを撮ろう」という共通の目的ができて、仲が深まった
本作の出演が決まった際の心境を教えてください。
まなさん
オファーをいただいたときは、とても嬉しかったです。楽しみな気持ちもありつつ、“杉下京太郎というキャラクターを自分が演じるとどうなるのだろう”といった不安もありました。
JUNONさん
オファーをいただいたときは、喧嘩というものに価値を見出して、かっこよさや快感を覚えているキャラクターが中心となる映画が今作られる意味を考えていて。漫画やアニメとは違う、生身の人間がやることによってどうなっていくか、その価値を作品に反映していきたいなと思いました。
水上さん
原作を読んでいたので、“実写化できる!”という喜びがまずありました。個性豊かなキャラクターが集まっているので、自分以外はどのような方が来て、どのような芝居をするのだろうとワクワクしていました。
木戸さん
原作が好きだったので、とても嬉しかったです。プレッシャーもある中、自分もファンだからこそ、原作ファンはもちろん、僕自身も悔いの残らないような、僕だけの蘇枋を演じられるように頑張ろうと思いました。
綱さん
原作のある作品でのキャラクターを演じるにあたって、難しかったところや工夫した点などあれば教えてください。
まなさん
好きだからこそ、原作に寄せてしまいそうになるのですが、それだとただのモノマネになってしまう。でも僕がやるのはそこではなく、リアリティさ、自分の声のレンジで蘇枋を演じるところが難しかったです。
綱さん
自分の体を使うしかないので、結果的には自分が演じるオリジナルの楡井になるのですが、にいさとる先生が描いたキャラクターをどう吸収していけるか。原作ファンの方がいる中で、ちゃんと応えられるようにとにかく原作を観て、リスペクトを持つことを一番意識していました。
木戸さん
ふたりが言っていたことと重複しますが、原作があるから僕らの制作活動はできているので、そういった方々に対するリスペクトを込めて、“任せてよかったな”と思ってもえるように意識しました。漫画、アニメでやっていたことを三次元に展開していくとき、生身の人間がする生々しさというものを、良くも悪くも見せていかないといけないなと。表現しきれなかった心の機微を繊細に鮮やかにしたり、制服の素材や風の可視化、街の雰囲気を再現したり、難しさもありつつ楽しかったです。
水上さん
僕にとってはすべて難しかったのですが、三次元にするという部分で一番苦戦したのは、髪の毛の扱いです。今までこの長さになることがなかったので、長い髪で生活している人は大変だろうなと思いながら撮影していました。
JUNONさん

それぞれ味のある役だと思いますが、その役の好きなポイントと自分と似ているなと思ったところがあれば、ぜひ教えてください。
ライターAさん
杉下は、キャラクター説明には“狂犬”など書かれていますが、梅宮に憧れて尊敬している部分が行動の中で見えたときの可愛さが好きです。静かなところや集団でいても少し後ろにいる感じは、似ているなと思います。
JUNONさん
それぞれのキャラクターが、この2時間では描ききれない中で、僕の演じる桜遥の気持ちの移ろいが中心となっていて。当時25歳の僕は、15歳の青年の葛藤する姿が可愛く見えていたのですが、可愛いと思っている部分を芝居に出さないように気を付けました。“これは嫌だな”、“この暖かさはなんだろう”、“こいつら何なんだよ”という不快感などを表現することが難しかったなと思います。10歳下の役を演じることは簡単なことではないですが、共感性を持ちつつ、必死に桜の魂を反映したいなという気持ちがありました。
水上さん
桜みたいな人に対して、スっと隣に行って、言葉をかけてあげられるところが、彼の魅力だと思います。似ている部分としては、彼にもできないことや人より劣っているなと思うところがたくさんあって、そこを埋めるために、人に助けてもらったり、人から刺激をもらったりするところ。彼自身が人から何かを吸収しようと、人をしっかり見てメモをしているところですかね。僕も器用にできるタイプではなく、この作品で楡井という役を演じられることや取材を受けられていることは、人から助けてもらったり刺激をもらったりしてきたからなので、そういう部分は彼とプロセスが似ているのかなと思います。
木戸さん
好きなシーンで、桜くんが寝込んでしまったところに楡井くんと蘇枋がふたりで行って、「楡井くん」と言って帰るシーンがあるのですが、桜の心情を読み取って、蘇枋なりの思いやりや優しさが行動として出た瞬間だなと感じました。そういうちょっと大人な一面を持っているところが好きです。僕もそういう部分を持ちたいなと思っています(笑)。
綱さん

作品のテーマに“友情”があると思いますが、撮影中などで防風鈴のメンバーと友情が深まったエピソードなどあれば教えてください。
ライターBさん
最初はみんな気遣い合っていて…、人見知りだったのかな(笑)。
木戸さん
前の取材で、「あの人、人見知りだった」「あの人も人見知りだ」と、それしか言わなかったです(笑)。
水上さん
みんな様子を見ながら、歩み寄った瞬間に写ルンですで撮り合いをしたのですが、その場面が印象深くて。恒司くんが初めて笑顔を見せてくれた瞬間でした(笑)。
綱さん
まっするぱわーの前ね。
木戸さん
そう。まっするぱわーという原作にも出てくる飲食店で、店前に置き物があるんです。役者さんに寄せて作ったわけではないらしいのですが、似ていて(笑)。奇跡だなと思って、「これを撮ろう」という共通の目的ができて、仲が深まった部分もあります。
水上さん
(笑)。
一同
あの瞬間がとても嬉しくて、頑張ろうと思いました。
綱さん
今回沖縄で全編撮っていて、みんなで都心から離れて、「撮影しに行くぞ」というモチベーションが一緒だったところは大きかったなと思います。役者やスタッフさんたちと一緒に沖縄で撮影したことは、友情とはまた違いますが、“一個の作品を作りに来たんだな”と実感できる時間でした。
木戸さん
都内だとそれぞれが車で帰るのですが、今回は制作の方々が運転してくださるマイクロに乗って帰る形で。意外とあの時間で話したり、物理的に距離が近くなったりしたから、作品としてもチームとしても魅力が伸びていった気がします。何を話したかは覚えていないですけど(笑)。
水上さん
終わったあとのたむろ場…。
JUNONさん
たむろって言わない(笑)。
水上さん
たまり場。
JUNONさん
たまり場もあまりよくない(笑)。
水上さん
集合場所。
JUNONさん
憩いの場!
水上さん
憩いの場で、スタッフさんたちとも交流ができたところも良かったなと思います。個人的には、みんなで差入れのご飯などをレジャーシートで作ったテントの下で食べる時間が好きでした。
JUNONさん
都内での撮影よりも一緒に過ごす時間が多かったですか?
ライターBさん
多かったです。都内だとすぐにみんな帰りますから(笑)。仲良くならないといけない状況ではありました。
水上さん
仲良くならざるを得ない(笑)。
木戸さん
素晴らしい撮影現場だったと思います。
水上さん

個性的なキャラクターが多く登場しますが、推しキャラクターはいますか?理由も一緒に教えてください。
まなさん
僕は十亀が好きです。主演は桜ですが、別軸の主演のような、ふたりのエピソードは、悪のようで善と言いますか、ふたりの友情にぐっときました。ラストにかけて、過去が分かっていくのですが、観てくれたみなさんにも、「あのふたり好きになるわ」と共感していただけるかなと思います。
綱さん
僕は兎耳山です。悪役とあまり言いたくないくらいちゃんと信念を持って、彼らにとっての正義と言いますか、観ている側も共感してあげたくなるようなキャラクターだなと思います。
木戸さん
僕は東風商店街の文房具屋の店主です。僕演じる桜が物語の冒頭、東風商店街を歩いているときに、みんなから差し入れをもらうシーンがあるのですが、尺の都合上、一気に渡さないといけなくて。背の高い人たちが多い中、店主役の方が身長低くて僕に渡すことが難しいのもあったのかなと思いますが、雑に渡されて(笑)。パスが強くて…あの店主には注目してほしいです(笑)。
水上さん
選べないですけど、柊がガスクン10(胃薬)をすぐ飲むところが好きです。飲むのが上手くなっちゃって(笑)。あの見た目だと気合でなんとかしそうなのに、すぐに胃薬を飲むというギャップが好きです。
JUNONさん
中沢さんが胸ポケットから常にかっこよくシュッと出していて、心のお守りみたいに持っているのですが。引きの画で中沢さんが出そうとした瞬間去ることを察して、出したけどまた戻す場面があって(笑)。柊がちゃんとしているキャラクターだからこそ、面白かったです。
水上さん

ご自身の出演する場面で、観てほしいシーンなどあれば教えてください。
ライターAさん
商店街の桜がたくさんの人から差し入れをもらうシーンのあと、桜と一緒に獅子頭連の島境を2人で通るところは、本当にある道路で通行止めをしての撮影をしていて。恒司が僕に「何かやるからついてきてください」とだけ言って、荷物を楡井に全部渡して、「あそこ絶対行っちゃだめだよ」「分かったよ」とやり取りをして、一回桜がカメラから去るんです。楡井からすると“ちゃんと学校のほうに行ったな”と思っていたら、恒司が全力で島境に走っていて(笑)。
木戸さん
僕は奥のほうでちょっと出てきて、木戸さんが「うわ~」と言いながらリンゴを落として追いかけていくという…全カット(笑)。
水上さん
結果的には裏側の話になってしまったのですが、一般の車の目の前で、金髪の少年がりんごをポロポロ落としているという(笑)。声は入っているので、そこはぜひ観てほしいです。
木戸さん
蘇枋が楡井くんに「喧嘩を教えてください」と言われて教えるシーンで、「結構スパルタだよ?」と型をやりながら言うのですが…。かっこいいはずなのに、みんながいじってきて(笑)。どんな型かは劇場で確認してみてください。
綱さん
あれは、綱さんの思う型…?(笑)。
水上さん
ちゃんと教えていただいて、練習もしたよ!
綱さん
映像ではかっこいいなと思ったよ。現場だと何回も見るから、どんどん面白くなってきて(笑)。
木戸さん
僕は、(梅宮が育てた)セロリを食べるシーン。
JUNONさん
可愛かった(笑)。
綱さん
初めて柔らかい表情をしたかもしれないです(笑)。
JUNONさん
僕、(JUNONさんが)そのシーン撮っていたのを知らなくて。桜もしょうがなさそうに梅宮からもらうシーンがあって、杉下も同じ反応するのかなと思っていたら美味しい表情をしていたから、“可愛い!”と思いました(笑)。
水上さん
不良を演じられましたが、撮影を通して“この人不良っぽいな”と思った人はいますか?
ライターBさん
(代表して水上さんが答えることに…)
基本的にみんないい子で、そういう人たちでないといられない業界にはなってきていると思いますが…、僕が悪いんですかね。
水上さん
悪いよ(笑)。
木戸さん
すぐいじるし、人の仇を笑って、自分が攻撃されそうになったら去るという人間性なので、防風鈴にいてボコボコにされなきゃいけない人間なのかなと思います(笑)。
水上さん

みずかみこうし 水上恒司
1999年5月12日生まれ。福岡県出身。2018年、オーディションを経てテレビドラマで俳優デビュー。NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』など、多くのドラマや映画で活躍し、注目を集める。近年の主な出演作に、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23)、『八犬伝』(24)、『本心』(24)、『火喰鳥を、喰う』(25)などがある。
■ヘアメイク:白石真弓
■スタイリスト:能城匠(TRON)
きどたいせい 木戸大聖
1996年12月10日生まれ。福岡県出身。2017年フジテレビ系「僕たちがやりました」で俳優デビュー。Netflix「First Love 初恋」で主人公・晴道の青年役を演じ注目を集める。主な出演作にドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(23)、「9ボーダー」(24)、「海のはじまり」(24)映画『ゆきてかへらぬ』(25) 、『パリピ孔明 THE MOVIE』(25)などがある。2026年初夏には主演映画『モブ子の恋』が公開予定。
■ヘアメイク:石邑麻由
■スタイリスト:佐々木悠介
つなけいと 綱啓永
1998年12月24日生まれ。千葉県出身。2017年に第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。主な出演作に『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(19~20)、ドラマ『君の花になる』(22)、『ばらかもん』『恋愛のすゝめ』(23)、『366日』(24)、映画『女神降臨 Before/After』(25)、映画『ネムルバカ』(25)、映画『#真相をお話しします』(25)などがある。映画『教場 Reunion』1月1日(木)NETFLIX独占配信スタート、映画『教場 Requiem』2月20日(金)劇場公開予定。
■ヘアメイク:富樫明日香(CONTINUE)
■スタイリスト:三宅剛
じゅのん JUNON
1998年5月23日生まれ。東京都出身。7人組ダンス&ボーカルグループBE:FIRSTのメンバーとして2021年にデビュー。2025年4月からアメリカ、アジア、ヨーロッパの全12都市を回る初のワールドツアーを開催。10月29日には初のベストアルバム「BE:ST」をリリース。
■ヘア:大城祐樹
■メイク:マキノナツホ(from hiji)
■スタイリスト:安本侑史、槌田有希
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ケンカだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥は、不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるため、街の外からやってきた。そこで桜は、風鈴高校の生徒たちが<防風鈴=ウィンドブレイカー>と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていたことを知る。桜は戸惑いながらも防風鈴のメンバーとして、楡井秋彦、蘇枋隼飛、杉下京太郎ら仲間と共に街を守るための闘いに身を投じていく。そんな中、越えてはいけない一線を越えたことをきっかけに、力の絶対信仰を掲げる最凶集団<獅子頭連>が、防風鈴を新たな標的として動き出していた…!「俺は1人でてっぺんをとる」と言い放ち、周囲と衝突してばかりの桜だったが、ある時街に乗り込んできた獅子頭連に楡井が傷つけられてしまい…
(C)表記:(C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会
これまでを振り返って、今の自分につながるはじめの一歩だなと思う出来事やきっかけはありますか?
えまさん