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杉野遥亮、齋藤潤「『やってみたい』という気持ちで踏み出した一歩が今に繋がっている」#はじめの一歩

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CONTENTS

高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。その一歩が無ければ今の自分は“ここ”にはいないかもしれない。そんなはじめの一歩を、今回は映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』に出演された杉野遥亮さんと齋藤潤さんにお聞きしました。

憧れの人の“はじめの一歩”を知ることで、今の自分にできる「はじめの一歩」を見つけてみませんか?

杉野遥亮、齋藤潤のはじめの一歩


これまでを振り返って、今の自分に繋がるはじめの一歩だったなと思う出来事やきっかけはありますか?

まなさん

芸能界に入りたいと思ったきっかけは、映画『キングダム』を観たことでした。当時、サッカーをやっていたのですが、芸能事務所に所属するということが、今に繋がっていると思うので、大きな一歩だったと思います。

齋藤さん

オーディションは自分で受けたの?

杉野さん

オーディション受けました。

齋藤さん

僕もです。

杉野さん

本当ですか!

齋藤さん

モデルオーディションを受けて、最初はすごく恥ずかしくて(笑)。田舎のほうに住んでいたので、周りの人からいろいろと言われるじゃないですか。ただ、そういうのを覚悟して受けたので、そこがはじめの一歩になるのかなと思います。

杉野さん

はじめの一歩を踏み出す上で、大事だったなと思うことや心構えはありますか?

みおんさん

そのときは、「やりたい」「好き」という気持ちが強くて、あまり深く考えていない部分が大きかったのですが、今だとやりたくても行動に移せないときもあって。だからこそ、とりあえず動いてみる、ちょっとした時間でも自分のやりたいことに近づくために少しだけ動いてみることで、スタートラインに立てるようになるのかなと思います。

齋藤さん

僕は心がけると言いますか、小さい頃から芸能界はキラキラして見えていたので、頭の片隅にはあったのだけど、なかなか勇気が出なくて。一歩を踏み出そうと思ったきっかけは、どうしても就活がしたくなかったから(笑)。エントリーシートを書くこととか、自分は不慣れだなと思っていて、毎日決まりきった時間で動くことも得意ではないと分かっていたので、想像したときに暗い気持ちになってしまったんです。この仕事は時間が規則的ではないですし、ものづくりだったり青春だったり味わえるかもしれないと思って最初は入りました

杉野さん

入ってから想像していたものと違うことなどはありましたか?

齋藤さん

そうだね、想像していたところではなかった。

杉野さん

そこはどう受け入れたのか気になります…。

齋藤さん

最初は、仕事があるだけで嬉しくて。具体的な目標がなかったので、入れただけで楽しそうだと思っていたのだけど、そういう場所ではなくて、少し厳しいですし、いろいろなことがある世界でした。もう今年30歳になりますけど、僕もまだまだ模索中です。

杉野さん

すごいです。

齋藤さん

基本はやりたいことだけやっていたいよね。最近は楽しいことをやっていこうと決めました。

杉野さん

僕も楽しいことをやりたいです。

齋藤さん

やりましょう。

杉野さん

よろしくお願いします。

齋藤さん

これからはじめの一歩を踏み出そうとしている読者にエールをお願いします。

まなさん

好きなことややりたいことが今は自分の中になくても、どこかにその希望はあると思うので、遊び心でもいいから目標を持っていると、その方向に向かっていけるのかなと。無理にやろうとせずに、その瞬間を楽しんでいただければいいなと思います。

齋藤さん

どんな瞬間にどんな選択をしても、どういう風になってもいいと思います。エールになるか分からないですけど、やってみたいことをやるのが人生だと思いますし、困ったときは、自分を一番上(大切)にして、心を軽くする。息苦しくなったときに、「失敗しても大丈夫」と自分に言い聞かせて

杉野さん

すごい。

齋藤さん

そういう気持ちで乗り越えていくときもあります。大丈夫です、生きていれば。

杉野さん

演じた日向と似ているところは「自然が好きなところ」


本作は、原作がベストセラーになった小説「ストロベリームーン」が映画化された作品なりますが、おふたりが脚本を読まれてそれぞれどんなところに魅力を感じましたか?

ライターAさん

原作自体が純粋で優しさ溢れる物語なのでとても好きで。脚本をいただいて自分が佐藤日向を演じるという実感が湧きました。岡田惠和さんの作品がすごく好きだったので、脚本も温かさを感じて、台本を読むだけでも感情が揺らぐような、心が動かされました。

齋藤さん

同じく温かかったです。脚本から伝わってくるものがあって、「・・・」という表記だけでも、伝わるものがあってすごいなと思いました。自分がお仕事できるということに喜びを感じる脚本でした。

杉野さん

岡田惠和さんらしさは感じましたか?

ライターAさん

岡田さんとご一緒するのは初めてだったので、らしさは分からないですけど、セリフの感じが独特だなと思いました。その独特をどう言葉で表現すればいいのか分からないですが、特に當真さんと齋藤くん2人のシーンに多かった気がします。

杉野さん

おふたりが演じられた佐藤日向はどんなキャラクターですか?それぞれが感じた第一印象や魅力など教えてください。

まなさん

日向は、とても優しくて繊細です。成長する強さと温もりを持っている男の子なので、作品の中で桜井萌と出会って一番変化していくキャラクターなのかなと思いました。見るものや聞くものを純粋に受け取れるように演じていました。

齋藤さん

15歳のときの日向がそういう人なので、僕がやることは今語ってくれたことだと思っていて。それを背負った状態の大人を演じるので、感じていることは同じです。大人になった日向は一生懸命生きている人という印象です。

杉野さん

役と自分の似ているなと思う部分や、逆にこういうところが違うなみたいな部分はありましたか?

まなさん

自然が好きです。

齋藤さん

どういうこと(笑)。

杉野さん

正解はないと思いますが、日向は醤油工場のある、ヤギも飼っているような自然の中で生まれていて。ひまわりのような男の子だなと思っていました。

齋藤さん

自分もひまわり?(笑)。

杉野さん

いや、ごめんなさい(笑)。

齋藤さん

いいよ、いいよ(笑)。

杉野さん

それは違うのですが、自然の中にいることに幸せを感じられるところは、一緒なのかなと思いました。

齋藤さん

僕も自然が好きなので、そこは似ているかなと思います(笑)。捉え方は人それぞれだと思いますが、演じるにあたって、日向という人物に僕は抱えているものがあると思って、あの明るさも人に見せている明るさだったりするのかなと感じました。僕にはできないので、すごいところだと思いますし、日向が好きを追求した先の13年後を演じて、自分も好きを追求して生きていきたいなと思いました。

杉野さん


今回、残念ながらおふたりの共演シーンはなかったと思いますが、それぞれ完成した作品をご覧になって、お互いにどう感じましたか?

ライターAさん

演じているときは自分のことでいっぱいいっぱいになっていたのですが、映画を通して観たときに、僕が演じた日向の終わり方と、そこに繋がる13年後の日向が一体となっていて。温かい涙を流せるような、前向きに捉えられるのは、大人の日向が存在してくださったからこそだと感じました。

齋藤さん

杉野さんは先ほど、高校生時代の日向を少し意識して演じられていたとのことですが、ご覧になった齋藤さんの日向はどのように映りましたか?

ライターAさん

自分のペースはありつつ、一生懸命なところもあって、そこがいいなと思いました。少し意識したくらいですが、自分の中で通ずる部分を引っ張り出すような形で演じるようにしていた気がします。

杉野さん

桜井萌がいなくなってからの日向というのはどのように想像して演じられていましたか?

ライターAさん

具体的には全く想像していないです。大きな出来事は既にあって、本作は大人になった日向を演じるわけで、トリガーになるポイントは齋藤くんが全部背負ってくれていたので、その間を埋めようとはしていなかったです。

杉野さん

お互いのキャスティングされた際の率直な感想を教えてください。

ライターBさん

もう2年くらい前ですが、杉野さんが出演されたドラマに僕も少しだけ出演させていただいて。

齋藤さん

実は会っていたという(笑)。

杉野さん

あのとき、僕はただ見ているだけだったのに、同じ人物を一緒にできることが嬉しかったです。でも、もっと頑張らないといけないなとも感じました。

齋藤さん

『カラオケ行こ!』の出演はオーディションだよね?ニュースで見て、こういう子がいるのだと思っていました。齋藤くんだと決まって、すごく知っているわけではないので、どういう人だろうと。ただ、顔の系統は似ているなと思いました。塩顔っぽいなと。

杉野さん

え!嬉しいです!

齋藤さん

杉野さん的には、あの『カラオケ行こ!』の子かというイメージでしたか?

ライターBさん

そうですね。萌役の當真さんも大河ドラマで少しご一緒しているのですが、撮影の時には、僕が自分のことでいっぱいになっていて、知らないことのほうが多いです。

杉野さん


杉野さんは同じシーンもなかったですし、そういうこともありますよね。齋藤さんは當真さんと今『ちはやふる ―めぐり―』でも共演していると思いますが…。

ライターBさん

どちらが先?

杉野さん

映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』が先で、クランクアップして2週間後にはかるたの練習を一緒にやっていました。

齋藤さん

一緒だったの?

杉野さん

そうです。『ちはやふるーめぐりー』が終わってからも、宣伝稼働で映画の公開日までご一緒します(笑)。

齋藤さん

この作品は13年という長い時を経て、この桜井萌の本当の想いが届くというストーリーだと思いますが、ご自身の生活で長年の時を経て知った真実などあったりしますか?

まなさん

4歳、5歳?記憶ある?

杉野さん

ギリギリ(笑)。

齋藤さん

僕は14歳くらいかな。

杉野さん

自分で言うのもなんですけど、僕は反抗期がなかったので、母に反抗することもあまりなくて。ただ、幼稚園生の頃、通うのが嫌すぎたみたいで、道路に20分ぐらい寝転がって叫んでいたというエピソードを最近知って。反抗期はその時に終わっていたのだなと思いました(笑)。

齋藤さん

そのあとは行ったの?

杉野さん

行ったみたいです。毎回泣いていたらしいですけど(笑)。

齋藤さん

僕は…なしでお願いします(笑)。

杉野さん


もし齋藤さんが次に杉野さんと共演できたとしたらどんな作品やどんな役柄がいいなど希望はありますか?

ライターAさん

コメディ作品をやりたいです。

齋藤さん

え、コメディなの?

杉野さん

コメディの兄弟。

齋藤さん

何するの?兄弟で(笑)。

杉野さん

ちょっと変ですけど、パンツ一丁で踊るような、笑える作品をやりたいなと思います(笑)。

齋藤さん

楽しい作品、面白いね(笑)。

杉野さん

コメディと言いますか、『直ちゃんは小学三年生』みたいなものをやりたいです。

齋藤さん

コメディは楽しいよ。『直ちゃんは小学校三年生』も楽しかったですし、僕も明るい作品が好きです。こういう話をしていて、「兄弟役だったらいける」と言われたよね。

杉野さん

成長して兄弟役できるよう頑張ります!

齋藤さん

おふたりが思う、本作の注目ポイントやシーンはありますか?

まなさん

撮影をしていて、共演者の皆さんと過ごす時間がとても幸せで、自分でも青春だったなと思う部分が画面上にも出ていると思います。悲しいシーンもありますが、観てくださった方がの温かい気持ちになるような作品になっているので、ぜひ劇場で観ていただけたら嬉しいです。

齋藤さん

齋藤くんをはじめとする高校生キャストの皆さんが一生懸命で、その姿に青春だなと思わされました。心が洗われるピュアさみたいなものがあって、僕もそういう作品を求めていますし、観ている方もそういう楽しみ方をしていただけるのではないかなと。ぜひ観に来てくださったら嬉しく思います。

杉野さん


インタビュー動画もYouTubeチャンネルで配信中!


杉野遥亮さん、齋藤潤さんからはじめの一歩を踏み出すみなさんに手書きメッセージ!

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