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自分が「得意」なことってなんだろう?

『得意なこと』を聞かれて自信をもって答えられる人は実は少ないかも知れません。『好きなこと』と能力が人より秀でている意味を含む、『得意なこと』とは似ているようで違います。自分では特に得意だと思っていなかったことが、他人の目から見れば違うという嬉しいズレが生じる場合もあります。また『うまい。早い』だけが得意なことの基準ではないことも確かです。将来の進路を決める上でも、自分の得意分野を知ることは、揺るがない強みにつながります。新学期を機に新しい自分に巡り会える可能性を探ってみましょう!
得意=「続けられること」「苦じゃないこと」「時間を忘れること」
「得意なこと」とは、必ずしも誰かより飛び抜けて上手である必要はありません。大切なのは、それを続けても苦にならず、むしろ楽しさを感じられること。そして気づけば時間を忘れて夢中になっているようなことです。そんなことは、あなたの中にある「得意」のタネかもしれません。得意なことは、努力を重ねることでさらに伸び、自信や将来の道にもつながっていきます。まずは、自分が自然と続けられることは何かを見つけてみよう。
友達と旅行に行く予定を立てる時はいつも僕で、自然に引き受けていたけれど何かの予定を調べて計画することも得意なことのひとつなのかも。
男子高校生
テストの点や勝ち負けでは測れない“じぶん基準”で見つかる
SNS全盛の時代も相まって、ついつい誰かと比べてしまうことが当たり前になっているデジタル世代ですが、得意なことを見つけるとき、大切なのは他人と比べない「じぶん基準」を探ることが大切です。「つい続けてしまうこと」「やっていて苦にならないこと」「時間を忘れるほど夢中になれること」の3つの基準で振り返ってみましょう。小さなことでも、自分が楽しめるなら立派な得意のヒントです。もちろん友達に「それ上手だね」と言われたことがあることもヒントになります。他人の評価より、自分の感覚を大事にして探してみましょう。
バイト先で「接客得意なんだね」と言われてびっくり! 自分ではあまり考えず目の前のことを夢中でやっていただけだけれど、得意なことって言えるかも!
男子高校生
私は何も取り柄がないと思っていて、すぐに誰かをうらやましく思ってしまうけれど、得意なことは必ずしも他人を基準にする必要ないんですね。
女子高校生
学園祭で発表する映像をPCで友達と作っていた時、知らない間に下校時間になっていてびっくりしたから適性があるのかな?
女子高校生
「好き」と「得意」は重なることもあれば、違うこともある
「好き」と「得意」は似ているようで、少し違います。「好き」は気持ちの問題で、「得意」はできること。でも、好きだからこそ努力できて得意になることもあるし、得意だけど実はあまり好きじゃない場合もあります。どちらが明確に正しいというわけではなく、自分にとって心地よいバランスを見つけることが大切です。「好き」と「得意」が重なることは理想ですが、まずはどちらかを見つけることから始めてみるのが近道です。
水泳は小さな頃から続けていて練習するのは嫌だけど、大きな大会には何度も出場してきた。心の底から好きかはわからないけど得意なことのひとつだな。
男子高校生
英語は特に点数が高いわけではないけど、世界中の人とのコミュニュケーションツールだと思ったらコツコツ努力できる。この先もっと得意なことに変化するのかも!
女子高校生
バランスが大事なのか。好きなことが得意になれば将来の職業にもつながりそう!
男子高校生
自分の“無意識”にヒントがあるかも

得意なことのタネは、特別な場面ではなく、ふだんの生活の中に意外と隠れているものです。初めて会った人との会話が楽しい、ノートをきれいにまとめるのが好き、人前で発表するのは全然緊張しなくて平気——そんな「なんとなくできる」ことがポイントです。自分では当たり前でも、まわりから見れば「すごい」と思われることも得意なことにつながります。毎日の中で少しずつ、自分らしさに気づくことが、得意を見つける第一歩になります。
ヒント1 気づいたらやっている・手が動いていることは?
「得意なこと」は、意外と自分では気づきにくいものです。例えば、気づいたらやっていること、考えるより先に手が動いていることはありませんか?それはあなたが自然にできること、つまり得意のサインかもしれません。整理整頓をする、文章をまとめるなど、何気ない行動の中にあなたの強みが隠れています。無理なく続けられることに目を向けると、本当の「得意」に出会えるかもしれません。
この間電車の中で困っている人に声をかけたら友達から「自然にできるのすごいね」と言われた。誰かが困っていたらすぐに動けるのも得意のタネなのか!
男子高校生
友達から自分のプラスの部分を指摘されたらすごく嬉しい。それはもっと自信持っていいんだ!
女子高校生
ヒント2 時間を忘れて集中してしまうことって?
「気づいたら何時間も経っていた」そんなふうに時間を忘れて集中できることは、あなたにとっての得意なことかもしれません。上手かどうかよりも、夢中になれることには大きな可能性があります。集中できるということは、苦に感じず、自然と力を注げるということ。そうしたことは、努力を重ねることでさらに伸ばしていけます。まずは、自分がどんな時に時間を忘れているかを思い出してみましょう。
小さな頃から絵を描くときは呼んでも応えなくなるって両親から言われていた。私より上手な人はたくさんいるから最近は自信なかったけど、得意なこととして大切にしたいな!
女子高校生
ヒント3 友達から「〇〇っぽいよね」って言われることは?
友達やまわりの人に「○○っぽいよね」と言われたことはありませんか?それは、あなたの性格や行動、雰囲気から感じ取った“あなたらしさ”です。自分では気づかないけれど、他人の目にははっきり見えていることもあります。その“っぽさ”の中に、実は得意なことのヒントが隠れているかもしれません。『じぶん基準』は大切ですが、時には周囲の声をヒントに、自分の強みを見つけてみましょう。
数学を友達に教えたら先生っぽいって言われたことがある! 教職の道も調べてみようっと。
男子高校生
ヒント4 授業や行事で自然と「〇〇係」になってない?
いつもリーダー職になっている人、また強いリーダー格の補佐をしている人、揉め事が起こっている時に、自然と双方の調整係になってしまっている人。学校行事での役割は自分の得意分野を意識する大きなヒントになります。立候補してもいないのに、自然と回ってくる役割にはあなたの得意なことに必ずつながる何かが含まれています。
小さなことだから気付かなかったけど、みんなが嫌がる資料づくりとか私はすぐにできちゃうから実はそれが得意なことのひとつなんだ!
女子高校生
得意を知ると、ちょっと未来が変わる!

何気ない日常の中にも得意のタネはきっとあります。気づいたらやっていること、時間を忘れて集中できることなどがあなたの強みになるのです。その“得意”が見つかると、面接や志望理由書でも自信をもってアピールできるようになります。
面接や志望理由書でも“得意”があると強みになる
進路を考えるとき、面接や志望理由書で「自分の得意なこと」を話せると、大きな強みになります。得意なことは、あなたの人となりを伝えるヒントになりますし、「それをどう活かしたいか」を話すことで、やる気や将来のイメージも伝えやすくなります。小さなことでも構いません。自分が自然にできること、周りにほめられたことを振り返って、自分だけの「得意」を見つけてみましょう。
いつも面接とかで自分の長所を話すのが苦手だったけど、得意なことを詳細に話せば相手にも伝わるんだ!
男子高校生
得意なことは自分にとっては小さなことだけど、進路のヒントにつながるんだ。
女子高校生
得意なことがわかると「やりたいこと」への一歩が近づく
「やりたいこと」がみつからないというのは大半の高校生の悩みです。ただやりたいことを考える前にまずは得意なことを見つけてみると、それがどんな進路に結びつくのか、その後のどんな就職先につながるのかなどの道筋が見つかる可能性があるのです。誰にも得意なことはあります。まずはそこに意識を向けてみましょう!
来年は高校2年生、進学先も定めなくてはいけないけどその前に何が得意なことなのかを見つけてみようかな。
女子高校生
漠然とやりたいことなんてないなあって思っていたけど、得意なタネがヒントになりそう!
女子高校生
苦手を補うヒントにもなる=自己理解が深まる!
誰にも得意なことがあるのと同じように誰でも苦手なことはあるはず。得意なことを意識して箇条書きにしていくと自然と苦手なことにも目を向け、それが自己理解につながっていきます。苦手なことの克服方も得意なことを知ることでどのようにサポートしていけるのかを探ることができます。他人軸でない自分を知ることは、新しい自分の可能性を探る大切なステップです。
苦手なことは目をつぶってきたけど、得意なことがわかればそれを活かして苦手なことを少しでも楽にできるようになるのかも。
男子高校生
世の中にはたくさんの『すごい人』がいます。ただそのすごい結果を出している人だけが“得意”を持っているわけじゃありません。得意とは、誰かより上手かどうかだけの基準ではなく、『自分が自然にできること』、『続けても苦じゃないこと』の中にあるものです。気づけば手が動いている、時間を忘れて集中していた、そんな感覚もヒントになります。学校生活の任されがちな役割などにも自分だけの強みが眠っています。
「好き」と「得意」が少しズレていてもOK。その気づきが将来の選択肢を広げるきっかけです。面接などでも、“自分らしさ”をアピールできる強みにもつながります。高校生活は『やりたいことは何か?』を本格的に意識させられる時期です。気づいたその日が“スタート”。今の自分の中にある得意のタネを探しにいって新しい自分に出会ってみませんか!
私はバスケが特別上手なわけではないけど楽しくて仕方ない!練習も苦じゃないから得意って言っていいのね!
女子高校生