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【サイン入りチェキプレゼント】水上恒司「“あの一歩があってよかったな”と思えるような一歩にしてほしい」#はじめの一歩

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高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。そんなはじめの一歩を、今回は映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』にてぞうくんの声を演じ、声優としてはじめの一歩を踏み出した水上恒司さんにお聞きしました。

憧れの人の“はじめの一歩”を知ることで、今の自分にできる「はじめの一歩」を見つけてみませんか?

水上恒司のはじめの一歩

これまでを振り返って、自分のはじめの一歩だったなって思うきっかけや出来事はありますか?

なみさん

僕は反抗期がなかったのですが、「この仕事をしたい」と伝えるときに初めて反抗しました。自分でこの道を歩みたいと思い、その決断を突き通したことは今につながっているなと思います。

水上さん

これからはじめの一歩を踏み出そうとしている読者にエールをお願いします。

じゅりさん

今年26歳になる僕ですらはじめの一歩はたくさんあって、必ず緊張しますし、皆さんも不安だと思いますが、考えすぎているだけなので。これは自分に対しても言っているのですが、最初の一歩を踏めるか踏めないか、踏み出して失敗しても何かを得て、自分にとって“あの一歩があってよかったな”と思えるような一歩にしてほしいなと思います。

水上さん

ぞうくんは、実際にいてくれたら嬉しいなと思うキャラクター

今回、発売から47年の国民的お菓子「たべっ子どうぶつ」がまさかの映画化されるということで、出演が決まった時の率直な感想を教えてください。

ライターAさん

この情報をお聞きになった皆さんと同じように、まさかたべっ子どうぶつが映画化されるなんて…!と思いました。今日、スタッフの方に「どんな映画になっているんですかね?」と聞かれて、誰もが気になっているところだと思うので、興味を引かれるようなインタビューができたらいいなと。なかなか言えないこともあるので難しいですが、初声優がこの映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』のぞうくんというのは、嬉しかったです。

水上さん

今回、水上さんの演じるぞうくんの第一印象や魅力を教えてください。

じゅりさん

僕は、「昭和の香りがする」と言われることがよくありまして、平成生まれなのに見る作品や話す人、事柄など、自分が興味を持つのは昭和が多い気はします。昭和では、女性が2、3歩下がって後ろを歩くというような、今の時代からするとあまりない形を描いてきた作品があって。ぞうくんもらいおんくんより3歩下がって、一緒についてきながら彼が道を間違えないようにする。ただ、彼にとって間違った道がいいことだと思うときは放置して、言うときはしっかり指摘していくような、実際にいてくれたら嬉しいなと思うキャラクターです。

水上さん

ぞうくんと水上さんとの共通点や逆に違うなという部分があれば教えてください。

じゅりさん

ぞうくんみたいに知性はないです。ただ、(野球の)キャッチャーをやっていたからか分からないですけど、視野が広くて。その視野の広さをぞうくんみたいに活用はできていないですが、周りが見えている部分はあるかもしれないです。

水上さん

今回声優初挑戦とのことですが、挑むにあたって何か準備したことや参考にされた作品はありますか?

ライターBさん

アナウンサーさんのように一言一句すべての発音ができて、音が落ちないというのをできる人は多くなくて、滑舌や何を言いたいのかが伝わるかを大事にして演じています。より明確性が求められる世界だと思っているので、その訓練と言いますか、今まで行ってきた役作りの方法やアプローチの仕方しか僕は知らなかったので、台本を読み解くようにしました。
有名な作品は基本的に観ているのですが、ファンの方たちは声優さんのSNSやラジオを見たり聞いたり、作品以外の部分も追っていて。僕は詳しくないので、“声優さんの顔や姿など分からないけど、キャラクターとして立っている”というところを目指したいと言いますか…。憧れや尊敬があるからこそのブレーキになったなと思います。

水上さん


共演された松田元太さんと高石あかりさんの印象など教えてください。
※高石(たかいし)の高(たか)は、正しくは「はしごだか」です。

ライターBさん

松田くんはらいおんくんそのままです(笑)。自分が主人公で舞台の主役という考えも、人の舞台のわき役であるといった考えもある中で、人のことを動かしていくのはらいおんくんみたいな人だと思っていて。紙一重だと思いますが、そういうキャラクターを演じるに相応しいなと思います。
また、劇中、高石さん演じるぺがさすちゃんがひよこちゃんに対して「何を言っているのかわからない」と言うシーンがあるのですが、そう伝えることも大事だけど、ただ冷たいキャラクターにならないように、ちゃんと愛を持っていて。その表現を声だけできている姿が印象的でした。
楽しかったので、また実写の作品でもご一緒できたらいいなと思います。

水上さん

完成した作品を観て、ぞうくんの注目ポイントがあれば教えてください。

ライターAさん

僕の感覚からするとぞうくんは、スーパーアイドル“たべっ子どうぶつ”の中でも裏方性が強いと思っていて。僕は自分が前に出ていかなくてはいけない立場であるからこそ、裏方に徹する難しさやそういう方々のおかげで舞台に立てていることを感じました。裏側の方たちの品性が好きで、今作の中だとぞうくんが一番あるのかなと思って、そこを作っていくようにしました。

水上さん

お城でのとあるシーンでもぞうくんは別行動をしていましたよね?

ライターAさん

わにくん(立木文彦)とひよこちゃん(間宮くるみ)も別行動ですけど、あれだけらいおんくんの横にいて、一緒に中に行かんのかい!と、そういう部分も僕の言ったぞうくんの印象になります。

水上さん

このシーンいいなと思った場面やワクワク、ハラハラした場面などありますか?

ライターAさん

うさぎちゃん(小澤亜李)とねこちゃん(水瀬いのり)の関係性が現代の若者のような、皮肉もあるのかなと思いつつ…好きです(笑)。

水上さん

魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが水上さんの推しキャラはいますか?

なみさん

キングゴットンの拠点に彼らが行くところがあるのですが、たべっ子どうぶつ以外のキャラクターが出ていて。砂糖漬けにされていますが…(笑)。 そういうキャラクターも演じてみたいなと思いました。

水上さん

理由などありますか?

なみさん

声優さんの技術が盛り込まれていて、自分だとどう演じられるかなと考えることが好きなので。

水上さん

考えることが好きだからこそ、ぞうくんの声は丸みのある声に?

ライターBさん

最初はぞうくんらしいと言いますか、大きい体の持ち主らしいもう少しこもった声を出そうとしていて。ただ、監督から「君らしさのある声を出してほしい」という要望がありました。“包み込むような声を出してほしい”とは言われてないのですが、監督はそこを狙っていたのかなと思います。

水上さん

割と等身大と言いますか…。

ライターBさん

等身大ですね。声のお仕事に憧れがあるからこそ、“水上恒司”を前に出したくなくて。「自分がこういう人間です」と伝えるものではなく、感情は乗せていくけど、自分の解釈はあまり表現しないようにするもの、“これ水上が演じていたのだと思わせたい”という部分が力みになっていたので、監督に「そうではない」と言われたのだと思います。

水上さん

普段のお芝居と声優さんのなにか大きな違いはありましたか?

ライターBさん

芝居するときの重点が違います。声が落ちているけど何を言っているのか分かる、という技術はプロの方がしていて、僕はまだできていないので、記号性を大切に。記号性ばかりに気を取られないようにぞうくんの中に何が流れてるのかを理解することを大事にしていました。

水上さん

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