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【サイン入りチェキプレゼント】HY 仲宗根泉「嫌いなものを選んで踏み出してみるのもありだと思います」#はじめの一歩

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高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。その一歩が無ければ今の自分は“ここ”にはいないかもしれない。そんなはじめの一歩を、今回はHYの仲宗根泉さんにお聞きしました。

憧れの人の“はじめの一歩”を知ることで、今の自分にできる「はじめの一歩」を見つけてみませんか?

仲宗根泉のはじめの一歩

これまでを振り返って、今の自分に繋がるはじめの一歩だったなと思う出来事やきっかけはありますか。

しらべさん

ピアノを始めたことです。このはじめの一歩は自分からしたいと言ったわけでも、やりたかったわけでもないのですが…。お父さんが音楽大好きで、「キーボードを買ってきた、今日から家族バンドをするからお前弾け」と言われて始めました。小学3年生だったので、自我も芽生えていて、お父さんとお母さんと弟で家族バンドを土日に従兄弟たちの前で演奏するなんて絶対無理!と思いつつ、怒られるのが怖くてやっていました。ただ、ピアノを弾いたことがない上に、お父さんも弾けないから教え方が分からなくて(笑)。お父さんから唯一教えてもらったことは、「左の耳からベースという低い音を聞き、右の耳から歌っているメロディーやコードを聞いて、両手で弾くんだ。さあ行け。」だけで。それを今でもやっているので、楽譜は読めないですし、勘で弾いていると言いますか…、自分しか分からない暗号にして楽譜を書いています。
最初はなんでやらなきゃいけないんだと、これを仕事に繋げる、夢に繋がるということは思っていなくて。ただ、初めてみんなの前で披露した時に、「耳コピできる、音楽できるってすごいね!」と同級生から言われて、そこから音楽が好きになっていきました。自分の中では当たり前だと思っていた、“聴いたものをピアノで弾くこと”はすごいんだと気付いたことが始まりだったなと今は思います。

仲宗根さん

それから、好きな人に気持ちを伝えたいけど、こんな私が告白しても「いいよ」と言ってくれるわけない…でも、歌にすれば、好きな人の前でも堂々と好きですと言えると思ったので、歌を書こうと動き始めて、どんどん進んでいったなと。最初は小さな一歩と言いますか、やりたくない一歩だったけど、やっていくうちにどんどん好きになっていって、最終的には自分のことを好きになれる大きな一歩になりました。だから、今夢がなかったり、何をすればいいか分からなかったり、はじめの一歩が難しいなと思っていても、私からすると、なんでもできるし、なんでもやっていいと思っていて。やりたくないと思っていることから始めてみるのもありだと思います。いいことはいっぱいあって、どうしよう…と迷うくらいなのに、嫌いなものはすぐに思い浮かぶでしょ。逆に1つ抜きん出ているので、それをまず選んでみて、一歩踏み出すのもありだと思います。

仲宗根さん

これからはじめの一歩を踏み出そうとしている読者にエールをお願いします。

みくさん

今自分がやっていることや、自分が向き合っていることが、将来やりたかったことに繋がるかというのは誰もわからなくて。今やっていることが身になる保証もないけど、自分に自信を持つということだけは、これからあなたが生きていく上で必要になるし、それが自分自身を助けることになる。何をしてもいいし、何もしなくてもいいけど、“これだけはできるぜ!”と人より抜きん出ている武器を1つだけ持つことが大事だと思います。この先何があっても、その武器が思いがけないところで助けてくれるかもしれないので、1つだけ持っていてもいいかなと思います。

仲宗根さん

HYの仲宗根泉さんによる恋愛お悩み相談室付き映画『366日』試写会が12月27日、都内映画館で実施!

ガクラボメンバーも参加し、イベントの様子をお届けします。

映画『366日』を先行で鑑賞したのち、仲宗根さんによる恋愛お悩み相談室が開かれ、参加者の中で数名が直接相談していました。一人一人の質問に丁寧に答え、どの答えも全て素敵な回答で。圧巻のトークに終始魅了されっぱなしでした!

その中でも特に印象に残っているのは、
「望みが高くていい出会いがなく、喝を入れてください」という相談に、「自分自身に点数をつけ、自分が60点の人間だと思うならば同じような60点の人間を探すべき。もし最初の点数が低かったとしても、好きにさえなれば勝手に自分自身が相手の点数を上げていける。30点、40点の中に原石があるかもしれないのに、その出会いを自分で潰している」と的確に回答している場面です。

最初から最後まで明るく楽しいトークイベントで、映画で泣きすぎたあとでも笑って楽しく終わることができました!

イベント後の仲宗根さんにもインタビュー

今回のイベント(HY仲宗根泉による恋愛お悩み相談室付き試写会)では恋愛お悩み相談室を開催していましたが、いかがでしたか?

みくさん

逆にお客さん大丈夫だったかな?と思うくらい、私はいつも通り喋りたいことを喋らせてもらって、すごく楽しいイベントになったと思っています。

仲宗根さん

ご自身の楽曲が映画化されると聞いた時の心境を教えてください。

しらべさん

あまりにも嘘臭すぎると言いますか…(笑)、すごいことじゃないですか、自分の曲が映画になるということって。そういう風に喜ばせといて、上映されなかったり、立ち消えたり、そういう感じになるんだろうなと思っていたので、映像として観るまでは信じていなくて。だから喜びを今徐々に感じています。聞いたときに「私の曲がまさか…」という感じではなく、こうやって先行で皆さんに観てもらって、いろんなところで主題歌の「恋をして」が流れて、やっと現実味が出てきている感じです。

仲宗根さん

実際にこの映画をご覧になっていかがでしたか。

みくさん

脚本から見せてもらっていたんですけど、それが映像化されて、音楽もついてとなると、自分の想像を超えてきていて。自分たちの地元・沖縄県のうるま市が映っているということもあって、ただ映画を観るというよりは、もっともっと愛情が湧く部分もあって。難しいところを描いて、いろんな問題がこの映画に出てくるんですけど、その問題を取っ払って、2人だけのハッピーエンドで終わるみたいなこともできるのに、そこに家族や命を絡めて。感情が散らばったり、まとめづらくもなったりするものを、すごくうまく表現して、1人1人の人間性というものを出しながら、よくこの時間でまとめてきたなと思いました。

仲宗根さん

仲宗根さんの思う本作のおすすめポイントを教えてください。

しらべさん

恋愛系はドラマでも映画でもそうなんですけど、必ず誰か1人はちょっとこの人嫌だな、ライバルになってほしくないなと思う人が出てくるじゃないですか。でもこの映画はそういう人が1人もいなくて、みんながお互いのことを想っていて、愛されないような人間がいないというところが印象的です。映画を観た人しか分からないようなところなのですが、最後の最後に、そうだったんかい!というところがあって(笑)。この…もう言いたいけど、今は言えないところ含め、家族の物語でもあり、命の物語でもあり、そこに恋愛や歌が入っていく。単純に映画を観るというよりは、自分の人生として観るのもいいのかなと思いました。1人の人生を観るような、そんな大きな映画だなと思います。

仲宗根さん

楽曲「366日」は全世代で愛されている名曲となっていますが、楽曲を作られる上で意識していることなどはありますか。

みくさん

他の曲含め意識していることは、私にしかできない歌詞や私にしか書けない視点というものは、大事にしています。今回も映画となると、いろんな人の想いがたくさん入っていて、自分の想いだけでは書けないんです。変えなきゃいけない部分もありつつ、私にしか表現できない言葉や感覚、メロディーの中で曲げたくないところは曲げないという強い信念はずっと昔からあって。だからこそ、映像とリンクさせた時に「めちゃくちゃ合う」と言ってもらえるものを今回も作れたのではないかなと思います。周りの人の言うことを全部聞くのではなくて、アーティストとして自分の信念を貫くということは大事にしています。

仲宗根さん

今回、取材をしてみて

みく:誰一人として嫌な人が出てこない優しい世界で、みんなが誰かを思って生きている姿にとても感動しました!また、恋愛相談では仲宗根さんのズバッとしたメッセージの中にある、人に寄り添う優しい気持ちがあり、ためになる楽しい時間でした!

しらべ:楽曲「366日」は私が一歳のときにリリースされていますが、今まで何回も聞いてきたずっと大好きな曲です。そんな大好きな曲からインスパイアされたお話ということで、とても楽しみにしていて、見たあともずっと心に残る素敵な映画でした。長年に渡って多くの人から愛されてきた「366日」とそこからインスパイアされたこの映画『366日』も、主題歌の「恋をして」もこの先ずっと愛されていくものになるんだろうなと思いました。もう一度劇場で観たいと思います。

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