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先輩230人へアンケート! 進路・オーキャンについて本当のこと教えて!

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「就職」か「進学」か。「進学」の場合はどの学校をどういう受験方法で挑戦するのか……。高校生にとって進路選択は大きな悩みの種。進路希望を聞かれてもどう決めらたいいかわからない、将来やりたいこともない、という人も多いかと思います。そこで今回は、進路選択の方法や、進学や就職のメリット・デメリットなどを解説。先輩たちのアンケート回答も参考にし、卒業後の進路を決めるためのヒントにしてみてください。

CONTENTS

進路選択は焦らなくてOK! 自己分析をていねいにしよう


高校生は、自分の将来について少しずつ考え始める時期。今現在、具体的な進路が思い浮かんでいないという人も安心してください。 ここでは進路の絞り方についてさまざまな方法を紹介していきます。まずは、先輩たちはいつ・どうやって進路を決めていったのか見てみましょう。

先輩230人にアンケート! 進路についてのホンネ

先輩アンケート1:高校卒業後の進路は?

高校を卒業した男女230名にアンケートを実施したところ、95%以上の人が大学や専門学校への進学を決めたことが判明。就職を選択した人は4%弱ですが、進学が必ずしも正解とは限りません。じっくりと自己分析を重ね、まわりに流されず、自分なりの進路を見つけることが大切です。

先輩アンケート2:最終的な進路はいつごろ決めた?

もっとも多いのが高校3年生。部活動が終わって本格的に受験勉強が始まってくると、徐々に進路が固まっていくようです。高校生の就職活動は7月ごろから本格的に始まるため、できれば3年生の6月には進学か就職かを決められるといいですね。 また、中学の時点で高校卒業後の進路を決めている人が多いのも、最近の傾向だそう。焦る必要はありませんが、早めに決めておくことで、より有意義に高校の授業が受けられ、入念な受験対策ができそうです。

先輩アンケート3:受験対策はいつからしておくといい?

実際に始めたのはもっと遅いかもしれませんが、9割近くの人が、3年生に上がる前に受験対策をしておくのがよいと考えています。なかには、「もっと早く始めておけばよかった」と後悔している人もいるかもしれません。 気になる大学や大学入試の仕組みを調べたり、自分の苦手科目を克服したり、日頃から予習・復習をする習慣をつけたりと、1〜2年生からできることを始めておきましょう。

先輩アンケート4:オープンキャンパスに参加したことはある?

8割近くの人がオープンキャンパスに参加し、事前に大学を見たうえで進学先を決めているようです。最近では1〜2年生のうちから参加する人も増えています。ウェブサイトやパンフレットの情報だけでなく、実際に大学を見たうえで入学すれば、「思っていたのと違った」という失敗を防ぐこともできます。 オープンキャンパスの開催は7月〜11月がメイン。じっくりと模擬授業やキャンパスツアーを体験したいなら夏休み、学園祭などのイベントで学校の雰囲気をつかみたいなら、秋もおすすめです。開催日などは、大学のホームページなどでチェックしてみましょう。

オープンキャンパスでは、カリキュラムや教育方針、就職状況などを知ることができる「全体説明会」のほか、在学生のガイドで学内の施設を見学して回る「キャンパスツアー」、受験対策に役立つ情報が手に入る「入試説明会」、実際に大学で行われている講義を体験できる「模擬授業」など、さまざまなプログラムに参加することができます。いくつかの大学を見学し比較すると、より志望校の選択もしやすくなるはずです。

先輩アンケート5:オープンキャンパスでは何をチェックするべき?


1位:学内の雰囲気(93票)

先輩の学生たちがどんな風に大学生活を送っているかを確認できるのは、オープンキャンパスならではの特権! 学生だけでなく、教授の印象や人柄なども、直接話をして確認しておくとよいのだそう。実際に現地に行って、どんな大学生活を送るかをイメージしながら、「ここに通いたい!」と思える大学を選んでみましょう。

2位:設備環境(51票)

何年も通う校舎だからこそ、快適に過ごせるかどうかは重要なポイントに。 特にトイレが清潔かどうかを確認したという人が多数。 図書館や食堂、実験室、部室など、自分が利用したいと考えている場所はくまなくチェックして。本館だけでなく、専攻する学部がある校舎まで見ておくのがおすすめだそうです。

3位:通いやすさ(40票)

自宅からどのくらいの時間で通えるか、駅からどのくらい距離があるかなど、通学時間や交通アクセスの確認も必須事項。敷地面積が広い大学の場合は、キャンパス内の移動手段も確認を。遠方の大学を選ぶ人は、学生寮もしっかり見ておきましょう。

4位:授業内容(39票)

せっかく進学するのなら、自分が学びたいことをしっかり習得できなければ意味がありません。実際の講義やゼミではどんなことが学べるのか、カリキュラムなどを確認しましょう。模擬授業に参加すると、授業の内容だけでなく、雰囲気もつかめるそうです。

そのほかにも、卒業後の就職状況や、学校周辺のお店の充実具合などもチェックポイント。確かめたい部分は、事前にメモなどにまとめておくとよさそうです。

先輩アンケート5:オープンキャンパスでは何をチェックするべき?

自分の夢や将来就きたい職業から大学を選択しました。学びたいことが明確に決まっていたので、学部選びはスムーズだったと思います。

Aくん

特になりたい職業が決まっていなかったので、大学へ入学してから方向性を決められるように、多分野を学べる学部への進学を決めました。

Bさん


まずは関西や関東など自分が通える地域を絞り、将来の夢を叶えるための資格が取れるのか、就職率なども確認したうえで決めました。ホームページなどで大学の情報を見て、「楽しめそうかどうか」を軸に考えてみるといいと思います。

Cくん


情報系の文系が希望だったので、まずは分野を絞り、一般大学と専門学校を併願することにしました。英検の資格を活かせるよう、英検利用入試ができる学校を調べて受験しました。

Dさん

なりたい職業のために必要な勉強ができる大学を選びました。お金の問題など現実的な部分も重要だったので、比較表をつくりながら検討しました。

Fくん

やりたい職業から逆算して考えてみよう

具体的にやりたい職業や興味を持てる職業がある人は、その業界や仕事のことを詳しく調べてみると、おのずと何をすればいいかが見えてきます。 「どんな資格や知識が必要か」がわかったら、それを学んで習得するための方法を考えてみましょう。大学で学問を学ぶ、専門学校で専門知識を学ぶ、就職して実践で技術を学ぶなど、最適な進路が見えてくるはずです。

適職診断を参考にしてみるのもおすすめ

どんな仕事に就きたいか、自分に合った職業は何かわからないという人は、適職診断を受けてみるのもおすすめです。自身の行動スタイルと照らし合わせながらテストに回答していくことで、仕事にまつわる自分の特徴を、客観的に判断してくれます。
https://mynavi-job20s.jp/landi...

企業や団体の採用情報から条件をチェック

やりたい職種を募集している企業や団体の採用情報をホームページで確認すると、応募に必要な条件が書かれています。たとえば、応募資格に「2025年3月までに大学・大学院を卒業見込みの方」と書いてあれば、大学への進学は必須になります。 なかには募集する学部や学科の指定や、必須の資格が記載されていることもあるので、気になる企業や団体があればチェックしてみましょう。進路を決めるうえでのヒントになります。

具体的な職業が決められない人は、学びたいことを洗い出してみよう


とはいえ、高校生のうちから将来やりたい仕事を具体的に決めている人はなかなかいません。「やりたい仕事なんてまだわからない!」という人も多いのではないでしょうか。それでも、なんとなく「こんなことを学んでみたいな」と思うものは何かしらあるはずです。

たとえば、英語を学びたいなと思えば、大学や短大の外国語学科や英文学科、農業のことをもっと知りたいと思えば、農学部などに進むという手があります。

それでも何も思いつかない! という人は、何に興味があるか、何をしているときが楽しいかを考えてみてください。アニメ、音楽、旅行、ゲーム、スイーツづくり……と、なんでも大丈夫です。ファッションが好きであれば、服飾系の大学や専門学校、アパレル企業へ就職するのもいいかもしれません。

学びたいことや興味、関心のあることが、たとえ将来の仕事に直接役立たなくても、きっと自分の進路を決めていくための道しるべになるはずです。柔軟な考えで、少しずつ方向性を絞っていきましょう。 反対に、「これだけはやりたくない!」と、消去法で絞っていくのもおすすめの方法です。

将来、どんな生活をしたいかを想像して考えてみよう


進路選択は「学ぶこと」「就職すること」だけの軸で考える必要はありません。生活面やライフスタイルから考える方法もあります。高校を卒業したら、どんな生活を送りたいかをイメージしてみましょう。

「たくさんの友達をつくりたい」と思えばサークル活動、「部活と学業を両立したい」と思えば部活動が充実した大学などを選んでみるのもいいかもしれません。

「都心でバリバリ働きたい」「地元でのんびり生活したい」など、どんな人生を送りたいかも重要なカギになります。すぐにでも就職して働くべきか、都心部の大学へ進学するのがいいのか、地元の大学や企業を選ぶのがいいのか、自分の理想の人生と照らし合わせて考えてみましょう。

高校生が就職活動をする方法は?


業界の人手不足といった理由から、企業の高校卒業者採用枠は、年々増えている傾向があります。大卒での就職活動との大きな違いは、「学校斡旋(あっせん)」という仕組みがあることです。
「学校斡旋」とは、学校が企業と生徒の間に入り、うまく就職がいくよう取り計らってくれること。まずは各企業からハローワークを通じて学校に求人票が届き、生徒たちはその求人情報を見て、高校を通して採用試験に応募します。学校のサポートによって内定が得やすくなり、何かトラブルがあったときも学校が間に入ってくれるので、安心して就職活動に挑むことができます。
また、高卒での就職には「一人一社制」というルールもあります。大卒就職のように複数社への併願はできないため、一社に絞って応募することになります。選考期間中は新たに就職活動できず、不採用となってからでないと他企業への応募できないので、覚えておきましょう。

高卒での就職は、短大や専門学校卒業者よりもさらに就職先の選択肢が限られ、初任給や生涯賃金が低い傾向があります。しかし、10代のうちから貴重な社会人経験が積め、学歴を問わない職業であれば、まわりよりも早くキャリアップできる可能性も。経済的負担が少ない点も大きなメリットです。少しでも早く経済的に自立したいと考える人は、就職を選ぶことも視野に入れてみましょう。

まとめ

進路選択は、高校生にとって大きな悩みのひとつ。進学にも就職にもそれぞれのメリットがあり、そこに正解や不正解はありません。たとえ間違った選択をしてしまったと思っても、そこから先の未来で何度でも軌道修正できるはずです。高校卒業後にできるだけ「この選択でよかった!」と思えるよう、自分自身とよく向き合い、周囲のアドバイスも聞きながら、最適な進路を選択できるといいですね。

調査期間:2024年7月25日~8月5日
調査対象:マイナビ学生の窓口会員
有効回答:230件

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