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全世界が注目するアニメーション監督・山田尚子。
「音楽×青春」集大成となる待望の完全オリジナル長編最新作
映画『きみの色』
奏でられたアニメーション映画の新時代――
2024年夏、好きになる。
影平ルイの声を務めた木戸大聖さんにガクラボメンバーがインタビュー。
山田監督の作品はこれまでも観ていて、今回は色や音楽が主になっているんですけど、台本を読んだ段階ではまだ想像がつかなくて。完成したものを観たときに、すごくワクワクするような色使いや音楽が描かれて、これは劇場で観てもらいたい作品だなと思いました。
木戸さん
今回、オーディションにて声優を務めることが決まったとのことですが、決まった時の心境を教えてください。
みくさん
今回初めての声優で、あまり自分の声が元々好きではない部分もあったので、不安はありました。でも、監督からオーディションで選んでいただいたというところが自信につながって、初めてだけど頑張ろうと思いました。
木戸さん
木戸さんが演じられた影平ルイくんの第一印象を教えてください。また、演じていく中で印象の変化はありましたか?
あいさん
キャラクターの設定として、すごく優しくて、物静かな感じ、とにかく音楽が大好きというのがあったので、第一印象はそのイメージでした。声を録り出したときに、ルイくんが2人と音楽をやると決まったときに少年のように飛び跳ねて喜ぶ姿があって、一見お兄さんっぽい雰囲気だけど、少年心も持っている男の子なんだなという印象は感じました。
木戸さん
影平ルイを演じる上で意識したことや難しかったことなど教えてください。
みくさん
声だけでお芝居をしなきゃいけないというところですかね…。俳優は、衣装やメイク、表情というものを撮ってもらえるので、声100%でやらなきゃいけないというのは難しかったです。この現場に入る前にアニメを見せていただいて、息遣いなど普段は音にしないところも音にしなきゃいけないんだなって思いました。表現のところで、自分の思っていたテンションが監督の描いているシーンに足りていなくて、普段より表現を大きく、分かりやすく見せるというところは意識しました。
木戸さん
影平ルイと木戸さんが似ている部分はありますか?また、違う部分もあれば教えてください。
あいさん
大好きなお芝居をやらせてもらっているという点で、好きになったらどんどん夢中になっていくところは自分と重なるなと思います。その中で、ルイくんは“お医者さんになって家を継ぐ”という家庭の悩みを抱えている現実と、夢や好きなことを追いかけたいという狭間での葛藤があって、自分も18歳くらいのときに同じような状態だったので、自分の経験を生かして感情をのせられるかなと思いました。
木戸さん
本作の中で印象的なシーンやおすすめしたいシーンを教えてください。
みくさん
印象的だったのは、3人でライブをするシーン。その会場に自分もいるんじゃないかと思えるくらいの音楽のテンポの良さや盛り上がりがあったので印象に残っています。このシーンで3人が作った音楽というのが、ついつい口ずさんじゃうようなキャッチーなものになっているので、注目してもらいたいです。
木戸さん
日暮トツ子は人を色で見るくせがあり、きみちゃんは青、ルイくんは緑でしたが、もしトツ子が木戸さんを見て色で表すとしたら何色だと思いますか?
あいさん
いろんな色を持っていたいなと思うんですが、その中でも個人的に赤が好きだったり、お芝居のことや今のお仕事でも熱くなっちゃったり、負けず嫌いなところもあるので、赤色系かなと思います。
木戸さん
作中では「色」に惹かれたり、「音楽」で集まったりしていますが、木戸さんの惹かれることなどあれば教えてください。
みくさん
今、好きなことを仕事にさせてもらっているという意味では、普段からドラマを見るのが好きなで、友達とドラマの話をすることも多いので、ドラマや今回の色、音楽に惹かれます。
木戸さん
本作では、「変わることの勇気」とありますが、今一番欲しい勇気はありますか?
あいさん
お芝居をしていると、セリフを間違えたりセリフが飛んでしまったりすることがあって、何度もミスをしてしまうと、どんどん焦ってパフォーマンスが悪くなってしまうので、叶うことなら…“ミスをしても動揺しない勇気”が欲しいです(笑)。ミスをしないのが1番ですが、誰でも失敗はあるから、動じない勇気がもてたらいいなと思います。
木戸さん
本作は「音楽×青春」がテーマとなっていますが、木戸さんの考える「○○×青春」はなんですか?それにまつわるエピソードなどもあれば教えてください。
みくさん
僕はその時期部活に夢中だったので、「部活×青春」というような生活を送っていたかなと思います。チーム一丸となって、“試合に勝つ”、“コンクールでトップを目指す”など、そこに100%の時間をかけられるって、大人になるとできなくなるので、それこそが青春だったなって今は感じます。
木戸さん
木戸さんの思う高校生のうちにやっておいたほうがいいことなどあれば、教えてください。
あいさん
個人的に、部活はやるべきだなと思います。部活で出会った仲間とは、今でもご飯を食べに行くこともあるくらい仲良しで、あの時、一緒にきつい思いをした仲間って一生付き合っていく人だと思うので、部活は素晴らしいなと感じています。
木戸さん
映画を楽しみにしている方やトツ子、きみちゃん、ルイくんと同世代である10代の読者へメッセージをお願いします。
みくさん
10代で「どんな大人になるんだろう」とか「どんな仕事に就くんだろう」ってすごく漠然としていて、考えられるようで考えられないと思うんですけど、僕自身は芸能という仕事をしていることもあって、10代のときに何でもやってみたらいいと思っていて。やらないで後悔するのはすごくもったいないことなので、迷っているくらいなら、やりたいことや好きなことを追求していくのがいいと思います。映画でも、主人公の3人の様々な葛藤が描かれている中で、好きなことをやってキラキラ輝く姿も見せてくれていると思うので、ぜひ観てほしいです。そのうえで、心配はもちろんあると思いますが、自分たちも好きなことや気になっていることがあったら、まず動いてみてもいいのかなと思います。
木戸さん
きどたいせい 木戸大聖
1996年12月10日生まれ。福岡県出身。2017年フジテレビ系「僕たちがやりました」で俳優デビュー。主な映画出演作に『銀魂2 掟は破るためにこそある』(18)、『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(19)、『サヨナラまでの30分』『のぼる小寺さん』(20)、『大怪獣のあとしまつ』『メイヘムガールズ』(22)『先生!口裂け女です!』(23)などがある。
映画『きみの色』
わたしが惹かれるのは、あなたの「色」
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。
嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。
そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。
学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。
母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。
トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。
バンドの練習場所は離島の古協会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。
周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったりー
やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。
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映画『きみの色』で初の声優に挑戦した #木戸大聖 さんにガクラボメンバーがインタビュー!
木戸さんの演じた影平ルイとの共通点は...?
▼記事はこちらhttps://t.co/29xxULoTbp
— マイナビティーンズ (@mynavi_teens) August 29, 2024
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取材・文/あい、みく(ガクラボメンバー)
編集/マイナビティーンズ編集部
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あいさん