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佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥「『俺にもできるかも』から踏み出した一歩が夢を叶える一歩になった」#はじめの一歩

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CONTENTS

高校生にとってはじめの一歩はとても重要なもの。この連載企画では高校生の憧れの人がどんな一歩を踏み出したことで、今の場所にいるのか。その一歩が無ければ今の自分は“ここ”にはいないかもしれない。
そんなはじめの一歩を、今回は映画『逃走中 THE MOVIE』に出演したFANTASTICS佐藤大樹さん、中島颯太さん、瀬口黎弥さんにお聞きしました。

憧れの人の“はじめの一歩”を知ることで、今の自分にできる「はじめの一歩」を見つけてみませんか?

佐藤大樹、瀬口黎弥、中島颯太のはじめの一歩

これまでを振り返って、みなさんにとって今の自分に繋がる「はじめの一歩」だったなと思うことはありますか?

マイナビティーンズライター

はじめの一歩プラス大きな一歩なんですが、FANTASTICSはもともとパフォーマンス集団で、そこに加入するボーカルを決める「VOCAL BATTLE AUDITION 5」というオーディションがありました。そのとき僕は17歳くらいだったんですが、「まだちょっと若いかな」と思いながらも「絶対に受かる」という自信があったので受けることにしたんです。一次審査からもう何も不安なことはなく「絶対FANTASTICSになる」と思っていて、最終審査の前は大学試験も辞退していました。そのときに最初の一歩は恐る恐るじゃなく、力強く踏んだほうがいいんだなと思いました。

中島さん

その自信を裏付けるものはなんだったのでしょうか。

マイナビティーンズライター

生粋のポジティブマンでして(笑)。小さい頃からそう育てられたので何事にもポジティブで、「絶対になんとかなる」と思っているタイプで、そのオーディションにも受かるためには何をしたらいいかを考えていましたね。

中島さん

僕は中学3年生までサッカーをやっていたんですが、高校に入ってからやりたいことが特になくて。そのときにEXILEのライブを観に行って「ダンスをやってみたいな、EXILEになりたいな」と思って、母が指定した進学校に行く代わりにダンスを習わせてもらうことになりました。あの一歩がこの人生を作ってくれたと思うので、あの時母に「ダンスをやりたい」と言ってよかったです。自分の夢のためには追い込んだほうが本気になれると思ったので、少ししんどいかとも考えましたが、そのときはバイトを4つくらい掛け持ちしていました。

佐藤さん

お母さまに話すとき、勇気はいりましたか?

マイナビティーンズライター

いや、いりましたね。サッカーも自分のわがままで始めさせてもらったので「急に辞めるの?」というリアクションがあるだろうなと思ったし、「急にダンス?」と言われるとも思ったので、当時はちょっとためらっていました。

佐藤さん

僕はサッカーを12年間やっていて高校2年生でダンスを始めたんですが、オカザイルの岡村さんを見て「俺にもできるかも」みたいな感覚で始めたんです(笑)。きっかけとしてはシンプルな「カッコいい」という気持ちから始まり、「自分もやりたいな」と没頭していきました。小さな感情から生まれたものが、だんだん本当に大きく膨らんでここまで来られたと思うので、小さな感情からちゃんと行動に移せてよかったです。才能や個性は必ず誰しも持っていると思うので、そこを信じて、失敗を恐れずに突き進むことが何か夢を叶える一歩になると思います。

佐藤さん

「なるようになる、ええようになる」恐れずに好きなものを好きなまま進んで

「はじめの一歩」を踏み出そうとしている読者にエールをお願いします!

マイナビティーンズライター

僕もちょうど高校生のときに人生を決めましたが、親からずっと言われていた「なるようになる、ええようになる」という言葉がありました。自分が誰かのために動いたり自分の好きなものを好きでいて進んでいくことで、確実に将来何かいいものになっていくと思っていたんです。きっと高校でいろんな葛藤や親との関係性などそれぞれに抱えるものはあると思いますが、まだ将来の夢に向かう時間は何年もありますし、何事も恐れずにゆっくりと好きなものを好きなままで進んでほしいなと思います。

中島さん

素晴らしいな……(笑)。僕は夢を恥ずかしがらずに口にすることと、自分の中でタイムリミットを決めることが本気になれるひとつのポイントだと思いますね。

佐藤さん

とにかく走れ! いろんな人に迷惑をかけてもいいと思いますし、もう何が正解か不正解かわからなくてもいいと思うんです。ちっちゃい頃から完璧な人なんかいないと思うので、恐れず……走れ!とにかく走れ!(笑)

佐藤さん

大樹くんが滑舌とかの稽古を熱血指導してくれた

7月19日(金)にはみなさんが出演した映画『逃走中 THE MOVIE』が公開されます。役者としての映画での共演はいかがでしたか?

マイナビティーンズライター

FANTASTICSは1stホールツアーからお芝居をしているので、メンバーの前で演技するのは意外と慣れているグループだと思いますね。

中島さん

百戦錬磨です(笑)。僕はなんの照れもないですよ。

佐藤さん

だから多分JO1さんの3人がそれを見てびっくりしたと思います(笑)。

中島さん

そうだよね。JO1さんの3人もメンバー同士での経験はあると言っていたんですがそこまでがっつり絡むことはなかったみたいでした。

佐藤さん

最初の頃は照れなどもあったんですか?

マイナビティーンズライター

最初……、でもなかったよね?

佐藤さん

僕はあまり演技経験がなかったので、最初は長年俳優をやってきた大樹くんがリハーサル室で滑舌とかの稽古を熱血指導みたいな感じでしてくれて(笑)

中島さん

やりましたね。僕らはパフォーマー集団というスタートだったので、いろんなことを試行錯誤しながら「演技もしてみよう」と走り始めたんですが、その中で大樹先生のご指導がありました(笑)

佐藤さん

お互いの役者としての魅力はどういうところだと思いますか?

マイナビティーンズライター

黎弥がやっているようなキャラクターは多分自分にはできないと思うし、映像を見ていても黎弥が出てきたらほっとできるというか、安心して観られるんですよね。颯太は普段とは違う、今回みたいに大人しい、でも内に秘めている何かがある役をやるとすごく光るなと思いました。

佐藤さん

大樹くん演じる譲司は台本を見るとセリフが少なくて、「……」と書かれているところをどう演じるのかなと思っていましたが、それを目や表情のお芝居で演じていてすごいなと感じましたね。

佐藤さん

嬉しいです。

佐藤さん

颯太は今回の役にハマているんじゃないかと思います。僕が見たかった颯太の根の真面目さをキャラクターとしてちゃんと演じているというか、どストレートに見せられていると感じました。彼は天才らしいんですけど……。

佐藤さん

あ、小学生のときに天才児だっただけです(笑)。

中島さん

その感じが出ていていいなと思いました(笑)。あと涙するシーンもすごかったですね。

佐藤さん

黎弥くんの一気にハイに持っていける強さというか、スイッチが入ったときの人物像を作る力がすごいなと思っていて。ハイテンションと落ち着いたシーンのどっちもができるのは強みだし、その中に愛情や優しさがあるのが今回演じた陸のすごくいい部分として出ているなと思いました。大樹くんはやっぱり師匠でもありますし……(笑)

中島さん

師匠!(笑)

佐藤さん

師匠ではない。落語家じゃないんだ、俺は(笑)。

佐藤さん

そっか(笑)。黎弥くんが言っていた目の演技もそうなんですけど、言葉を発したときの力強さがあって。譲司のミステリアスさと内に秘めている強い意志みたいなのも言葉に乗って届いていたのが素敵だなと思いましたね。

中島さん

ありがとうございます(笑)。

佐藤さん

JO1さんはFANTASTICSの普段の雰囲気と似ていたところもあって仲良くなれた

監督が「どんだけ仲良しなんだよ」と話すほど雰囲気のいい現場だったそうですが、JO1のみなさんとはどうやってコミュニケーションを取っていったのでしょうか。

マイナビティーンズライター

クランクインする前に陸上練習をしたのですが、そこがはじめましてのタイミングでした。そのとき僕の誕生日が近かったのでJO1のみなさんがプレゼントとして、この世に存在する缶チューハイのレモンサワー詰め合わせをくれたんです(笑)。そのときに「これは絶対に仲良くなれるな」と思って。そこから練習の最中にみんなで冗談を言い合ったり、ボケたりツッコんだりというのが自然とできて、気づいたら仲良くなっていました。

佐藤さん

初対面の段階でレモンサワーって、ちょっと仕掛けていますもんね(笑)。

中島さん

初手ですごかったから、俺らも負けてらんないなってね(笑)。あれは大きかったですね。

佐藤さん

僕はJO1のみなさんと同年代なので最初から距離が近くいれたし、FANTASTICSの普段の雰囲気と似ていたところもあって仲良くなれたのかもしれないです。

中島さん

それにFANTASTICSのことをすごく知ってくれていましたね。「オーディションの頃から見てました」と言ってくれて、それは僕らもすごく嬉しかったです。そして今では大樹くんがJO1の大ファンで振り付けまで覚えているんです。

佐藤さん

撮影を通して印象的だったことはありますか?

マイナビティーンズライター

お台場エリアで颯太たちと撮影したんですが、観光とかで来られている海外の方がハンターを見てびっくりしていました。たくさんのエキストラさんも参加してくださっていたので、その規模の大きさに毎回すごいなと感じていました。

佐藤さん

今回芸人さんやスポーツ選手の方、アナウンサーさんがたも参加されていて、たまにチラッと映ったり、会話していたりするので「あれ、今映ったのあの人じゃない?」という部分があると思います。そこも楽しめるポイントですね。

中島さん

東京ドームを貸し切って撮影したときはとにかく大勢のエキストラの方々がいました。そこで何度も全速力で(川西拓実さん演じる)大和と譲司が走るシーンを撮ったのは、とても印象深いです。

佐藤さん

2人がスタートする場所は僕らがいる位置からは全然見えないくらい遠くて。

中島さん

お互いのスタートも見えないから、2人のスピード感を合わせるのもすごく大変でしたね。でも後にも先にも東京ドームの芝の上を全速力で走る経験はないと思うので、楽しかったです!

佐藤さん

インタビュー動画もYoutubeアカウントで配信中!


取材・文/東海林その子
撮影・編集/マイナビティーンズ編集部

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