2024年6月8日(土)6月9日(日)東京、6月15日(土)大阪会場にてトビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム 高校生等対象 第9期派遣留学生、総計846名の壮行会と事前研修が開催されました。今回、ガクラボメンバーが6月8日に開催された東京会場に潜入!! 熱量高めな現場の様子をお届けします。
約300名のトビタテ!日本代表メンバーに会ってきた!
今回訪れた東京会場では、多くの高校生たちが目を輝かせながら、同じ志をもった仲間たちとの交流を楽しんでいました!ヨーロッパ、米国、アジア、南米、世界各国に飛び立つ高校生が自ら考えた探究テーマを仲間たちに発表していました。
研修では先輩トビタテ生の講師から「みなさんは、トビタテ!日本代表メンバーですよ!」と鼓舞されていました。また、「Comfort Zone(居心地の良いところ)をあえて出て、失敗を恐れず飛び込むことで成長できる」という言葉を述べられていたのが印象的でした。
みんなどんな目的で留学するの?ハードルが高いのでは…!?
高校生等対象の選考では、
・好きなこと、得意なこと、挑戦してみたいことなどをテーマにする「マイ探究コース」
・社会課題を自分ごととして考え取り組む「社会探究コース」
・スポーツ、芸術分野を課題解決や社会貢献につなげる「スポーツ・芸術探究コース」
があるそうです。
みなさん「自分の地元を活性化させるため〇〇にいって学びそれを地元で活用したい」「今やっているスポーツで勝つための技術を、強い選手がいる国で研究してみたい」「大好きな演劇を日本でもっと広めるために演劇が盛んな国でその取り組みを調査してみたい」など…。壮大なテーマから、自分が好きなことをもっと追求したいという目的まで、様々なテーマを掲げていました。
正直ハードルが高そうな印象がありましたが、自分の興味のあることについて学びを深められると思うと、熱意と行動力があればどんな人でも挑戦できそうだなと感じました。
語学力よりも叶えたい目標への熱意が大事!
“留学”となると語学力について心配になる人がほとんどだと思います。英語圏だけでなく、英語が公用語ではない国に留学する方も多くいました。
ある程度事前に学んでいく方が多いようですが、語学力よりも自分がやり遂げたい目標に対しての想いや、やる気が何より大切なのだな、と改めて感じました。
「社会探究コース」で留学する高校生にインタビュー
さとうゆきこ 佐藤 至子
神奈川県 星槎高等学校 2年生。
渡航先:アイスランド、フランス
留学期間:2024 年9月30日~2025 年6月30日(9か月間)※10月28日までアイスランド、11月2日からフランス
留学テーマ:「命」を守る産業である農業をつなげる~世界から日本へ、日本から世界へ~
探究の問い:なぜ日本の食料自給率が上がらないのか、農業が衰退しているのか、日本よりも食料自給率が高い欧州の意識、政府の対応の違いはどこなのか?
中学生の頃に新潟県の糸魚川を訪れ、農業で自分たちの地元を守っている農家の人達に出会い感銘を受けたのがきっかけです。日本の農業を守り食料自給率を上げる為に、学びに行くことを決めました。
佐藤さん
高校生で長期留学することに不安はなかったのですか?
なおさん
あまり不安はありませんでした。私は通信制の高校に通っていて、先生方が留学のサポートをして下さり応援してもらえました。今回のトビタテ!の選考準備もZOOMをつないで先生に面接練習をしてもらったりしました。私の通う学校では、自分がやりたい事を突き詰めてやっている学生が多く、良い刺激になっています。
佐藤さん
佐藤さんのこれからの目標を教えてください。
なおさん
ありのままの暮らしを体験できる観光を創っていきたいと思っています。観光を通して地元の文化や農業を体感することで、農業について考えるきっかけづくりをしていきたいと考えています。
佐藤さん
私自身、留学に興味があり高校生のときに留学を考えたことはあったけど、留年してしまう不安から諦めてしまいました。日本では高校で留年することに対して私のようにマイナスなイメージをもつ人がまだまだ多いと思います。しかし今回キラキラしているトビタテ生たちを見て「今やりたいと思ったこと、叶えたいと思ったことはできるタイミングでやっているべきなのでは!?」と思いました。10代の今しか感じられない視点で多くのことを吸収し、世界を舞台に自分らしく輝ける人が増えて欲しいと思いました。
「トビタテ!留学JAPAN」とは!?
取材・文/なお(ガクラボメンバー)
編集/マイナビティーンズ編集部
留学を決めたのはいつですか?
なおさん