2019年05月21日 更新

鶏肉の冷凍保存のコツ。 たくさん買っても凍らせておいしく食べよう

鶏肉を冷凍保存するときのポイントや注意点などを紹介します。どれくらい冷凍保存しておけるのか、味を保つ冷凍方法の手順はどのような流れなのかも気になりますね。一人暮らしの食費を抑えるには、自炊が欠かせません。鶏肉をまとめ買いして冷凍保存しておこうと考えている人は、この記事を参考にして、凍らせてもおいしく食べましょう。

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鶏肉を冷凍保存する際の基本

鶏肉を美味しく冷凍保存するための方法と、冷凍でどのくらい保存できるかをお伝えします。
▼お肉全体の冷凍保存についてはこちらがおすすめ
お肉は冷凍方法にもコツがあった。秘訣は買ったらすぐ凍らせること

冷凍保存できる期間

下味などをつけずにそのまま冷凍庫に入れた場合、保存できるのは2~3週間程度が目安となります。下味をつけてから入れたときは、3~4週間程度が目安と覚えておくといいでしょう。

家庭用の冷凍庫は扉の開閉の際の温度変化が大きいため、長くても1ヶ月が限度です。数ヶ月以上放置しておくと、冷凍焼けが起こったり他の食材の臭いが移ってしまったりして味が落ちてしまうことがあります。

後からわかるようにフリーザーバックに入れた日付を書き込んでおくのもよい方法です。

冷凍保存の手順

冷凍するときは、最初にペーパータオルを使って肉についたドリップをていねいに拭き取りましょう。
ドリップとは肉から出る赤い液体ですが、これは血液ではなく肉に含まれるタンパク質が主に溶けだしています。ドリップにはうま味成分も含まれていますが、いったん体外に出てしまったドリップは微生物が繁殖しやすいため、保存の際は必ず拭き取るようにしましょう。

拭き取ったら鶏肉を一つずつラップで巻き、空気を抜きながら冷凍庫用フリーザーバックに入れて密封してから冷凍庫に入れます。その際、素手で触ると雑菌の繁殖の原因になる為、直接手で触らないように菜箸やビニール手袋を使うとよいでしょう。

アルミのトレーに乗せて冷凍庫に入れると熱伝導の効率が上がり、より早く冷凍できるため味の良い状態で保存が出来ます。


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鶏肉の解凍方法と料理での使い方

解凍するときの便利な方法や料理に使うときのコツなどを知っておくと、より美味しく調理できます。

上手に解凍するための方法

解凍するには、低温で時間をかけるのがコツで、うま味を含んだ状態の肉汁をそのまま保てます。上手に解凍するための3つの方法をご紹介しましょう。

  • 前夜または当日の朝に冷凍庫から冷蔵庫へ移すとドリップの流出を最小限に抑えることができます。
  • バットやボウルに水を張りフリーザーバックを浸してから、流水にあてて解凍します。
  • 寒い時期なら常温で解凍することもできます。

できれば避けた方がいい解凍方法

なるべく避けたいのは、暑い時期に冷凍庫から肉を出してそのまま常温で放置しておく事です。
夏場は気温が高いので急激に解凍が進み、肉の表面と内部の温度差が大きくなって、雑菌が繁殖しやすくなります。

電子レンジの解凍機能を使うという方法もありますが、これは電子レンジの機種によっては加熱ムラが起こりやすいことが欠点です。特に電波が多く当たった場所は、熱が入り過ぎて調理されてしまうことがありますので、想定より短めの解凍時間で試しながらやるとよいでしょう。
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料理に使うときのコツ

冷凍する前に下味をつけておくのは、味が染み込み調理時間も短縮できるのでおすすめです。

唐揚げを作るときは、もも肉に下味をつけてから冷凍し、解凍するときは冷蔵庫に移しましょう。その後常温に戻して、解凍する際に出た水分をふき取ってから調理するとおいしく作れます。
解凍した直後の冷たい鶏肉をそのまま油で揚げてしまうと、肉が硬くなってしまいます。

煮込み料理をするときは、半解凍状態で調理するとうま味が詰まっているドリップが外に流れ出てしまうのを防げて、おいしくできあがります。

ひき肉はもっとも傷みやすいため、一回に使う分ごとに小分けし、ラップで出来るだけ薄く平らに包むと解凍時間も短くてすみます。またはあらかじめ加熱してから冷凍するのもおすすめです。
冷凍する前に下味をつけておくのは、味が染み込み調理時間も短縮できます。
【揚げ物に使う時】
唐揚げを作るときは、もも肉に下味をつけてから冷凍し、解凍するときは冷蔵庫に移しましょう。その後常温に戻して、解凍する際に出た水分をふき取ってから調理するとおいしく作れます。
解凍した直後の冷たい鶏肉をそのまま油で揚げてしまうと、肉が硬くなってしまいます。

【煮込み料理に使う時】
煮込み料理をするときは、半解凍状態で調理するとうま味が詰まっているドリップが外に流れ出てしまうのを防げて、おいしくできあがります。

鶏肉の冷凍保存の注意点

冷凍保存をするときに気をつけたい点をいくつかご紹介します。

必ずパックから出して冷凍

店舗で売られているパックの状態では肉が空気に触れる面が多いため、酸化したり雑菌が繁殖しやすくなったりしています。パックの臭いも移ってしまうことがありますので、必ず取り出してフリーザーバッグに移し替えましょう。

ひき肉はもっとも傷みやすいため、一回に使う分ごとに小分けし、ラップで出来るだけ薄く平らに包むと解凍時間も短くてすみます。またはあらかじめ加熱してから冷凍するのもおすすめです。

使いやすい分量にカットして冷凍

肉から出てしまったドリップをきちんと拭き取り、扱いやすい分量に切り分けてから冷凍すると、調理するときの手間が省けます。

塊のままだと肉の表面と内部で凍る時間の開きが大きくなってしまう、緩慢凍結を起こしてしまう原因になります。取り出して調理をするときも、時間がかかってしまいます。
時間をかけずに美味しく調理するために、少し面倒でもひと手間かけるようにしましょう。
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再冷凍はしない

解凍した鶏肉を再び冷凍してしまうと肉の組織が崩れ、解凍する段階でドリップがさらに流出してしまい、うま味が損なわれます。
また、冷凍と解凍を交互に繰り返すことで肉の温度が変化しすぎてしまい、微生物が活発化すると食中毒の危険が増しますので、一度解凍した鶏肉は、できればすべて使い切るように工夫するようにしましょう。

ひき肉などは解凍した状態で売られているものもありますので、購入するときはパッケージをよく確認することをおすすめします。

まとめ

鶏肉はさまざまなバリエーションの味付けや調理方法が楽しめる、値段も手ごろな食材です。
きちんと冷凍保存すれば、勉強やサークル活動などで自炊の時間が少なくなってもすぐに調理をすることができるので便利です。冷凍保存を上手に活用し、自炊を楽しみましょう。
監修:貞本紘子
料理家
料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。 岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。 少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。 「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。 ブログ https://ameblo.jp/colette-cooking/

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