【参加する・出席する】participate / join / attend / take part in の違いを徹底解説!【例文付き】

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この記事の内容

・participate(in)とtake part inはイベントに「積極的に参加する」という意味
・joinはグループや組織へ正式に「加入する」という意味
・attendはフォーマルな場に「出席する」という意味
・各単語を見分けるポイントは当事者意識のレベル

英語で「参加する」や「出席する」を意味する動詞は、複数存在します。

  • participate
  • join
  • attend
  • take part in

実際の英会話の場面で、こんな風に迷ったことはありませんか?

例:「午前中は定例の会議に出席しました」と言いたい。
でも「参加する」や「出席する」を表す動詞がたくさんあって、どれを使うのが適切なの……?

状況に応じた使い分けが非常に紛らわしく、混乱する方も多いですよね。

本記事を読めば、participate / join / attend / take part in の用法・ニュアンスの違いを明確に理解でき、今後迷うことがなくなります!

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目次

結論:participateとtake part inは参加・joinは加入・attendは出席という意味

participate(in)とtake part inは「(イベントに積極的に)参加する」という意味です。
2つはほぼ同じ意味ですが、take part inの方が、より役割を果たして「貢献する」というニュアンスが強まります。

またjoinは「(グループに正式に)加入する」、attendは「(フォーマルな場に)出席する」という意味です。

ニュアンスを理解するポイントは、当事者か否かの違いを確認すること。どこまでイベント主催者側の意識を持って主体的に取り組んでいるかを考えると、うまく使い分けられますよ。

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和訳ニュアンス例文
join加入する当事者意識(中)
グループや組織に正式に加わることを指す。
「所属する」イメージ。
I joined the new soccer team.
(私は新しいサッカーチームに加わりました。)
participate(in)参加する当事者意識(強)
活動やイベントに積極的に関わり「一緒に行動する」イメージ。
This weekend, I will participate in the community clean-up activity.
(今週末は地域の清掃活動に参加します。)
take part in参加する
貢献する
当事者意識(かなり強)
“participate” とほぼ同様。
活動やイベントに積極的に関わり「役割を果たす・貢献する」イメージ。
I took part in the charity event.
(私はチャリティイベントに参加しました。)
attend出席する
参列する
当事者意識(低)
会議・授業・その他のフォーマルなイベントに「出席する」ことを表す。
I attended the business meeting about the new project.
(私は新しいプロジェクトに関する会議に出席しました。)

participate (in)” と “take part in” は、かなり近い意味を持っています。
何らかのイベントに参加するだけでなく、その先の活動に「積極的に関わる」というニュアンスを含むのが特徴です。

2つと比較したとき、“attend は単に「出席する」という行為に焦点を当てています。比較的かための単語で、フォーマルな会議・授業に出席するときによく使われます。

join” はまた少し異なり「所属・メンバーシップ」のイメージを強く持つ単語です。特定の組織・グループに加入するときに使います。

“participate” や “take part in” では、必ずしも組織に所属している状態とは限りません。
一方、動作主体が組織の一員であることを示したい場合は“join” を使うことで、所属のニュアンスを表現できます。

「午前中は定例の会議に出席しました」は“attend” が適切

では、冒頭の例文「午前中は定例の会議に出席しました」を見ていきましょう。

例文は、単に出席した事実を示しているだけですね。したがって、“attend” が最も適切です。

▼正しい英文:I attended the regular meeting in the morning.

一言で「参加する」「出席する」と言っても、ニュアンスや使い方が異なることが分かりましたね。

participate / join / attend / take part in について、例文を挙げながら、さらに詳しく解説していきます。

“join” は「チームや団体に加入・所属する」という意味の英語表現

“join” は「加わる」「加入する」という意味で、あるグループや組織に、正式に属することを指します。

“participate” は「積極的に参加する」というニュアンスを含みますが、“join” は「契約上、組織に所属する」状態を指すのが違いです。

アメリカ軍は、「入隊条件」について“Requirements to join the U.S. military” と記載しています。軍に「正式に所属する」ための条件を示すために、“join” を使っていますね。
参考:USAGov(米国連邦政府の公式Webポータル)

このように、“join” は正式なメンバーシップや所属といったニュアンスを強く持つ単語です。

▼例文

We invited him to join our reading group.
(私たちは彼に読書会に参加してもらうように招待しました。)

Did you hear? Miyuki wants to join the new project team.
(聞いた? ミユキは新しいプロジェクトチームに参加したいそうだよ。)

Are you planning to join the fitness class at the gym?
(ジムのフィットネスクラスに参加する予定ですか?)

例文はいずれも、読書会・プロジェクトチーム・フィットネスクラスなどの、グループや組織に「所属する」というニュアンスがありますね。このように組織の一員となるシチュエーションでは “join” が適しています

“participate” は「活動に参加して積極的に関与する」という意味の英語表現 inを使う点に注意! 

“participate” は「参加する」という意味です。“join” のように、単に加入している状態を超えて、ある活動・イベントに積極的に関わり、一緒に行動することを指します。

“attend” のように、単に「参加する」という行為にのみ焦点を当てているのではありません。その先の活動に「積極的に関与する」というニュアンスまで含む単語です。

ここで覚えておきたいポイントが “participate” は自動詞であること。通常は前置詞“in” を伴って『participate in + 名詞(目的語)』の形で使用されます。

つまり、前置詞がなければ直接目的語をとることができないのが特徴です。

▼例文

She enjoys participating in the art club’s activities.
(彼女は美術部の活動に参加することを楽しんでいます。)

Will you participate in the community meeting next week?
(来週の地域のミーティングに参加しますか?)

It’s important for citizens to participate in local elections.
(市民が地域の選挙に参加することは重要です。)

例文はいずれも、美術部・地域ミーティング・選挙に参加するのはもちろん、積極的に関与するシチュエーションのため “participate (in)” が適しています。

“take part in” は「イベントで役割を果たす・貢献する」という意味の英語表現

“take part in” は「加わる」「貢献する」という意味です。“participate in” とほぼ同様の使い方ができますが、“take part in” はより「役割を果たす・貢献する」ニュアンスを強く含みます

▼例文

They always take part in the annual neighborhood BBQ party.
(彼らはいつも年に一度の近所のバーベキューに参加しています。)

She is excited to take part in the psychological experiment next week.
(彼女は来週の心理実験に参加することを楽しみにしています。)

The community encourages everyone to take part in the tree-planting event.
(その地域では、人々に植樹イベントに参加するよう奨励しています。)

例文はいずれも、BBQパーティー・心理実験・植樹イベントに参加し、その活動に「積極的に関与する」イメージが持てるものですね。

今回紹介する表現の中では、“take part in” が最も「貢献する・役割を果たす」というニュアンスを強調します。

例文の文脈においては、BBQで食材の準備係を担ったり、実験で専門性を活かして役割を果たしたりなどの「貢献」の意味合いを強めるのです。

イベントや団体で、目標達成に向けて主体的に関与し貢献する場合には、“take part in” が適しています。

“attend” は「フォーマルなイベントに出席する」という意味の英語表現

“attend” は「出席する」「参列する」という意味です。主に会議、授業、または他のフォーマルなイベントに出席するときに使用されます。

「出席する」という行為に焦点を当てた単語であり “participate in” や “take part in” のように、その先の活動への参加といったニュアンスはあまり含みません

「スクールのイベントに積極的に参加する」なら“participate in” か“take part in”
「スクールのイベントに招かれて受け身の状態で出席するだけ」なら“attend” が適しています。

▼例文

I will attend the conference on environmental sustainability.
(私は環境の持続可能性に関する会議に出席します。)

Students are required to attend the weekly math tutorial.
(生徒は週一回の数学の補習に出席する必要があります。)

I attended the wedding of a colleague at work.
(私は会社の同僚の結婚式に参加しました。)

「参加した」という事実を明確に伝えるフォーマルな表現で、その先の活動への貢献度合いなどは含まず、比較的冷静な印象を持つ単語です。

単に「参加した」ことだけを伝えたいシチュエーションでは “attend” が適しています。

違いまとめ:join=正式に加入する、participate=積極的に参加する

あらためて「参加する・出席する」を表す表現の違いをまとめると、以下の通りです。

和訳ニュアンス
join加入する当事者意識(中)
グループや組織に正式に加わることを指す。
「所属する」イメージ。
participate(in)参加する当事者意識(強)
活動やイベントに積極的に関わり「一緒に行動する」イメージ。
take part in参加する
貢献する
当事者意識(かなり強)
“participate” とほぼ同様。
活動やイベントに積極的に関わり「役割を果たす・貢献する」イメージ。
attend出席する
参列する
当事者意識(低)
会議・授業・その他のフォーマルなイベントに「出席する」イメージ。

一見覚える内容が多そうに思えますが、今回紹介した各単語の例文を声に出して読み覚えれば、自然と使い分けられるようになっていきます。時間があるときには、自分でシチュエーションごとに例文を作ると、より理解が深まりますよ。

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