- 効果的に聞き流し学習を行うための、具体的な方法を理解できる
- 有識者や専門家の見解を参照して、実際に聞き流し学習は効果があるのか分かる
- 批判的な意見がある一方で、なぜ聞き流し学習が効果的という意見があるのか理屈が分かる
- 聞き流しに適している無料動画をチェックして、リスニング学習用の教材として活用できる
一時期流行した教材の影響もあり、「聞き流し学習で英会話ができるようになる」と考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、音声をただ聞き流しているだけで、英語がペラペラになるわけではありません。
法政大学の資料『English Learning Strategies 英語上達への道』によると、意味がわからない音声を聞き流すだけでは、英語の勉強にならないとしています。
多くの人がイメージする「聞き流し学習」は、まさにこの方法を用いているのが特徴です。
間違った方法で英語学習を行えば、思ったように進まず成果が出ないため、英語学習自体に挫折する可能性があります。
しかし「聞き流し学習」自体が無意味なのではなく、問題は、正しいやり方が浸透していないこと。別の言い方をすると、聞き流し学習で英語力を身に付けたいなら、正しいやり方で取り組むことが重要なのです。
今回の記事では、効果的な聞き流し学習の方法を解説します。教材としておすすめの動画も紹介しているため、聞き流し学習について気になる人は参考にしてみてください。
英語の聞き流し学習とは?効果と専門家による批判の理由を徹底解説
「聞き流し学習は、本当に意味があるのかな」
「聞き流しをおすすめする人もいれば、否定している人もいるし実際どうなの」
このように聞き流し学習の効果に対して、疑問を感じている人は少なくありません。
そこでここから、聞き流し学習が推奨される背景・批判的な意見がある理由・聞き流し学習の効果について解説します。
聞き流しとは?アメリカの幼児のように英語の音にひたすら触れ続ける学習方法
聞き流し学習についてほとんどの人が、
「とりあえず英語の音声をただ流しておけば良い」
とイメージしているのではないでしょうか。
しかしこれは、母語と外国語の習得の流れを混同してきたことによる、誤った認識です。
青山学院女子短期大学の論文『日本の英語と英語教育』では、母国語習得と外国語学習の違いにおける、認識不足について言及しています。
アメリカの子供は、英語を聞いて話せるようになってから、学校で読み書きを学ぶのが英語習得の流れです。
そのため、「逆に英語の読み書きから始まる従来の日本における英語教育では、英語の運用能力が身に付かないのは当然」との考えになりました。
英語を母国語に持つアメリカの幼児に英語を覚えさせるのと全く同じやり方で、日本でも英語教育を行わなければならないとの認識。これが「読んだり書いたりするよりも、まずは英語を聞いて話せるようになるべきだ」との考えを生んだのです。
結果的に、英語が母国語ではない成人を含む学習者が対象の、誤っている可能性がある学習法が成立しました。
このような背景から生まれたのが、アメリカの幼児のようにひたすら英語に触れ続ける聞き流し学習なのです。
英語の聞き流し学習は意味がない?専門家が批判する理由
ちまたでは聞き流し学習を推奨する流れがある一方で、「聞き流し学習は意味がない」と批判的な意見もあります。特に語学の専門家は、多くが聞き流し学習を批判的に見ているのが特徴です。
『外国語習得のウソ・ホント!?—第二言語習得研究の成果から—』では、日本語を習得した者が英語の習得を目指すいわゆる第二言語の習得に対して、聞き流すだけでは困難だとしています。
先述した通り、「子供が母語を獲得するのと同じように第二言語も習得できる」という考えが生じたことで、聞き流し学習を推奨する風潮が生まれました。しかし現状、聞き流すだけの学習方法で得られる効果には、理論的根拠がありません。
また国語辞典によると、「聞き流す」の定義は「聞いても気にしないでおく」です。
『IELTS リスニング満点は英語学習のスタートライン!概要と勉強法|日本英語検定協会』では、リスニングは受動的なスキルではなく、能動的・意図的なプロセス、つまり「意識的に音を聞いて理解すること」が必要だとしています。
脳内では、聞き取った音声を複雑に処理し理解に結びつけているため、聞き流すだけの受動的な学習では意味がないとの意見があるのです。
間違った情報に基づいて、聞き流すだけの学習方法が推奨されているため、専門家から批判的な意見が出ています。
聞き流し学習は本当に全く効果なし?効果が期待できる可能性を検証
ここまで読むと英語の聞き流し学習には効果がないように感じられますね。しかし聞き流しの方法によっては、学習効果が得られる可能性があります。
効果を得るためには、正しい学習方法を知り、意識的に英語を聞くことが重要です。
以前意識的に聞き取ったことがある音声は、脳がパターンを記憶してくれるため、内容の理解が促進される可能性があります。さらに、次にどのような文章が来るのかまで分析できれば、より主体的かつ意識的な学習になりますね。
また、聞き流し学習にどのような効果を求めているかによっても結果が変わってきます。『外国語習得のウソ・ホント!?—第二言語習得研究の成果から—』では、求める効果によって聞き流し学習の効果の有無は変わるとしているからです。
もし「聞き流しだけで英語をペラペラ話せるようになりたい」なら、残念ながら効果は得られないでしょう。英語で話せるようになりたいなら英会話レッスンを受けるのが近道であり、英文を書けるようになりたいなら英文添削アプリや書籍で勉強する方が効率的です。
一方「聞き流しによって、英語のリズムを感覚的につかめるようになりたい」のであれば、意識的に音を聞き取ることで、効果を得られるかもしれません。
「聞き流しで文法を理解したい」なら、先にスクリプトを読んで文の構成を理解してから、音声を反復視聴することで、文法が身体に染み込んでいきます。
そのため、まずは聞き流し学習をすることでどうなりたいのか、明確にしましょう。
目標を明確にした上で、聞き流し学習がその目標達成に必要なのか確認すること。そこから正しい学習法を実践して初めて、聞き流し学習の効果が期待できるのです。
聞き流し学習についてスタンフォード大学の語学研究者の意見がわかる参考動画
英語の聞き流し学習で得られる効果と効果を出すためのやり方5つを紹介
- 中学レベルのテキストや問題集を用いて、前もって英語の基礎を身に付ける
- 自分の英語力に合った音声を使用して、聞き流し学習をする
- 聞き取った文章をそのまま書き出すディクテーションを取り入れる
- スキマ時間を利用して英語を聞き流し、英語に耳を慣れさせる
- 聞き流し学習だけで、英語を習得できるわけではないと理解する
効果的に聞き流し学習を行うには、目標とやり方が重要だとしてきました。
しかし、具体的にどのように行えばよいか分からない人も少なくないでしょう。
ここでは効果を出すための、聞き流しのやり方を5つ紹介します。
中学レベルのテキストや問題集を用いて、前もって英語の基礎を身に付ける
聞き流し学習では、ある程度理解できる内容を意識的に聞くことが大切であり、理解できない内容を聞いていても意味がありません。
「英語音声というだけで拒否反応が出る。全く内容を聞き取れないし、理解できない」
という人は、まずは聞き取りに不可欠である、基礎的な英語の文法や語彙力を身に付ける必要があります。
『Top Speed English 全体 – 一般社団法人KAI公式サイト』では、英語の基礎がしっかりできていないのに、シャワーのように英語を聞き流しても、内容が水滴のように流れ落ちてしまうとしています。
聞き流しを無駄にしないためにも、まずは英語の基礎を身に付けましょう。中学校で習う英語の文法や語彙は、英語の基礎知識が網羅されているため、テキストや問題集などを用意して復習するのがおすすめ。
知っているフレーズが増えれば、ただ音として聞いていたものが単語や文章として聞き取れるようになっていくため、何よりも最初に基礎を固めることが重要なのです。
自分の英語力に合った音声を使用して、聞き流し学習をする
聞き流しには、自分の英語力に合った音声教材を使用します。聞き流し学習は、理解できる内容のものを意識的に聞くのが重要だからです。
どれだけ評判のよい教材を使ったとしても、自分の英語力に合っていなければ意味がありません。たとえば難しすぎるものを聞き流していても、何を言っているか理解できないため、ただの雑音に聞こえて途中で挫折する可能性があります。
反対に簡単すぎるものは、理解できるにしても知識や学びを増やすのに役立ちません。
しかし自分のレベルに合った音声を、どうやって見つければよいか悩む人もいるでしょう。そのようなときは、7割程度理解できるものを選ぶと、苦手な音は残り3割だけのため、少ないストレスで段階的に弱点克服に取り組めます。
聞いていて理解できる内容のものを選んで、効果的な聞き流し学習を行いましょう。ここを間違えてしまうと、聞き流し学習が意味のないものになってしまいます。
聞き取った文章をそのまま書き出すディクテーションを取り入れる
効果的な聞き流し学習を行うのにおすすめなのが、聞いた英語を一語一句書き出すディクテーションです。書き出さなければならないとの意識が、音声を聞き流すよりも英語力向上に役立ちます。
ディクテーションは、音声と文字が一致するようになったり、聞き取りにくい単語が明確化したりと、効果が期待できる学習法です。主にリスニング力が養われます。次に来る時制の単語を予測するなど、文脈を考えながら正しく聞く力も身に付くでしょう。
ディクテーションでは、1回で聞き取れない場合がほとんどです。何度も音声を聞くことで、頭に入りやすくなっていきます。全文書きとるのが難しい場合は、穴埋め方式での学習も可能です。
ディクテーションはかなりの集中力が必要なため、あまり長い時間はおすすめできません。英語学習が苦痛になってしまう可能性があるからです。1日5分から10分程度の時間を使って、気軽に聞き取り学習を始めてみてください。
スキマ時間を利用して英語を聞き流し、英語に耳を慣れさせる
スキマ時間を使って聞き流しをし、英語に耳を慣れさせましょう。日本では英語の音自体に抵抗感を持つ人が少なくありません。ほとんどの日本人は、普段の生活で英語に触れる機会がないためです。
そこで毎日、たくさんの英語を聞いて音に慣れれば、英語への抵抗感の減少が期待できます。繰り返し聞けば耳が慣れ、いつの間にかフレーズごと覚えられる場合もあるでしょう。
耳から覚えた英語をあとから調べて、意味を正確に理解すれば、実践の場でも使いこなせるようになります。
フレーズの習得を繰り返すうちに、今まで聞き取れなかった単語が、どんどん理解できるようになっていきますよ。
ただし、英語は1日では身に付きません。英語学習で大切なのは継続です。毎日のスキマ時間に音源を流し、ただ聞き流すだけではなく意識的に聞き取ろうとすることで、短い時間でも活用できます。
集中して英語の音を聞き取ろうと意識できれば、掃除や料理、ストレッチをしながらでも構いません。何か作業しながらでも、毎日英語を聞き取るうちに、ネイティブの英語を聞き取れる耳が養われていきます。
地道な努力が必要な英語学習。だからこそ、日々のスキマ時間を有効活用して、意識的な聞き流しを行いましょう。
聞き流し学習だけで、英語を習得できるわけではないと理解する
聞き流し学習はやり方次第で効果が期待できます。しかし聞き流し学習だけでは、英語の習得はできません。英語を話せるようになるにはインプットとアウトプットが必要だからです。
効果が期待できるように聞き流し学習を行ったとしても、聞き流しだけでは限界があります。聞き流し学習はインプットにあたるため、アウトプットの場面はありません。
いくら聞き流し学習をしっかり行ったとしても、アウトプットの練習を行っていなければ、いざ話そうと思っても言葉が出てこなかったり躊躇してしまったりします。聞き流し学習とは別に、アウトプットの機会を設ける必要があるのです。
オンライン英会話や英会話教室でのレッスンは、日常的に取り入れやすいアウトプットの機会です。より気軽に単発で参加できる英会話カフェやバー、AI英会話アプリもあります。
また聞き流しはあくまで「インプット学習の一部」に過ぎません。音声を聞いて、何を言っているのか理解するには、文法や単語の学習などもインプットに必要です。
このように第二言語習得として英語学習を行うためには、聞き流し学習だけではなく、体系的な学習を進めることが大切なのです。
インプットとアウトプットの両方を行わなければ、英語が身に付くことはありません。聞き流しは学習全体の構成要素の一部としてとらえ、「聞き流すだけで英語を理解し、使いこなせるようになる」という思い込みは捨てましょう。
英語の聞き流し用教材におすすめ!練習用の無料動画3本を紹介
「聞き流し学習をしたいけれど、どのようなものを教材として使えばよいか分からない」
このように考えている人もいるでしょう。
『世界が広がり発想が豊かに!ことば「二刀流」のススメ|公益財団法人私立大学退職金財団』では、英語インストラクターで英語学習コーチの神林サリーさんの経歴が公表されています。
それによると、サリーさんはフランス映画が好きですが、セリフを聞き流すだけで、意識的にフランス語を聞いていたわけではありませんでした。
そのため何十本もフランス映画を観て、フランス語に触れてきたにもかかわらず、フランス語は身に付いていないのです。
ここから、動画を使った語学学習においては、ただ視聴するのではなく、意識的にセリフと字幕を照らし合わせ、意味を把握したり音の変化を理解したりすることが重要だと分かります。漠然と聞き流すだけでは、当然頭に残りませんね。
では、ここから英語の聞き流し学習の教材として使える無料動画を3本紹介します。意識的に音を聞き取りながら視聴して、早期習得を目指しましょう。
バイリンガール英会話|英語をバイリンガル形式で学びながらリアルな海外生活を疑似体験
「バイリンガール英会話」は、海外に滞在しているちかさんのYouTubeチャンネル。ちかさんの発音がきれいな点とバイリンガル形式を採用している点がおすすめの理由です。
バイリンガル形式とは、英語と日本語の両方で話を展開しているものを指します。英語だけの音声を聞き取れるか不安な人も話の流れを理解しやすく、ディクテーションが初めての人におすすめの形式です。
またこのチャンネルには、ショッピングや接客などのシーン別に使える表現や、フレーズの使い分け方など、さまざまなテーマの動画があります。すぐに役に立つものばかりと評判で、筆者は特に、ウィル・スミスさんとお寿司を食べる動画が楽しいのでおすすめです。
このチャンネルを運営しているちかさんは、小学校1年生のときに親の仕事の都合でアメリカに渡り、ワシントン大学を卒業するまでの16年間をシアトルで過ごした帰国子女。
とても魅力的な女性である上に、動画自体も面白いため、楽しみながら英語学習ができます。
サマー先生と英会話|スタンフォード大学の語学研究者の美しい発音と解説で学べる
「サマー先生と英会話」は、日本で9年間英会話講師をしていたサマー先生が運営するYouTubeチャンネルです。サマー先生はスタンフォード大学の語学研究者のため、動画の内容は信頼度が高い上、英語ネイティブの音声教材としても使えます。
英語をひたすら聞くというよりは、発音やフレーズに関する日本語の解説がメインの動画も多いのが特徴です。そのため作業をしながら、文字通り「聞き流す」学習により、英語の理屈からしっかり学べます。
「実は”hello”はこう発音する」や「英語のリズムを身に付けよう」など、さまざまな角度から聞き流し学習ができるため、飽きずに学習を進められます。
また「なりきり英語音読」は、中学英語の復習や基礎文法のマスターを目的としている人にもおすすめのコンテンツです。聞き流しをしながら英語の基礎を学べます。
サマー先生は正確かつ美しい英語と日本語を話すため、乱れのない正式な英語に触れられるのが大きなメリット。
また言語学者らしく論理的でありながら、初心者にとっても分かりやすい解説が魅力です。
英語に不慣れな人は、解説が分かりやすい英語教材で知識を習得する必要がある点でも、この動画はおすすめですよ。
ネイティブが実際に使っている英語のフレーズを、楽しく学べるのが特徴のチャンネルです。何年も英語を勉強しても、英語が口から出てこないと悩む人には、活用してみる価値があるでしょう。
ネイティブの発音を通して、質の高い聞き流し学習をしたい人には、サマー先生の動画がぴったりですよ。
ケンドラ・ランゲージ・スクール|目的別の聞き流し学習に使える豊富な音声教材
ケンドラ・ランゲージ・スクールは、よく使われる単語の習得やTOEIC対策など、学習者の学習目的によって、動画が選択できるYouTubeチャンネルです。映像を見なくても内容が理解できるように作られているため、聞き流し学習にはぴったりとなっています。
「聞き流し学習をやってみたい人」を想定した動画教材であり、初心者なら触れておきたいフレーズをピンポイントで学習可能です。内容も実践的で、「このシチュエーションではこう言うのか」と、英会話で役立つフレーズの勉強にもなります。
英語の後に日本語が流れるバイリンガル形式で、同じフレーズが男女それぞれの声で繰り返し流れる、記憶に残りやすい構成です。
特徴は、1本の動画が3時間以上と、長時間のものが多いこと。そのため料理や掃除など、別の作業に取り組みながら流すのがおすすめです。途中で新しい動画に変更する手間も少なくて済みます。
初心者向けの速度の動画も多いため、リスニングが苦手な人でも安心して学習を進められます。慣れてきたら速度を上げていくと、段階的なレベルアップを図れるでしょう。中学英語を学べるため英語を基礎から身に付けたい人にもおすすめです。
豊富なテーマのなかから目的に合った学習ができるケンドラ・ランゲージ・スクールの動画は、初心者の聞き流し学習に活用できますよ。
以上、聞き流し学習におすすめの動画を紹介しましたが、先述した通り、大切なのは意識的に聞き取ろうとする姿勢です。
雑音としてただ流すだけではなく、初心者は最初に字幕・スクリプトの内容を把握してから、意味や音を確認するつもりで視聴しましょう。
慣れてきたらいきなり聞いてみて、どれくらい聞き取れるか確認し、苦手な箇所を聞き取れるまで練習するのがおすすめです。徐々に動画自体の難易度も上げて、自分のレベルに合った負荷をかけていくと、適切な学習ができますよ。
英語の聞き流し学習の効果が気になる人からよくある質問と回答
ここでは、英語の聞き流し学習に効果があるのか気になる人から、よくある質問と回答を紹介します。
Q:英語の聞き流しにおすすめのアプリはある?
スタディサプリEnglishは、英語の聞き流しを5分から行えるため通勤中や仕事の休憩中など、スキマ時間を活用した学習に適しています。シチュエーション別に学べるのもおすすめのポイントです。
また海外のプレゼンを聞けるアプリTEDも聞き流しに適しています。動画をダウンロードすれば、オフラインでも場所を選ばずに聞き流し学習ができますよ。
Q:子供に英語の聞き流し学習をさせたいので効果的なやり方を教えてほしい
子供への聞き流し学習は、まず嫌がらずに音声を聞いてくれるかがポイントです。興味のあるものとリンクさせるとよいでしょう。本人の好きな画像や、聞き覚えがある歌の英語バージョンなどを活用すれば、嫌がらずに聞いてくれますよ。